hungry travelog
美しい海。うまいメシ。豪華なホテル。アジア方面の旅の記録。
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ミャンマー、ヤンゴンから車で1時間弱のチャウタンという小さな町。
わざわざここまでやってきたのは、この水中寺院、イェレー・パヤーを訪れるためだ。
川の真ん中に建つ、船でしか行けない寺院なんて、外国人観光客でいっぱいの観光地だろうと思っていたのだが、実際に来てみたらミャンマー人ばっかり。単なる物珍しい観光地ではなく、ちゃんと信仰の対象になってる「生きた寺院」だ。

DSC_0764011.jpg


ボート乗り場へ。ミャンマー人は屋根のないボート、外国人は屋根付きのボート、と決められている(たぶん、料金が違うので区別しやすくするため)。
ものの2〜3分で、船は寺に到着。上陸して、階段を登るとすぐに境内。狭い中に人がひしめき合う。
メインの仏塔は残念ながら修復中だが、それを差し引いても、かなり小ぢんまりした寺で、ちょっと拍子抜け。

DSC_0796017.jpg


こちらがたぶん、ご本尊。祈りを捧げる人々で、足の踏み場もないぐらいだ。もっとも、真面目に祈る人々ばかりでもなく、写メを撮ってる人の姿もかなり目立つ。見た目では区別がつかないので分からないが、タイからの観光客が多いというので、スマホとか持ってる人はタイ人なのかも。

DSC_0772012.jpg


このお寺の前身は、紀元前にまで遡るという。
仏歴215年というから、西洋の暦で言うと紀元前3世紀頃、時の王様がこのお寺の前身を建てた。その後、10代目の王様の時代に、スリランカの王様から仏陀の髪の毛などの贈り物を受け取った。それらはこの寺院に祀られ、この宝物が水害から護られ、この寺を維持・管理する者にはご利益があるよう、願が掛けられた。

DSC_0790015.jpg


実際には、その王国の滅亡とともに寺も忘れ去られ、遺跡となっていた。
1909年に、このお寺の夢を見たというミャンマー人が、寺の跡を発見。それは、現在の位置、すなわち川の真ん中の中州だったという。祀られた宝物が水害から護られるように、という願掛けが効いていたかのように、このお寺の跡地だけは川底に沈まずに中州として残っていたわけだ。

1989年には、ミャンマー(当時ビルマ)で全国的な仏教遺跡修復キャンペーンが行われたそうで、それから10年がかりでこのイェレー・パヤーもコンクリートの強固な土台が造られ、建物も全面的に修復されたという。

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ヤンゴン近郊の人にとっては、ちょっとした日帰り旅行の行き先として人気があるそうで、境内では大荷物を抱えた集団が、みんなで昼飯を食っていたりする。寺の境内に弁当を持ち込んで、勝手に陣取って食い始めるというのは、なかなか日本の寺では見られない光景だが、たぶん何十年か、百年か前なら日本でもこんな感じだったのではないだろうか。

写真手前、カラフルな布を頭に巻いているのは、モン族の人たち。この寺の前身が建立された時代から、この土地に住む人々だ(中国雲南省、タイ北部、ラオスあたりのミャオ族系モン族とは名前は同じだが別民族。こっちのモン族はミャンマー中心)。

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まあさすがに川の中州なので、小さな境内は15分もあれば見終わってしまう。あんまりさっさと帰ってしまうのも勿体ないのでわざとぼんやり人の様子を見てたりするが、それでも滞在時間は30分が限界だ。
帰りはまたボートに揺られていく。乗船券は往復になっていて、往路は船の番号が決められていたようだが、復路は来た船どれに乗ってもいい。と、ガイドは言っていたのだが、ミャンマー人ガイドの彼でさえ、何人もの船頭にどの船に乗ったらいいか聞き回っていた(笑)。

DSC_0800019.jpg


こちらがミャンマー人ガイド君。実は内勤メインで、忙しい時期だけガイドとしても登場するんだとか。でもきちんとした日本語が話せるし、彼は何よりも読み書きができる(日本語でメールのやりとりができる)のが凄い。ってこのサイトも読まれる可能性が...

DSC_0805020.jpg


ちなみにタイのお寺も、ミャンマーのお寺も、日本で紹介されているのはほとんどがその略称で、このイェレー・パヤーも英語表記はKyaik Hmaw Ye Lai Pagodaとなっている。実は"Ya Lai"とは水中(水上)を意味するので単にイェレー・パヤーと言うと、「どの?」と返されてしまう可能性がある。
ミャンマーには6大イェレー・パヤーがあるそうで、インレー湖のやつ(ファウンドーウー・パヤー)も、もちろんその一つだそうだ。
(イェレー・パヤー関連ネタ元)


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コメント
この記事へのコメント
水中寺院&スリランカ
hungrykazさん、こんにちは〜♪

ブログUPされていたので、訪問させていただきました☆

弾丸ツアーなので、ヤンゴン市内の一部しか見れなかったのですが、ヤンゴン郊外にも見どころな水中寺院があるんですね!! 写真がとっても綺麗で行きたくなっちゃいます。

寺院の歴史であるとか説明が詳しく表現が上手で勉強になりました。

ミャンマーはスリランカに似ていますよね〜♪ 私は約10年前、確か2000年にお一人様でスリランカ8日間ツアーに参加しました。スリランカ航空乗りましが、日本人は皆、モルディブで降りちゃいました。トランジット使用出来ず、係員が掃除している機内で1時間位待たされ、コロンボに向かいました。当時は民族紛争が激しく、たまたま渡航延期解除されたので直ぐに申し込みました。
仏歯寺、石窟寺院、シギリヤロック、象の孤児院、ヌワラエリヤの紅茶等、自然と世界遺産の宝庫で魅力的な国ですよね!! 大好きで〜す♡
懐かしい気持ちでブログを拝見させていただきました♪
ありがとうございました☆
2014/01/18(土) 14:47 | URL | たーりん #-[編集]
Re: 水中寺院&スリランカ
たーりんさま こんにちは。
ご訪問ありがとうございます〜
ヤンゴンを観光するのは3回目なのでいいかげん見るところがなくて、行ってきました。普通こういう時はバゴーという、もう少し遠いところへ1日観光に行くのが定番みたいですけどね。

寺の歴史とかは、あとづけで、自分の備忘録や、自分が理解を深めるためもあって書いています。調べてるうちに、ああ、そういえばガイドがそんなこと言ってたっけ、とようやく理解できたりします(笑)

へ〜内戦時代にスリランカですか。
確かにミャンマーと雰囲気が似てますよね。こちらのブログでは更新状態がとても中途半端でお恥ずかしい限りですが... 徐々にスリランカ編もアップしていきますので引き続きよろしくお願いします。
2014/01/19(日) 11:00 | URL | hungrykaz #-[編集]
ヤンゴンも良いお天気だったのですね?マンダレーも滞在中ずっと天気が良かったです。やはりミャンマーの観光はこの時期に限りますよね~、朝晩は寒いですけど。

ヤンゴンの観光は中途半端に終わっているので、まだまだ見なきゃいけない所が多く、次回の楽しみに取ってあります。

ミャンマーのモン族とタイ周辺のモン族は別だったのですね?深いですね~・・・
GWはベトナムのサパへ山岳民族に出会いに行こうかと思っておりまする~

chempakaでした!
2014/01/21(火) 00:21 | URL | chempaka #-[編集]
おぉ、東洋のモンサンミッシェル!!
と思いきや...雑踏感はアジアそのものですね~(笑)!!
でも、ご本尊の立派な雰囲気は、さすがミャンマーですね~。

↓前の記事の、ソフトシェルクラブが、すごくおいしそ~♪
2014/01/25(土) 08:54 | URL | キュウ親 #-[編集]
Re: タイトルなし
Chempakaさま 毎度です!
そうですね、天気がいいのが何よりです。写真写りも全然違うし。

そうですか、ヤンゴンもそれなりに変な見所があって面白いので、ぜひ。またまた中途半端な状態で更新が泊まってますが(笑)、僕の2回目のミャンマー渡航ではけっこうヤンゴンのマニアックなところに行けて面白かったです。

> ミャンマーのモン族とタイ周辺のモン族は別だったのですね?深いですね~・・・

Wikipedia情報ですが、まったく別の民族なんだそうですよ。僕も知らなかったです。派手な色の魅惑的なデザインの布を頭に巻いてるあたりとか、同じじゃないの?とも思えるのですが...

最近仕事の忙しさが半端じゃなく、ゴールデンウィークにはまだ思いが至りません。できたら3月に近場でいいからどこか行きたいんですけどね。僕はやっぱり海系がいいなあ〜
2014/01/25(土) 15:27 | URL | hungrykaz #-[編集]
Re: タイトルなし
キュウ親さま 毎度です。

> おぉ、東洋のモンサンミッシェル!!

という記述はどこかでも見たのですが、だいぶ違うと思います(笑)
もう本当に庶民のためのお寺という感じで、まあそれはそれで面白かったです。

> ↓前の記事の、ソフトシェルクラブが、すごくおいしそ~♪

うまかったです!夢中になって食いました。甲羅の部分は、あれ、カニって丸ごと食って大丈夫なんだっけ?とちょっと不安に思いつつ...
2014/01/25(土) 15:35 | URL | hungrykaz #-[編集]
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