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僕らがダンブッラで泊まったホテル、ヘリタンス・カンダラマのご紹介。
ここは、スリランカを代表する建築家、ジェフリー・バワの作品。どのぐらい代表するかというと、スリランカの国会議事堂のデザインを依頼されるぐらい。
ただ、彼の作品の特色はトロピカル・モダニズムと言われるそうで、ビーチのリゾートホテルを多く手がけている。
東京にも間もなく開業する高級ホテルチェーン、アマン・リゾートの創始者エイドリアン・ゼッカもバワ信者だ。

バワはビーチ系が好きで、このヘリタンス・カンダラマが唯一の山のリゾートだという。そうは言ってもやっぱり目の前が湖なので、よほど水辺が好きなのだろう(自らヘリコプターでこの辺を飛び回って、建設地を選んだそうだ)。

トロピカル・モダニズムというのは僕のような建築の素人にも分かり易い表現で、建物じたいはモノトーンで直線的な、シャープなデザインながら、それが南国リゾートの雰囲気に溶け込んでいる。

廊下のあちこちに椅子が置かれ、そこから絵画を眺めるように、自然を眺める。
通路はすべて吹き抜けで、外の空気が流れ込む。
これだけすぐ近くに木が茂っていながら、廊下には葉っぱ一枚たりとも落ちていない。単にデザインが優れるだけでなく、それを維持・運営していくところまで、美意識が徹底している。デザインはバワの功績だとして、その美しさを保ち続けているスタッフも天晴れ。

庭に降りてきて、建物を見上げると、この建物が文字通り「自然と一体化」していることがわかる。

庭。このホテルは「外から見られる」ことよりも「中から外を見る」ことを意識している、とホテルのウェブサイトに書いてある。この中庭に人が出て来ることはあまり想定していないようで、1階のエレベータを降りてからこの庭に出て来るまでの道は全然整備されてなくて、あれ、なんかこのホテルらしくないな?と思った。

この辺なんかもうほとんど木々に覆い尽くされている。
そういえば、この木を伝って猿が現れるようだ。
1階には部屋をつくらず、できるだけ柱だけの構造にしているのは、野生動物の通路と、雨が湖に流れ込む道を塞がないためだとか。

4階に戻ってきた。今出ていた庭とは反対側の庭はかなり木が生い茂っているので、ちょっと出てみようという気にはならない。

自然に溶け込んだホテルなんて世界にいくらでもあるだろうけど、それらはたいてい自然の中にぽつんと小規模な建物があるイメージだ。ところがこのヘリタンス・カンダラマは、建物の端から端までが1キロ近くにも及ぶという超大型ホテルだ。これだけ巨大な建築物を自然に溶け込ませるという試みは、ホテルに限らなくても世界にあまりないと思う。

こうやって一通り見てから部屋へ戻って来ると、部屋の窓からの眺めが、やっと理解できる。

このバルコニーでゆっくりコーヒーでも飲んで休憩したかったところだが、タイムアップ。
これから約4時間のドライブでコロンボに戻り、そのままスリランカを発たねばならない。
名残惜しみつつ。結局3つあるというプールは、フロントデスクにいちばん近いここしか発見できなかった。

日本人のスリランカ旅行は、各世界遺産を半日から1日で回る弾丸ツアーになりがちだと思うので、このホテルを充分に堪能はできないと思う。という意味で、町から遠く離れて、行き来の時間がかかるこのホテルをお薦めするかは、ここに泊まること自体を目的にしてもいいというぐらいの思いがなければ微妙かも。僕は、泊まってよかった。

ここは、スリランカを代表する建築家、ジェフリー・バワの作品。どのぐらい代表するかというと、スリランカの国会議事堂のデザインを依頼されるぐらい。
ただ、彼の作品の特色はトロピカル・モダニズムと言われるそうで、ビーチのリゾートホテルを多く手がけている。
東京にも間もなく開業する高級ホテルチェーン、アマン・リゾートの創始者エイドリアン・ゼッカもバワ信者だ。

バワはビーチ系が好きで、このヘリタンス・カンダラマが唯一の山のリゾートだという。そうは言ってもやっぱり目の前が湖なので、よほど水辺が好きなのだろう(自らヘリコプターでこの辺を飛び回って、建設地を選んだそうだ)。

トロピカル・モダニズムというのは僕のような建築の素人にも分かり易い表現で、建物じたいはモノトーンで直線的な、シャープなデザインながら、それが南国リゾートの雰囲気に溶け込んでいる。

廊下のあちこちに椅子が置かれ、そこから絵画を眺めるように、自然を眺める。
通路はすべて吹き抜けで、外の空気が流れ込む。
これだけすぐ近くに木が茂っていながら、廊下には葉っぱ一枚たりとも落ちていない。単にデザインが優れるだけでなく、それを維持・運営していくところまで、美意識が徹底している。デザインはバワの功績だとして、その美しさを保ち続けているスタッフも天晴れ。

庭に降りてきて、建物を見上げると、この建物が文字通り「自然と一体化」していることがわかる。

庭。このホテルは「外から見られる」ことよりも「中から外を見る」ことを意識している、とホテルのウェブサイトに書いてある。この中庭に人が出て来ることはあまり想定していないようで、1階のエレベータを降りてからこの庭に出て来るまでの道は全然整備されてなくて、あれ、なんかこのホテルらしくないな?と思った。

この辺なんかもうほとんど木々に覆い尽くされている。
そういえば、この木を伝って猿が現れるようだ。
1階には部屋をつくらず、できるだけ柱だけの構造にしているのは、野生動物の通路と、雨が湖に流れ込む道を塞がないためだとか。

4階に戻ってきた。今出ていた庭とは反対側の庭はかなり木が生い茂っているので、ちょっと出てみようという気にはならない。

自然に溶け込んだホテルなんて世界にいくらでもあるだろうけど、それらはたいてい自然の中にぽつんと小規模な建物があるイメージだ。ところがこのヘリタンス・カンダラマは、建物の端から端までが1キロ近くにも及ぶという超大型ホテルだ。これだけ巨大な建築物を自然に溶け込ませるという試みは、ホテルに限らなくても世界にあまりないと思う。

こうやって一通り見てから部屋へ戻って来ると、部屋の窓からの眺めが、やっと理解できる。

このバルコニーでゆっくりコーヒーでも飲んで休憩したかったところだが、タイムアップ。
これから約4時間のドライブでコロンボに戻り、そのままスリランカを発たねばならない。
名残惜しみつつ。結局3つあるというプールは、フロントデスクにいちばん近いここしか発見できなかった。

日本人のスリランカ旅行は、各世界遺産を半日から1日で回る弾丸ツアーになりがちだと思うので、このホテルを充分に堪能はできないと思う。という意味で、町から遠く離れて、行き来の時間がかかるこのホテルをお薦めするかは、ここに泊まること自体を目的にしてもいいというぐらいの思いがなければ微妙かも。僕は、泊まってよかった。





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この記事へのコメント
hungrykazさん、こんばんは~♪
自然と共存し、一体化した素敵な南国リゾートホテルですね!!
私も南国でジャングルな感じが大好きです(笑)
物価の安い東南アジアを旅行するときは、可能な限り高級ホテルをセレクトしていま~す♪
高級ホテルはゆっくり滞在して満喫したいのですが
日数が取れないのでいつも弾丸でもったいないとは思いますが、自分へのご褒美☆として贅沢しちゃいま~す!!
また来月、家族が再びスリランカへ旅行に出かけるそうです。今度はヌワラエリヤの辺りに行くそうですよ。
ちなみにヤーラ国立公園はコロンボから車で8時間もかかるそうなので、今回もパスするそうです。
自然と共存し、一体化した素敵な南国リゾートホテルですね!!
私も南国でジャングルな感じが大好きです(笑)
物価の安い東南アジアを旅行するときは、可能な限り高級ホテルをセレクトしていま~す♪
高級ホテルはゆっくり滞在して満喫したいのですが
日数が取れないのでいつも弾丸でもったいないとは思いますが、自分へのご褒美☆として贅沢しちゃいま~す!!
また来月、家族が再びスリランカへ旅行に出かけるそうです。今度はヌワラエリヤの辺りに行くそうですよ。
ちなみにヤーラ国立公園はコロンボから車で8時間もかかるそうなので、今回もパスするそうです。
2014/05/04(日) 19:32 | URL | 食いしん坊たーりん #-[編集]
たーりんさま こんにちは!
> 自然と共存し、一体化した素敵な南国リゾートホテルですね!!
> 私も南国でジャングルな感じが大好きです(笑)
このホテルは、ジャングルと呼ぶにはちょっと上品な感じなんですよね。森までもが整然としてるというか。別に自然に手を入れてるわけではないはずですが、何となくそんな印象を受けました。
> 物価の安い東南アジアを旅行するときは、可能な限り高級ホテルをセレクトしていま~す♪
そうそう、そうですよね。1万円前後で十分高級なところに泊まれますからね。
> また来月、家族が再びスリランカへ旅行に出かけるそうです。今度はヌワラエリヤの辺りに行くそうですよ。
ありゃ。よほど気に入られましたか。
ヌワラエリヤは僕は個人的にはそんなにそそられないんですが... 植民地支配した宗主国側に、どうしてもネガティブな感情をもってしまうからかな?
> ちなみにヤーラ国立公園はコロンボから車で8時間もかかるそうなので、今回もパスするそうです。
スリランカの旅はどうしても車メインになっちゃいますからね。僕もガイドに、トリンコマリーとか遠いところへは国内線の飛行機で行くんでしょ?って聞いたら、いや、ダンブッラからならたった100キロだよ、とか言ってあくまでも車で行く気でした(笑)
> 自然と共存し、一体化した素敵な南国リゾートホテルですね!!
> 私も南国でジャングルな感じが大好きです(笑)
このホテルは、ジャングルと呼ぶにはちょっと上品な感じなんですよね。森までもが整然としてるというか。別に自然に手を入れてるわけではないはずですが、何となくそんな印象を受けました。
> 物価の安い東南アジアを旅行するときは、可能な限り高級ホテルをセレクトしていま~す♪
そうそう、そうですよね。1万円前後で十分高級なところに泊まれますからね。
> また来月、家族が再びスリランカへ旅行に出かけるそうです。今度はヌワラエリヤの辺りに行くそうですよ。
ありゃ。よほど気に入られましたか。
ヌワラエリヤは僕は個人的にはそんなにそそられないんですが... 植民地支配した宗主国側に、どうしてもネガティブな感情をもってしまうからかな?
> ちなみにヤーラ国立公園はコロンボから車で8時間もかかるそうなので、今回もパスするそうです。
スリランカの旅はどうしても車メインになっちゃいますからね。僕もガイドに、トリンコマリーとか遠いところへは国内線の飛行機で行くんでしょ?って聞いたら、いや、ダンブッラからならたった100キロだよ、とか言ってあくまでも車で行く気でした(笑)
2014/05/05(月) 09:16 | URL | hungrykaz #-[編集]