hungry travelog
美しい海。うまいメシ。豪華なホテル。アジア方面の旅の記録。
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ヤンゴン空港は、ぴかぴかだ。しかし最近のニュースでは、急拡大する需要にここでは堪え切れないので、新空港という話が既に出ている。確かに、真新しくピカピカだが、規模は地方の小空港並なので何とかしたほうがいいとは思うが、マンダレーのようにヤケクソになって遠いところに巨大空港を作るのはやめて欲しい。

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チェックインしたら、上のフロアが搭乗ゲート。その時通る壁の一面に描かれるのが、例の鳥の形をした船。
ミャンマービールのラベルや、カンドーヂー湖に浮かぶのを見た、あれだ。
この絵がいつか、企業広告に描き換えられてしまわないことを、願う。

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2階の売店が並び、待合客がいるべきエリア。ってわざと閑散としてる部分を写したんだけど、この時は本当に大丈夫か?と思うぐらい閑散としていた。
もうひとつ特筆すべきは、この徹底したピカピカ具合だ。このターミナル自体は2007年に建てられたばかりなので、綺麗で当たり前といえば当たり前だが、それでも、ワックスかけたてみたいなツルツルピカピカした様子は凄い。国の威信?ミャンマー人が真面目?単にヒマ? いろいろ考えられる。

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土産物屋は、店舗を構えずに、こうやってカウンターだけがずらっと並ぶ。当然ながら市中より割高で、倍ぐらいの値段がついてる感じがした。

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免税店。上の段がミャンマーワイン。白は飲まなかったけど、赤はフルーティーで、けっこう美味い。渋み・苦味よりも甘みが前に出ているのも、アジアのワインっぽくていいと思う。
その下の段は「そば焼酎」とダゴンビール。「そば焼酎」のほうが、実は奥が深い。
ミャンマー北部、タイ・ラオスと国境を接するあたりはゴールデン・トライアングルを呼ばれ、ケシを栽培する一大麻薬生産地として名を馳せた。しかしタイは特に取締を強化して麻薬ビジネスを撲滅させていった結果、その生産地はミャンマーが中心となっている。
色んな立場の人に色んな事情があるにせよ、なんで村人がケシなんか栽培するのかというと、そもそも気温が低く、痩せた土地では他に育つものがない、という事情がある。そこで登場したのが、代わりにソバを育てるというプロジェクト。昔から日本では米が作れない土地ではアワ・ヒエ・ソバを育ててきたように、ソバならこの土地でも育つ。そして、日本の焼酎の技術を活かして、そば焼酎を作っている。最初は日本のODAで、いまは複数の業者が手がけているようだ。ここでも日本のODAが「いいこと」をしていてくれて、しかも1996年に始まったというそれが今でも事業として続いていて、本当に誇らしい。
なおミャンマーのそば焼酎は、日本でも普通に買える
忘れるところだった、棚のいちばん下の段は、マンダレー名産のラム酒。

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こちらが、ミャンマー航空以外はみーんなで共用のビジネスクラスラウンジ。VISAやAMEXは今はそもそもミャンマーに進出していないので、カード会社ラウンジはない。

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中は... がら〜ん。
ずっと奥のほうに居るのは、制服を着た軍人さん。
最初このラウンジに入ったら、係さえもおらず、この軍人さんだけがいた。僕がどうしたものかと、入り口の辺に突っ立ってたら、軍人さんが近寄ってきて、僕の航空券を見て、「いいよ、入りなさい」的に誘導してくれた。

見ていたら彼は彼で単に一人の乗客としてここに居たみたいで、僕の相手をしてくれる必要なんてなかったのだが。
一方で「少数民族との戦闘に明け暮れ」、「民衆の自由を弾圧し」、「スーチーさんを長年に渡り監禁」してきたミャンマー軍。一方で、いち旅行者に、いらぬ世話を焼いてくれる軍人。組織としては国際的に非難されるべき存在かもしれないが、その一人一人までが悪人なわけじゃない。当たり前だ。
別に軍の味方をするとか、そういうことじゃなくて、改めて、外国人と接するときに相手に与えるイメージって大事なんだと痛感した。人間ってほんと単純で、もしこの時僕がこの軍人から高圧的な態度をとられてたら、「ミャンマーの民衆は心優しい被抑圧者で、軍人はそれを食い物にする悪い奴ら」というステレオタイプを強めていたことだろう。

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往路同様、マレーシア航空でKLへ。
ANAも直行便を飛ばし始めるし、これからどんどん様相は変わっていくのだろうが、今のところはヤンゴンからの飛行機の行き先はやはりバンコクが多い。シンガポールがその半分、さらにその半分がクアラルンプールという感じ。英語版Wikipediaを見てその感覚がだいたい合ってるのはわかったが、意外にも次はホーチミンやハノイではなく、昆明だった(日本からミャンマーのパッケージツアーには、けっこうベトナム経由のがある)。
短いフライトだが昼飯の時間なので、それなりのメシが出る。

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マレーシア上空。KLに近づくにつれ、規則正しく植えられたヤシ林が一面に広がる。

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KL空港到着。成田と同様、多くの便はサテライト側で離発着するので、電車に乗って移動しないといけないのだが、なぜかここのはそんなに混んでないので、あまりストレスを感じたことがない。というか、成田空港であの電車に向かうときの、みんなで争って先に辿り着こうとする空気、あれがたまらなく嫌だ。そして満員電車に乗って、着いたら着いたで入国審査場へ、またみんなで先を競う。ああ、日本に帰って来ちゃったんだな、と一気に現実に引き戻される。

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KLでの乗り換え時間がだいぶあるので、要らぬところまでぶらぶら。
ターミナルビルの中央に植物園があるのは知っていたが、今回初めて足を踏み入れてみた。...暑い。ここは建物の外だし、風が通り抜けないので、水場があったり、緑が多い、なんてのじゃカバーしきれない。とにかく暑いので2分で退散。

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で、結局やってきたマレーシア航空ラウンジ。
ここはすごい。フラッグシップ・キャリアの地元空港ラウンジというのはかくあるべし、という気合が感じられる。ただ広いだけじゃなく、席の置き方もゆったりしてる。飲み物も食い物も豊富で、安っぽいもので済ませようという手抜きが一切ない。

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コーヒーは、マシンでセルフサービス、なんてケチなことはしない。カウンターに行って注文すると、お兄ちゃんが運んできてくれる。スタバよりサービスがいい。

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サンドイッチだってぺらぺらのハムとチーズとかではなく、エビなんか挟んじゃったりする。
...が、残念ながら、旅の疲れに食当たり的なものが加わり、この時は体調がすこぶる悪く、充分に堪能できず。とくに酒をまったく飲まなかった(飲む気にならなかった)のは、惜しかった。

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長いような、あっという間だったような待ち時間が過ぎ、搭乗。
隣に座ったのは、なかなか気のいいマレーシア人のお兄ちゃんで、日本にビジネスに行くというので、色々日本人のことを聞きたがっていたのだが、僕のほうが調子が悪く、あまりちゃんと相手をしてやれなかった。すまん。
まあそうは言っても夜行便なので、もともとあんまりおしゃべりを楽しむような状況ではない。

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これでミャンマーの旅はおしまい。
なんだか幕切れはぐったりしてしまったが、初めての地を存分に堪能できた、いい旅だった。あまりにも気に入ってしまったのでっkの4ヶ月後に、立て続けにミャンマーに行ってしまったが、それはそれで楽しめた。本当に安全で、人が優しくて、素朴ないい国なので、少なくとも軍事政権うんぬんから連想して「危険な国」だという認識は、改めてもらえたらと思う。


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コメント
この記事へのコメント
こんばんは!
ミャンマー旅行記お疲れ様でした!

思い返して見れば、
このhungrykazさんのミャンマーの旅行記が私のミャンマー旅行のきっかけでした!
お陰様で、ミャンマーの良さを良い時期に体験できてほんと良かったです。

話は変わりますが、
ラウンジけっこう綺麗ですねー!
私はシルクエアーのエコノミーだったので、
入れなかったんです…。
うらやましいです…。

では♪
2012/09/09(日) 20:38 | URL | ぽっつ #-[編集]
Re: こんばんは!
ぽっつさま こんばんは!

> ミャンマー旅行記お疲れ様でした!

長い間お付き合いいただきありがとうございました。こちらこそ感謝です。

> 思い返して見れば、
> このhungrykazさんのミャンマーの旅行記が私のミャンマー旅行のきっかけでした!
> お陰様で、ミャンマーの良さを良い時期に体験できてほんと良かったです。

いやーなんかブロガー冥利に尽きます。
僕自身、これから出かける国の予習で、よく人のブログを参考にさせていただいてますので、自分のもそうやってお役に立ってるのだと思うと、嬉しいです。

> 話は変わりますが、
> ラウンジけっこう綺麗ですねー!
> 私はシルクエアーのエコノミーだったので、
> 入れなかったんです…。
> うらやましいです…。

まあ、綺麗というか、あまり使われた形跡がないと言いますか。
結局、最後まで、僕と軍人さん以外は誰も利用客無しでした。。
2012/09/10(月) 21:55 | URL | hungrykaz #-[編集]
ヤンゴン空港の床、
ライトをきれいに反射するピカピカっぷり、すごいですね~。
免税店の、シンプルなガラスのショーケースは、
ちょっと昭和っぽいけど(笑)。

ビジネスクラスラウンジ、ANAも就航したら、
きっとここのラウンジ利用なのでしょうねぇ~。
ラウンジの内装が、モダンでオシャレ...。
....と思いつつKLのMHラウンジ写真に行ったら、
やっぱりこちらのほうが、全然良さげですね~(笑)。

春にTGのビジネスクラスに乗って、ちょっとイマイチだったので、
機会があったら、今度はMHに乗ってみたいです~。


前記事の「兄弟」、愛嬌のあるいい笑顔ですね~。
旅先で、同じドライバーさんに数日お世話になると、
何となく情が移るというか、友達っぽくなるというか...。


hungrykazさんの旅行記で、
色んな意味で遠い国だったミャンマーを身近に感じることができて、
とても楽しかったです。ありがとうございました~♪
2012/09/11(火) 22:43 | URL | キュウ親 #-[編集]
定刻のフライトに乗れたのですね?

僕は帰りのバンコク行きTGが3時間の遅延で
バンコクから日本への乗り継ぎ便に間に合わなくなり
スワンナプーム空港近くのノボテルに宿泊。。。

会社に年始早々、大遅刻(苦笑)

ビジネスラウンジいいですよね!

TGのCクラス。特に関空~バンコクの往復便は
フルフラットにならないタイプなので興ざめです。。。

chempakaでした!
2012/09/12(水) 23:14 | URL | Chempaka #-[編集]
Re: タイトルなし
キュウ親さま こんばんは。

> ヤンゴン空港の床、
> ライトをきれいに反射するピカピカっぷり、すごいですね~。
> 免税店の、シンプルなガラスのショーケースは、
> ちょっと昭和っぽいけど(笑)。

建てるときに、免税店エリアの必要量の見積りを誤りましたかね。
あるい意味屋台っぽいですが、根切り交渉はダメだそうです。

> ビジネスクラスラウンジ、ANAも就航したら、
> きっとここのラウンジ利用なのでしょうねぇ~。

あ、きっとそうですね。他に空き場所ないですし。

> ラウンジの内装が、モダンでオシャレ...。
> ....と思いつつKLのMHラウンジ写真に行ったら、
> やっぱりこちらのほうが、全然良さげですね~(笑)。

確かにヤンゴンも別に悪くはないんですが、KLはほんとに気合入ってます。

> 春にTGのビジネスクラスに乗って、ちょっとイマイチだったので、
> 機会があったら、今度はMHに乗ってみたいです~。

そうなんですよ。スワンナプームのタイ航空ビジネスラウンジって、やたらとだだっ広いだけで、飲み物も大したことないし、食い物はもっと大したことないし、いつも混んでるし、正直、KLのマレーシア航空ラウンジのほうがずっと快適でした〜

> 前記事の「兄弟」、愛嬌のあるいい笑顔ですね~。
> 旅先で、同じドライバーさんに数日お世話になると、
> 何となく情が移るというか、友達っぽくなるというか...。

ほんとにそうですね。ミャンマーの人々は控えめなので、そこがまた良かったです。
まる3日一緒だったインドでのガイドは、いいヤツなのは間違いないんだけど、やっぱりウザかったですw

> hungrykazさんの旅行記で、
> 色んな意味で遠い国だったミャンマーを身近に感じることができて、
> とても楽しかったです。ありがとうございました~♪

そう言っていただければ本望です。
いつもコメントをお寄せいただいて、更新の励みになりました。こちらこそ、ありがとうございました。
2012/09/13(木) 20:10 | URL | hungrykaz #-[編集]
Re: タイトルなし
Chempakaさま 毎度です!

> 定刻のフライトに乗れたのですね?

はい。とくに記憶がないということは、定刻だったんだと思います。

> 僕は帰りのバンコク行きTGが3時間の遅延で
> バンコクから日本への乗り継ぎ便に間に合わなくなり
> スワンナプーム空港近くのノボテルに宿泊。。。
> 会社に年始早々、大遅刻(苦笑)

えええ〜 そうなんですか。。
単に我慢すればいい、みたいなディレイならいいですが、乗り継ぎ損ねて泊まるってのは大変ですねえ。なんか気持ちのうえでグッタリしそうです。ホテル代とか出してもらえるんですよね?

> ビジネスラウンジいいですよね!
> TGのCクラス。特に関空~バンコクの往復便は
> フルフラットにならないタイプなので興ざめです。。。

僕の経験上も、タイ航空は、けっこう、大したことないな〜というビジネスクラスが多い気がします。
日頃機種とか全然気にしないので、素人のような感想ですみませんがw
2012/09/13(木) 21:43 | URL | hungrykaz #-[編集]
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