hungry travelog
美しい海。うまいメシ。豪華なホテル。アジア方面の旅の記録。
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メキシコ2日目。ホテルの重厚なロビーを通ってレストランへ。
朝食はブッフェではなくコンチネンタルとかアメリカンとかのセットを選ぶ方式だが、そのメニューに「メキシカン」なんてのがあったので、迷わずこれをオーダー。まずはコーヒーとフルーツの盛り合わせとパンが来て、続いて恭しく運ばれてきたのが、これw

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30センチぐらいの大皿に、まず一面にアボカドソース。その上にトルティーヤチップスを敷き詰め、たっぷりとチーズをかける。そしてその上に、あまりにも巨大で折りたたんで乗っかってるステーキ。おそらくこれは、僕の今までの人生でいちばん「濃い」朝食だ。頑張ったが、半分ぐらいでリタイア。量が多いというのもあるが、同じ味で飽きる。どうしてこうメキシコ料理ってのは何でも同じ味つけなのかw

さて、今日は世界遺産の町プエブラへのツアー。
ホテルのロビーに迎えが来て、まずバンに乗り込む。その後何カ所か回って客をピックアップ。さあやっと出発か、と思ったら、着いたのは旅行会社の事務所。いったんここで降ろされ、ツアーの行き先ごとに順番に呼ばれる。ようやく僕が呼ばれたら自分一人だけだったのでラッキー!と思ったら、5分ぐらいで降ろされ、そこに待っていた車に乗れという。いったい何回乗り換えるんだ!w しかも乗り換えたバンは既にほぼ満席で、ものすごく横幅の広い親子が3人がけのところ既に2.5人分を占拠している横に、尻が半分はみ出した状態で座らされる。これは辛い。。

まあ幸い途中でこまめに休憩してくれるし、最初の目的地チョルーラまでは2時間弱のドライブなので、どうにか耐えた。
駐車場で車を降りると、いきなり目に入ってきたのがボラドーレスの儀式!30メートル以上の棒のてっぺんに人が座り、その周りを逆さ吊りにされた4人がぐるぐる回りながら、少しずつ降りてくる。もともとはメキシコ西岸ベラクルス州の伝統的な宗教行事だったが、今はあちこちの観光地で見られるらしい。
しかしここでは誰も見てない...

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チョルーラは、紀元前から栄えた町。最盛期の5世紀から8世紀頃にかけて巨大ピラミッドが建造された。底辺440メートル、容積300万立方メートル。と言われてもぴんと来ないが、エジプト・ギザの大ピラミッドが底辺230メートル、容積235万立方メートルと聞けば、とにかく巨大だということはわかる。もちろん、現存すれば世界最大のピラミッドだ。
で、これがまたまた恒例で、1519年に侵略してきたスペイン人が住民を大虐殺し、ピラミッド(トラチウアルテペトル神殿)を破壊し、その「丘」の頂上にカトリックの教会を建てた。今ではすっかり「丘」なのだが、その中にはピラミッドが眠っていて、地下通路があったり、一部が復元されたりしている。
「丘」を登ると、たいした坂でもないのにけっこう息苦しくて、ここが2200メートル級の高地だということを実感する。

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「丘」の頂上からは町が一望できる。カラフルな石造りの建物が建ち並ぶ、かわいらしい町だ。
世界遺産の登録名は「Historic Centre of Puebla」で隣町のプエブラが主役だが、実際にはこのチョルーラとプエブラがあわせて登録されている。

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このツアーは見事にスペイン語圏の参加者ばかりで、英語メインなのは、僕と1人旅のアメリカ人だけ。なので必然的にアメリカ人と仲良くなる。ガイドもどうしてもスペイン語メインになりがちなので、このアメリカ人がスペイン語もちょっとだけ分かると言って、何かと通訳してくれた。H.I.S.のメキシコ支店で申し込んだツアーなので日本人も居るだろうと思ってたんだけど、結局H.I.S.も現地のツアー会社に発注してるだけのようだ。

イランに行って初めて、イランというのはあの地域の先進国なのだということが実感できたが、ここメキシコも、ラテンアメリカの先進国なのだということを、このツアーで実感した。エルサルバドルとかコロンビアとかの人にとっては、超先進国アメリカよりも、言葉も通じるし、ほどほどの先進国であるメキシコのほうが居心地がいいのだろう。
しかし、こうやって初対面の外国人同士がいきなり会話できるのは、羨ましい。今までは英語さえできればその輪に加われると思い込んでいたが、スペイン語圏では見事にその目論見を外され、「こりゃあスペイン語と中国語ぐらいはしゃべれるようにならないとヤバイぞ」という思いが芽生えた。で、帰国後、ロゼッタストーンのスペイン語版を購入w

ガイドも一応気にしてくれて、何かと僕には個人的に呼びかけてくれる。最初のうちはちゃんと「カズユキ」と名前を呼べていたのだが、いつの間にか「カズユコ」に変わってしまった。訂正するタイミングもなかったのでそのまま放置したw

チョルーラ観光は早々に切り上げ、すぐ隣の町、プエブラへ。
まずはメシ。名物料理のコース。トルティーヤとアボカドとチーズというコテコテのメキシコ料理とはちょっと違うのが色々出てきて目新しい。このモレというのはプエブラの郷土料理だそうで、やわらかいチキンに、超濃厚ソースがかかったもの。フルーツやゴマやチリとチョコレートを煮込んだというソース。チョコレートやらフルーツやらと聞くとちょっとゲテモノを想像するが、普通に美味い。コクがある、というレベルではなく、コクそのもの、みたいな。

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食後は「天使の町」プエブラ旧市街を散策。
紀元前から栄えたチョルーラとは違って、プエブラは16世紀に築かれた町。修道士の夢に天使が現れて、ここに町をつくるようお告げがあったことから、「天使の町」と呼ばれた。教会にも、あちこちに天使の姿が。町の正式名称もかつてはPuebla de Los Angeles、ずばり天使の町だった。その後町の正式名称はPuebla de Zaragozaに変わった。1862年に軍事侵攻してきた、当時最強と言われたフランス軍を、独立後まもないメキシコ軍がこのプエブラで撃退した。そのときメキシコ軍を率いたのがイグナシオ・サラゴサ将軍だったので、その英雄の名前を町の名前に冠した。サラゴサさんは旧500ペソ紙幣の肖像画にも使われている(裏面はプエブラのカテドラル)。

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中南米で、メキシコシティに次いで二番目の大きさというだけあって、カテドラルの中は広々としている。壁や天井一面に絵が描かれてたりして結構な装飾なのだが、自然光だけの控えめな明るさなので、うるさく感じない。
設置された時期も製造国も違う巨大なパイプオルガンが3台も置かれている。

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メキシコの古い町はどこも色鮮やかだが、この町の特徴はタイル地で飾られた建物。タラベラ焼きという焼き物が盛んな土地だから、ということだろう。

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大通りにはずらーっと店が並び、道いっぱいに観光客が行き交う。少し横道に逸れても、やっぱり人通りが途絶えることはない。かなりの観光地だ。そういう意味ではたぶん安全な町なのだろう。
メキシコはとにかく治安が悪いと言われる。外務省の海外安全ホームページにも、「治安面では近年非常に悪い状態が続いており」、「治安が回復する兆しは見えていません」などと書かれている。ただ、僕が旅したたった3日だけの経験から言うと、メキシコでは一度も危険な思いも、嫌な思いもしていないし、傍目にもそんな場面は見かけなかった。有名な観光地の表通りばかりを通ってる分には当たり前かもしれないが、逆に言うと普通に観光に出かける分には全然気にするレベルではない、という気がする。

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ソカロ(広場)の前にはこんなお洒落なカフェが建ち並ぶ。
ツアー同行者には随分動きのゆっくりした年配者も混じっていたので、とにかく全体の動きが遅い。夕方5時頃にはもうメキシコシティに帰っている予定だったのだが、まだまだその時間にはプエブラでぶらぶら。まあ結果としてはゆっくり観光できたので良しとしよう。

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しかしここから帰り道がまた辛い。尻が半分しかシートに乗ってない状態で2時間のドライブ。変な姿勢なので背中や、肩のあたりまで痛くなってくる。何とかムリにでも寝てしまおうと努力して、はっと気づいたらもうメキシコシティの中心部だった。
僕のホテルがいちばん中心部に近かったので最初に車を降りる。ずっと世話を焼いてくれたアメリカ人が降りてきて、握手をして別れの挨拶。すると、道中一度も言葉を交わさなかったメキシコ人とかも手を差し出してきて別れの握手。やっぱり、見慣れない東洋人が一人だけ混じってると、なにげに注目されてた模様w
さて、明日はとうとう、この世界一周の旅の実質最終日だ。


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コメント
この記事へのコメント
こんにちは♪
前のコメントの御返事に治安もそれほどでも、
と感じられたとのことで、
またメキシコ行ってみたくなって来ました。

前回は一部とかを、
レンタカーとか借りてドライブしたんですが、
さすがにそういうのはやめたほうがよさそうですね。

あと一人旅はさすがに安全面で厳しそうなので、
相方をなんとか説得しないとです^^;

ボラドーレス、
イッテQとかでもとりあげられていましたが、
観光用に各地で見れるのは良いですね。

それにしても、
濃厚ソースのチキン!
これかなり気になります!
チョコレートも入っているってことで、
味が想像出来ません…。
うーん、食べてみたいですっ!
塩気はありましたか??

では♪
2013/03/03(日) 17:08 | URL | ぽっつ #-[編集]
Re: こんにちは♪
ぽっつさま こんばんは!

> 前のコメントの御返事に治安もそれほどでも、
> と感じられたとのことで、
> またメキシコ行ってみたくなって来ました。

そうですね、あまり無責任なことは言ってはいけませんが、自分の経験だけから言えば、メキシコは心配に及ばないと思いました。少なくともチュニジアよりはずっと安全だと思います。って比較になってませんがw

> 前回は一部とかを、
> レンタカーとか借りてドライブしたんですが、
> さすがにそういうのはやめたほうがよさそうですね。

流しのタクシーに乗ると、交差点で止まってるときとかに、運転手とグルの強盗が乗り込んできて(運転手もびびるフリをする)、金を巻き上げられる、という話を複数箇所で目にしました。そういう意味では混載ツアーって安心かもしれませんね。

> あと一人旅はさすがに安全面で厳しそうなので、
> 相方をなんとか説得しないとです^^;

古代文明とか遺跡に興味のある方だったら文句なしでしょうけどね。
食い物で釣るのは厳しいのでw、ビーチリゾート行こうよ!って言ってカンクン行っちゃうとか?

> ボラドーレス、
> イッテQとかでもとりあげられていましたが、
> 観光用に各地で見れるのは良いですね。

それにしても、誰も見てなくて、悲哀を感じました。本当は僕はちょっと興味があってもうちょっと間近で見たかったんですが、本当に誰も周りで見てなくて、4人から寄ってたかってチップをせびられたんじゃたまらんと思って、遠目に見てました。

> それにしても、
> 濃厚ソースのチキン!
> これかなり気になります!
> チョコレートも入っているってことで、
> 味が想像出来ません…。
> うーん、食べてみたいですっ!
> 塩気はありましたか??

塩気はないです。野菜や果物を煮込んでカレーのようになったのを、さらに煮込んでドロドロの濃いやつにして、そこに唐辛子とかでアクセントをつけ、チョコレートでコクを追加した感じ?説明になってませんか?w
とにかく濃いのでソースを随分残してしまいましたが、普通においしく食えました。一緒に食ったアメリカ人も、これは美味いと言ってました。まあアメリカ人の味覚は参考にならないか。。
2013/03/04(月) 23:34 | URL | hungrykaz #-[編集]
こんにちは。
メキシカンな朝食とモーレの料理。まさにメキシコですね(笑)。私もモーレは嫌いじゃないです。あのコクはなんともいえません。

私もたまに朝食をレストランで頂くのですが、メキシカンブレックファーストを選んでいるメキシコ人をみたことありません。っていうか朝からこんなにボリュームのあるものを食べているメキシコ人なんていませんよね、きっと。

それにしても朝からそのお肉はすごいです。私が頂いたメキシカンな朝食はまだまだボリュームないほうだったのかもと思ってしまいました。


プエブラやチョルーラも美しい町ですよね。何度か行きましたが、私も治安はそんなに悪くない気がしています。もちろん深夜や人通りが少ない所は気をつけないといけないでしょうけど。

hungrykazさまの色鮮やかな写真をみると、私のプエブラで撮った写真が地味~に見えて、再訪したくなりました。





2013/03/07(木) 03:10 | URL | arty #-[編集]
Re: タイトルなし
artyさま こんにちは!

> こんにちは。
> メキシカンな朝食とモーレの料理。まさにメキシコですね(笑)。私もモーレは嫌いじゃないです。あのコクはなんともいえません。

年に一度食うぐらいだと、いいですねw 別に、決してまずいものではなく、僕もどちらかと言えば好きな味ではありますが、どうしてもこういう微妙な表現になってしまいますw

> 私もたまに朝食をレストランで頂くのですが、メキシカンブレックファーストを選んでいるメキシコ人をみたことありません。っていうか朝からこんなにボリュームのあるものを食べているメキシコ人なんていませんよね、きっと。
> それにしても朝からそのお肉はすごいです。私が頂いたメキシカンな朝食はまだまだボリュームないほうだったのかもと思ってしまいました。

いやー高級ホテルなのに朝から肉出されちゃって参ったよ〜 とこの日のツアーで仲良くなったアメリカ人に話したら、「いや、まあ、アメリカ人も普通に朝から肉食うけどね」とサラリと流されてしまいましたw まったくあいつらは。。

> プエブラやチョルーラも美しい町ですよね。何度か行きましたが、私も治安はそんなに悪くない気がしています。もちろん深夜や人通りが少ない所は気をつけないといけないでしょうけど。

国全体としてみれば凶悪犯罪が多い危険な国ですが、ぶらぶら町歩きをしていて、身の危険を感じることは少なかった、というのが実感ですね。チュニジアあたりでは、あいつカモってやろうという視線を常時感じて、いつも緊張してました。実は旅先で楽しいと感じるかどうかは、ここの差が大きいかもしれません。全然緊張させられることのなかったイラン、UAE、メキシコの印象がすごく良く残ってます。

> hungrykazさまの色鮮やかな写真をみると、私のプエブラで撮った写真が地味~に見えて、再訪したくなりました。

まあ、そこは、何百枚の中からいい写真をセレクトしてご紹介してる、ということで。
でも同じ旅先に行った他の人の写真を見て、「あ、こんなとこ行ってない」とか「こんな構図がアリなのか!」なんて発見をしてしまうと、旅心を刺激されますよねw
2013/03/09(土) 10:07 | URL | hungrykaz #-[編集]
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