hungry travelog
美しい海。うまいメシ。豪華なホテル。アジア方面の旅の記録。
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船は、インレー湖いちばんの観光スポット、ファウンドーウー・パヤーへと向かう。
ちょうど太陽のほうに向かって直進するので、まぶしい。

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ここも水上建築と言いつつ、湖岸ぎりぎりの「地面」の上と思われる。
面白い建物で、1階がお店エリア、2階がお寺の本堂。構造上、参道が作れなかったので、その分お店のエリアを1階に作ってあげたという感じか。今でこそミャンマーにもショッピングモールや外国風のスーパーマーケットができたりしているが、かつては(今でもこういう田舎では)お寺の参道の商店街というのは地元の人々が集い、買い物する「集会所」みたいな、お寺とはまた別の役割を果たしていたのではないかと想像できる。

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2階に上がって中に入ると、中央に祭壇がある以外は、目立ったものがない。四面それぞれに仏像が置いてあるというミャンマーのお寺の基本パターンは、「東西南北に参道がないこと」に続いてここでも崩される。

祭壇には人が集まっているが、その手前に「Ladies are Prohibited」の表示が。そんなことは一切言わない寺も少なくないのだが、一番メインのご本尊のエリアには女性は立入禁止、という寺はここだけではなかった。観光客の女性とかが気づかずに入っていってしまうと、お寺の人がやんわりと注意しにくるそうだ。

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さて、この寺、問題は祭壇の中央にあるこの5つのダンゴ。

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これ、何かというと、もともとは仏像だったんだけど、人々があまりにも金箔を貼り重ねてしまったせいでこんな形になってしまった、というのだ。
言い換えると、これらは、それぞれが金の塊なのだ。

アップにすると、まだ本体に馴染まずに、金箔っぽさを残している部分があるのがわかる。
金箔というのは、1万分の1ミリとか、そういう想像を絶する薄さだという。それを重ねて重ねて、いったい何人の祈りがここに積み重なっているのか。

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本堂の壁の一角に、このお寺にちなんだ古い写真が展示してある。
5体の仏像が、今よりはいくぶん仏像っぽかった頃の姿もある。が、この1934年の時点でさえ、既に仏像は顔の凹凸がなくなるぐらいに金が貼り重ねられている。

女性のガイドさんが気を利かせてくれた。私は近づくことができないので、私の代わりに貼ってきて下さい、と金箔を渡してくれる。うすい紙の間に挟まれた、うす〜い金箔。自分の分なら多少適当でもいいが、ガイドさんの代わりなので粗相があってはいけないと、変に気負ってしまったせいで、やたらと苦労する。ちょっと指で触れるとすぐに指にくっついてしまう。指についてしまったものは、仏像というか金の塊にぐいぐい押し付けて、なんとかくっつけようとする。金の塊は、思いっきり押すとちょっと弾力を感じるような、独特の柔らかさがある。結局指を金でべたべたにして、なんとか3枚の金箔を貼り付けた。

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ほかのミャンマーのお寺とは明らかに構造が違う。
参道と、本堂と、仏塔をぜんぶひとつの建物にまとめてしまった構造だ。やはり湖上/湖岸に広い土地を確保するのが難しいということだろうか。

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本堂から少し離れたところに、お祭りのときだけ登場するという、キンキラに飾られた船が、厳重に金網の中に保管されている。これが中央部分。

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これが先頭部分。
カラウェイという、伝説の鳥をデザインしており、この形の船はかつての王様のためのものだったそうだ。ヤンゴンのカンドーヂー湖にこのデザインの巨大な船が浮かんでいたり、ミャンマービールのラベルのデザインになっていたり、こちらではよく目にする。

毎年秋のお祭りになると、この船に、さっきお寺にあった5体の仏像(というか金の塊)を積んで、湖沿いの村を順番に回っていく。それぞれの村に一泊したりして、三週間かけて戻ってくる。村の人々にとっては、仏像の里帰りということらしい。

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お寺の船着場には、ミャンマー人も次々に訪れる。僕ら外国人観光客の船にはせいぜい数人しか載っていないが、ミャンマー人は同じ大きさの船にびっしりと10人以上が乗る。

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コメント
この記事へのコメント
見事にまん丸になっていますね~。
昔の写真を見ても、一体どんな容姿だったのか分かりませんね…
でもそれだけ皆さんの願いが込められているという事でしょうか。
このお寺は仏教のお寺でしょうか?
もしそうだとしたら、それでも女性が入れない所があるのですね。
*毎度誤字脱字が多くすみません~(汗)
2012/07/08(日) 21:41 | URL | prego #-[編集]
ほんと、団子になってましたねえ~
このまま何百年後には5体とも合体してしまいそうです。

ミャンマーの寺院はタイやラオスよりも女性の
立ち入り禁止が多いように見受けられました。。。

この秋のお祭りも見てみたいものです。

chempakaでした!

2012/07/08(日) 22:04 | URL | Chempaka #-[編集]
Re: タイトルなし
pregoさま こんにちは!
すっかり返信が遅くなってごめんなさい... 台湾帰りです!

> 見事にまん丸になっていますね~。
> 昔の写真を見ても、一体どんな容姿だったのか分かりませんね…
> でもそれだけ皆さんの願いが込められているという事でしょうか。

まあ、そういうことなんでしょうね。色々と他の雑成分も混ざってしまっているにせよ、あれだけの大きさの金塊という点でも興味深い存在です(笑)。

> このお寺は仏教のお寺でしょうか?
> もしそうだとしたら、それでも女性が入れない所があるのですね。

そうですね、上座部仏教というやつです。日本の大乗仏教に比べて色んな面で厳しいようです。女性は正式な僧にはなれないそうで、それとつながった発想なのでしょうね。

> *毎度誤字脱字が多くすみません~(汗)

いえいえ。楽しませていただいてます(笑)
2012/07/16(月) 18:44 | URL | hungrykaz #-[編集]
Re: タイトルなし
Chempakaさま 毎度です!

> ほんと、団子になってましたねえ~
> このまま何百年後には5体とも合体してしまいそうです。

いやー何百年語には行けますね。
今後観光客がガンガン増えれば100年ぐらいで行けるかもしれません。

> ミャンマーの寺院はタイやラオスよりも女性の
> 立ち入り禁止が多いように見受けられました。。。

そうですか。僕は、チェンマイ郊外を旅したときに、へ〜タイのお寺って意外と女性が立ち入り禁止のエリアがあるんだな〜と感じたので、特にミャンマーが多いという印象はありませんでした。

> この秋のお祭りも見てみたいものです。

あの、メインの豪華な船を、見物客もみんな舟で追っかけるんですよね、きっと。すごい独特の光景なんでしょうね〜 
二回立て続けにミャンマーだったのでしばらくは行かないと思いますが、でも、やっぱり、ぜひまた近いうちに行きたいという思いには変わりがありません。おそるべしミャンマーの魅力です。
2012/07/16(月) 18:48 | URL | hungrykaz #-[編集]
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