hungry travelog
美しい海。うまいメシ。豪華なホテル。アジア方面の旅の記録。
≪09月   2017年10月   11月≫
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この旅行はみっちりのスケジュールなので、とにかく体調を崩さないことを第一に、夜更かしをせずによく寝るように気を使った。まあ、その結果として睡眠時間が長くなったというよりは、夜明け前に目覚めるおじいちゃん生活にすっかり慣れてしまったわけだがw、キューバでの2回目の朝も夜明け前に目覚める。
但しこの日はその必要があったからで、今日のツアーは6時半のピックアップだ。

今日はキューバ中部の都市への1泊バスツアー。チェ・ゲバラゆかりの街サンタクララ、2つの世界遺産・シエンフエゴス、トリニダーと3都市を周遊する、充実のコースだ。このコースのツアー自体はウェブでたくさん見つかるのだが、日程が合わなかったり、最低催行人数に達しないので4人分払ってくれと言われたり、意外と予約に苦労して、ようやくキューバ現地の旅行代理店で予約できた。片道約5時間の移動+1泊+メシつきで137CUC(当時で11,000円ぐらい)と格安だ。

ミニバンみたいなのが来るんだろうと思ってたら大型の観光バスが迎えにきた。しかも座席は7割がた埋まってる。こんなに人気のコースなのか。南米人、ヨーロッパ人、カナダ人がそれぞれ3分の1といった客層。アジア系カナダ人はいたが、アジア人は僕だけだ。
この国で見かけたぴかぴかの新車といえば、ほとんどが観光バス。しかも決まって中国製。ベネズエラなど親キューバ国を経て輸入するので中国製と言えども高価で、こんなのを買えるのは政府系の観光会社だけだそうだ。

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ハバナから少し走るとすぐに田園風景になる。ハイウェイ沿いにときどき町が現れ、少し交通量が増えるが、それ以外は快適にすっ飛ばす。それもそのはず、キューバはエネルギー不足で車なんて走らせることができるのは余程の金持ちか、必要に迫られている人だけ。しかしそこで一般庶民を救済してあげるのが社会主義国・キューバ。

この国では、「車に乗りたい人は交差点で待つ。通りがかった車が、定員にまだ余裕があり、行き先が同じならば、その人を乗せてあげなければいけない」と法で定められているそうだ。もちろんタダ乗りではなく、料金も定められている。公共交通機関を満足に整備できない国の苦し紛れの施策ではあるが、何もせずに混乱を招くのではなく、苦しい中でも工夫して、なんとか国を運営していこうという努力は感じられる。
実際僕らのバスも、途中何度かそういう乗客を乗せ、次の町まで運んでいた。ガイドの兄ちゃんが「皆さん、この人を次の町まで乗せてもいいですか?」といちいち断りを入れ、乗客がオッケーと唱和する。若干偽善っぽいやりとりw

さて、4時間ほど走ったところで、最初の目的地サンタクララに到着。
特に観光地というわけではなく、街じたいにはあまり見どころはないようだ。が、ここはキューバ独立闘争ゆかりの地。1958年末にチェ・ゲバラがサンタクララ入りして政府軍を撤退させ、ここで軍勢を整えてハバナへ侵攻して首都を制圧、革命が成立した。前にも書いたがゲバラはアルゼンチン人なので別にここが彼の出身地というわけでもなく、一時的に拠点にしただけなのだが、すっかり「チェ・ゲバラゆかりの地」ということになって、彼の遺骨を納める霊廟がある。

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チェの遺品や写真を飾る記念館が併設されているのだが、館内は写真撮影禁止。なので専ら建物の上の、ゲバラ像が建っているところで記念撮影。同じバスの1人旅のお姉ちゃんとお互いに写真を撮る。聞けば、ロシア人だと言う。うわーなんか絵になるぞ、ロシア人 in キューバw

サンタクララはゲバラ廟以外はさくっと通過し、さらに1時間半ほどでシエンフエゴスに到着。まず昼飯。海沿いの小綺麗なレストランでブッフェ。キューバ料理ではなく、パスタやら肉やらの当たり障りのないものばかり。ここで同席したドイツ人、オーストラリア在住のスイス人、スペイン在住のポーランド人と仲良くなる。それぞれ1人旅でキューバに来て、前日のハバナ市内ツアーで意気投合したので一緒に旅することにしたそうだ。

シエンフエゴスは旧市街が世界遺産に登録されているが、その町並から少し離れたところに最初の見どころがある。パラシオ・デ・バーレというこの建物は1917年に建てられた、ゴシック様式とロマネスク様式とバロック様式と何とかと何とかの特徴がそれぞれ混在した不思議な建物、なんだそうだ。まあ、面白いとも、ちょっと趣味が悪いとも言える。

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旧市街は、徒歩で移動。ほどほどに観光客もいるが、そんなにゴミゴミしていない。徒歩で回れるぐらいの手頃な大きさの町だ。メイン通りの建物はどれもきれいにメンテナンスされていて、鮮やかに塗られた壁がまぶしい。

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ヨーロッパに倣って町が造られているので、どの町にも広場があり、その周囲に歴史的な建物が並んでいる。
古い劇場に入場してみたりもしたが、得てしてそういう「残された」建物よりも、街角のちょっとした、「自然に残った」光景のほうが絵になるものだ。

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キューバで看板と言えばこういうプロパガンダに限られる。
こうやってゲバラの絵と共に「あなたの思想は今も受け継がれている」なんて掲げられていると「絵になる」と思ってしまうが、例えばこれの北朝鮮バージョンを想像すると、随分違う印象を持つだろう。ふと、僕ら日本人がキューバに感じるある種の「理想郷」的なイメージは、欧米人がキューバに対してもつ印象とは随分違うのではないか、という気がしてきた。

シエンフエゴス観光は1時間ほどで終わり。ちょっと物足りない。
しかしこれでもだいぶ時間が押していたようで、もともとはこの日に行ってしまう予定だったトリニダー観光は翌日に回され、今日はこのままホテルへ向かうことになった。
トリニダーには大型ホテルがないので、少し郊外に泊まることになる。我々はトペ・デ・コリャンテスという高原の避暑地みたいなところの国営大型リゾートに泊まる。

バスはぐんぐん山を登る。頂上に展望台があるのでそこで休憩するというが、日がどんどん沈んでおり、サンセットが見られるかどうか微妙なタイミングだ。バスがようやくふもとに到着すると、みんな一目散に展望台への階段を駆け登るw 展望台には既にキューバ人がいっぱいで、サンセットを待ち構えていた。

しかしどうも、みんな「太陽そのもの」にしか興味を示さないのは納得いかない。
太陽が地平線に沈んでしまうと、キューバ人たちは笑顔で拍手し、すぐに階段を降りていく。いや、実際に空が赤く染まり、いちばん美しくなるのは、これからなのだ。でも僕のツアーの連中も、いやー終わった終わった、間に合って良かったね〜という感じでぞろぞろと降りていく。いやいやこれからなんだって。と僕は最後の一人になるまで粘る。
この写真の右手に写っているのが展望台。にょきっと生えている草は大きさが伝わらないだろうが、4メートルぐらいあって、ちょっとびっくりする。

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ホテルに着いたらもう真っ暗。
部屋はかなりゆったりと広いが、何もないので逆に寂しい。冷蔵庫とかコンセント抜いてあるし。まあ、寝るだけのところなので別にいいんだけど。

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メシはみんなで一緒に。オーストラリア在住スイス人のおじいちゃんが色々気を使ってくれて、みんなに声をかけ、ワインを振る舞ったりしている。うーん、ああいう風に年をとらないといけないなあ。
それにしてもこのツアー参加者は実にインターナショナルな人々で、昼飯で一緒になった人々のほかカナダ在住コロンビア人やら、カナダ在住ベトナム人(1970年代に渡航したいわゆる「ボートピープル」だそうだ)やら。ゲバラ廟で一緒になったロシア人も実はアメリカ在住だそうだ。それぞれ内輪では自分たちの言葉で話し、みんなとは、実に流暢な英語で話す。世界って、こんな人達ばかりなのか。と軽い衝撃を受けるw

ヨーロッパ人のペースにあわせてがばがばワインを飲んでちょっとやばい、と思ったので、食事の後はみんなと一緒にバーへは移動せずに部屋へ戻る。後で聞いたところでは12時過ぎまで飲んでワインを空けまくったらしい。
翌日は朝からこの大自然の中でトレッキング、らしい。別に僕はこれは望んでなくて、午後のトリニダー観光に早く行きたいのだが、みんなはけっこうこれを楽しみにしてるらしい。もしかしてすごくいいのかも?と若干期待を膨らませながら、おやすみなさい。


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