hungry travelog
美しい海。うまいメシ。豪華なホテル。アジア方面の旅の記録。
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日本人ガイドさんと待ち合わせて人類学博物館へ。ここ旧市街から新市街を通り抜けた向こう側にある。距離はたいしたことないが、渋滞都市メキシコの、渋滞が激しいエリアなので行きはまだしも帰りは2時間かかるかも、と言われるw

人類学博物館というのは要は考古学、すなわち遺跡からの出土品と、民俗学、すなわち伝統工芸品などの展示をあわせたもの。
僕はどうも「遺跡」にはあまり興味を示せず、それよりは(たとえ歴史的な価値は低くても)現役の建物のほうがずっと面白いと感じてしまう。石コロを見て1000年前を想像するよりも、いま人々が生活する場面を眺めるほうが楽しい、というか。まあこれは単に人ぞれぞれの好みだ。
で、何でこんな僕が人類学博物館に惹かれたかというと、正直言ってよくわからない。旅行前の情報収集で、メキシコシティに行ったらここを見なきゃダメだよ的なことを書いてる旅行ブログが多くて何となく刷り込まれてしまった、それだけかもしれない。

博物館に向かう車の中でもガイドさんに「どのあたりを中心に見たいですか?」と聞かれ、素直に「いや、遺跡とかあんまり興味ないんですけど。。」と言っちゃったので引かれてしまったw じゃ、まあ、オーソドックスに有名どころを見ましょうか、と。

建物自体が凝った造りで、時代や地域ごとに分けられた展示室の真ん中の広場にあるこの建造物がまず凄い。中央の柱の彫刻とか、そのてっぺんから雨のように水が降り注いでいるところとかが古代の文明観を表現したものだそうだが、この巨大な天井を真ん中の柱一本だけで支えている!という事実に驚愕。日本じゃあり得ない!と思いつつ、メキシコもそこそこ地震の多い国じゃなかったっけ?

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展示室に入る。最初こそ、遺跡発掘現場の地図があったり、古代の人々の暮らしを再現したジオラマがあったり、いわゆる博物館っぽいノリで教科書的というかお勉強チックなのだが、実際の出土品が並び始めると雰囲気が変わる。うわ、なんか楽しい!
「ゆるキャラ」がところ狭しと並ぶ。もちろんそんなのばかりではないのだが、遺跡や歴史に興味のない僕は自然と、見て面白いものばかりに惹かれる。歴史的に重要性の高いまじめな展示を重視するガイドさんとすれ違いがちだw

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この博物館の素晴らしいところは、写真撮影自由。展示のしかたもおおらかで、手を伸ばせば触れてしまうもの多数(触っちゃダメだけど)。
また、メキシコ各地の遺跡で出土した現物をここに持ってきて、現地にはレプリカを置いてある、というパターンが多いらしく、現地に行くよりもこっちに来たほうが「本物」に出会えるらしい。まあ確かにこうやって集中管理したほうが、きちんと手の届いたメンテナンスができるのかもしれない。

DSC05332020.jpg


全体的には「雨乞い」をイメージしたもの:水の神様とか、その神様への生け贄とかいうものと、「生」をイメージしたもの:女性像とかが多い。それぞれの祈りを込めて造られたとか、儀式で使われたとか言われれば、納得できるような品々だ。
ところが、ときどきまったく意味不明のものがある。これは一体何を表現しているのか?

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まあゆるキャラは尽きないが、そんなのばっかりだと思われても困るので、ちゃんとしたのもひとつ。
この博物館の目玉である、アステカの太陽の石。
直径3.75メートル、重さはなんと24トン。メキシコシティの、ちょうど僕が泊まってるホテルのあたりから発掘されたという。こないだ2012年12月21日に世界が滅びるというマヤ文明の予言?が流行ったが、このアステカ・カレンダーもさまざまに解釈され、人類の未来を予言していると言われる。2011年11月24日に人類が滅亡するという解釈もあったそうだ。
まあそういうのはさておき、この石、得も言われぬ迫力を感じる。
中央に描かれる太陽神トナティウが世界の中心」に鎮座し、そこから同心円状に世界が広がる。この土地に自称文明人のスペイン人達がやってきた時、まだコペルニクスは太陽中心説を公表しておらず、ヨーロッパでは天動説が常識だった。
アステカでは高度な天文学が発達していたと一言に言っても、彼らはどうやってそれを知り得て、物凄い労力をかけてこういうものを造り、「神」に生贄を捧げ続けたのか。どうしても短絡的な僕はそこに「地球外の高度な知性」の存在を想像してしまうw

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結局、3時間ほどの解説ツアーでは12室ある1階の展示室のうち4室ぐらいしか見られず、この博物館の巨大さを思い知る。そもそも2階にも展示室が存在することすら気づいてなかったしw、じっくり観るには丸一日あっても足りなさそうだ。
しかし自分1人で観ていたら素通りしてしまいそうな展示、特に見た目の面白くないパネル展示とか年表とかをきちっと解説してもらえたのは良かった。このツアー、時間単価はちょっと高いけどお薦めできる。

帰り道はガイドさんの予告通り、10キロもない道を2時間近くかけてホテルへ。ちょうど時間帯も悪く、混雑する新市街のど真ん中だったとは言え、恐ろしい渋滞都市だ。
ホテルへ帰ると、ちょうど前の広場で何か儀式をやっていた。広場に掲げられた巨大な国旗を朝掲げるときと、夕方しまうとき、毎回こうやって軍人が集まって儀式をやるようだ。

DSC05395018.jpg


翌日はここから2時間ほどの距離にある世界遺産の町プエブラへのツアー。その翌日も地方都市へのツアーなので、メキシコシティが堪能できるのはこの日だけ、ということで夜もホテルの周りをぶらぶら歩いてみるが、意外と夜が早く、閉まってる店が多い。やっぱり歴史地区は観光客向けの店なので昼間勝負なのだろう。


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コメント
この記事へのコメント
こんにちは
hungrykazさま、こちらでははじめましてですよね。こんにちは。

人類学博物館は日本人ガイドさん付個人ツアーだったんですか?それはうらやましいです。私はいつもぼんやり眺めてしまうので、説明してもらえればもっとおもしろいんだろうなと思います。

ここではいつも大きなものとか華やかなものばかり見てしまうので、ゆるキャラさがし(笑)に再訪したいと思ってしまいました。

続きの旅行記も楽しみにしています。
2013/02/25(月) 09:11 | URL | arty #-[編集]
こんばんは
ゆるきゃら!
まさにぴったりでいい表現ですね。
3番目の写真のなんか、
欧米の人がわからないときにする仕草のようで、
かなり面白いですね。

それにしても、
10キロの距離を2時間というはものすごい渋滞具合ですね…。

マヤの遺跡とか十分見ていないので、
メキシコまた行きたいんですが、
いま麻薬マフィアで怖い話ばっかり聞きますが、
治安とかどうでした??

では♪
2013/02/25(月) 23:54 | URL | ぽっつ #-[編集]
Re: こんにちは
> hungrykazさま、こちらでははじめましてですよね。こんにちは。

artyさま こんばんは!ようこそ。

> 人類学博物館は日本人ガイドさん付個人ツアーだったんですか?それはうらやましいです。私はいつもぼんやり眺めてしまうので、説明してもらえればもっとおもしろいんだろうなと思います。

個人ツアーでした。よかったです。まあ個人ツアーだったのはたまたまで、他のお客さんと一緒になることもあるようです。
本当に、一人だったらぜったい足を止めないような、まじめな年表の前でじっくり解説を聞くことができて理解が深まりましたw

> ここではいつも大きなものとか華やかなものばかり見てしまうので、ゆるキャラさがし(笑)に再訪したいと思ってしまいました。

いやあ本当にゆるキャラの宝庫でしたね。恐るべしメキシコ人ですね。それにしても、ああいった品々は誰が何の目的で作ったのか、気になります。

> 続きの旅行記も楽しみにしています。

ありがとうございます。と言っても、この旅ももう終盤です。。
2013/02/26(火) 22:59 | URL | hungrykaz #-[編集]
Re: こんばんは
ぽっつさま こんばんは!

> ゆるきゃら!
> まさにぴったりでいい表現ですね。
> 3番目の写真のなんか、
> 欧米の人がわからないときにする仕草のようで、
> かなり面白いですね。

口がへの字なのもいいでしょ。
本当は、あれは雨乞いとか、雨に関連するポーズだとは思うのですが。

> それにしても、
> 10キロの距離を2時間というはものすごい渋滞具合ですね…。

なぜ?というぐらい動かないんですよね。なんか、あちらでは、そういうわけで、長時間通勤が当たり前なんだとか。

> マヤの遺跡とか十分見ていないので、
> メキシコまた行きたいんですが、
> いま麻薬マフィアで怖い話ばっかり聞きますが、
> 治安とかどうでした??

少なくとも僕が行ったメキシコシティと、いくつかの地方都市では、まったく危ない目には遭いませんでしたし、そういうことを想像させるような出来事もありませんでした。
メキシコシティ中心部なんて、怪しい奴の数よりも警官の数のほうが多いと思います。流しのタクシーには決して乗ってはいけないとか、いくつか「お作法」はあるみたいですけどね。。
個人的にはメキシコの印象はすごく良かったので、また行きたい国リストに載りました。
2013/02/26(火) 23:04 | URL | hungrykaz #-[編集]
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