ではインレー湖クルーズに出発!
この日は1月1日、天気は超気持ちいい晴れ、時刻はほぼお昼。それでもボートの旅では、上着が必須。僕は日本で11月ぐらいに着るフリースの上着をずっと着ていた。
右手に見えているのは、ホテル・インレー・リゾートのエントランス部分、ボートの真正面に見えるのが水上ヴィラ。

湖を南下する。途中、何人もの漁師に出会う。
ほとんどの舟がこのでかいカゴか、網を使って漁をしている。どうやらカゴは、湖に沈めて魚を閉じ込め、モリで突くという原始的な漁法らしい。乾季には深さが2メートルほどしかないインレー湖ならではの漁法だろう。

やっぱりそれよりも凄いのが、この片足操舵法だ。普通、舟のオールというのは手で漕ぐものだが、この人達は片足で漕ぐ。なので片足で立つ。オールの上のほうは脇の下に抱え込んでしまうので、両手が自由に使える。漁をする中で自然に編み出された方法なのだろうが、舟のいちばんはじっこに片足で立ってバランスをとりながら漁をする、というのは超人技だ。これを、みんなが普通にやってるってのが凄い。

風もなく、湖にはほとんど波がない。青い空と白い雲を鏡のように映して、とてもきれいだ。
覗きこむと湖の中がはっきり見えるぐらい、水もきれいだ。

湖の周囲、あるいは湖の上に、いくつかの集落がある。
やたらと立派な仏塔を構えるお寺なんかも、遠くに見える。大きな木が生えたりもしているので、あれは水上ではなく、湖畔ぎりぎりの陸地に建っているのだろう。

一方でこちらは完全な水上住居。カンボジアのトンレサップ湖では、ボートのように水に浮かんでいて、引っ張って場所を変えられる家だが、こちらは固定式。あんな細い柱で大丈夫か?と思ってしまうひょろひょろの土台だ。

水草も、雑草ではない。寄せ集めて大きな塊にして、流れていかないように支柱で支えてある。これは「畑」なのだ。トマトとか栽培しちゃったりするらしい。
なんですぐそこに地面があるのに、わざわざ水上で暮らすの?と僕らは思うが、水上で何の不便があるの?ていうか何でわざわざ地面の上で暮らすの?と彼らには思われるのかもしれない。


この日は1月1日、天気は超気持ちいい晴れ、時刻はほぼお昼。それでもボートの旅では、上着が必須。僕は日本で11月ぐらいに着るフリースの上着をずっと着ていた。
右手に見えているのは、ホテル・インレー・リゾートのエントランス部分、ボートの真正面に見えるのが水上ヴィラ。

湖を南下する。途中、何人もの漁師に出会う。
ほとんどの舟がこのでかいカゴか、網を使って漁をしている。どうやらカゴは、湖に沈めて魚を閉じ込め、モリで突くという原始的な漁法らしい。乾季には深さが2メートルほどしかないインレー湖ならではの漁法だろう。

やっぱりそれよりも凄いのが、この片足操舵法だ。普通、舟のオールというのは手で漕ぐものだが、この人達は片足で漕ぐ。なので片足で立つ。オールの上のほうは脇の下に抱え込んでしまうので、両手が自由に使える。漁をする中で自然に編み出された方法なのだろうが、舟のいちばんはじっこに片足で立ってバランスをとりながら漁をする、というのは超人技だ。これを、みんなが普通にやってるってのが凄い。

風もなく、湖にはほとんど波がない。青い空と白い雲を鏡のように映して、とてもきれいだ。
覗きこむと湖の中がはっきり見えるぐらい、水もきれいだ。

湖の周囲、あるいは湖の上に、いくつかの集落がある。
やたらと立派な仏塔を構えるお寺なんかも、遠くに見える。大きな木が生えたりもしているので、あれは水上ではなく、湖畔ぎりぎりの陸地に建っているのだろう。

一方でこちらは完全な水上住居。カンボジアのトンレサップ湖では、ボートのように水に浮かんでいて、引っ張って場所を変えられる家だが、こちらは固定式。あんな細い柱で大丈夫か?と思ってしまうひょろひょろの土台だ。

水草も、雑草ではない。寄せ集めて大きな塊にして、流れていかないように支柱で支えてある。これは「畑」なのだ。トマトとか栽培しちゃったりするらしい。
なんですぐそこに地面があるのに、わざわざ水上で暮らすの?と僕らは思うが、水上で何の不便があるの?ていうか何でわざわざ地面の上で暮らすの?と彼らには思われるのかもしれない。





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この記事へのコメント
ほんと思っていたよりも広い湖でびっくりしました!
確かにトンレサップ湖の住居に比べればしっかりした造りで
水上の畑といい、織物工場といい、『豊かさ』を感じました。
水もきれいですしね!
インダーの人々。。。器用に足を使って漕いでましたね!
時々、小さな子供達が片足で漕いでる姿を見て、微笑ましく
思ったものです。
chempakaでした!
確かにトンレサップ湖の住居に比べればしっかりした造りで
水上の畑といい、織物工場といい、『豊かさ』を感じました。
水もきれいですしね!
インダーの人々。。。器用に足を使って漕いでましたね!
時々、小さな子供達が片足で漕いでる姿を見て、微笑ましく
思ったものです。
chempakaでした!
2012/06/24(日) 02:05 | URL | Chempaka #-[編集]
Chempakaさま 毎度です。
> ほんと思っていたよりも広い湖でびっくりしました!
> 確かにトンレサップ湖の住居に比べればしっかりした造りで
> 水上の畑といい、織物工場といい、『豊かさ』を感じました。
> 水もきれいですしね!
そうなんですよ。これで、「ASEAN最貧国」とか言われるのって、それはもうGDPという指標に頼ることが間違ってるんじゃないか?といつも思います。
水がきれいなのは、僕も、なんか妙に嬉しかったです。あれだけ湖上に暮らしてる人がいれば、生活排水でそれなりの状態になってるそうなものですが。
> インダーの人々。。。器用に足を使って漕いでましたね!
> 時々、小さな子供達が片足で漕いでる姿を見て、微笑ましく
> 思ったものです。
足漕ぎボートとか、みんながロンジーを着てることとか、オトナの女性がみんなタナカを塗ってることとか、世界的に見れば珍しいことなんだけど、ミャンマー人にとっては普通、ってのがいいですよね~
変に韓流ドラマが流行って、半端にああいう文化が流行らないことを祈ります。
> ほんと思っていたよりも広い湖でびっくりしました!
> 確かにトンレサップ湖の住居に比べればしっかりした造りで
> 水上の畑といい、織物工場といい、『豊かさ』を感じました。
> 水もきれいですしね!
そうなんですよ。これで、「ASEAN最貧国」とか言われるのって、それはもうGDPという指標に頼ることが間違ってるんじゃないか?といつも思います。
水がきれいなのは、僕も、なんか妙に嬉しかったです。あれだけ湖上に暮らしてる人がいれば、生活排水でそれなりの状態になってるそうなものですが。
> インダーの人々。。。器用に足を使って漕いでましたね!
> 時々、小さな子供達が片足で漕いでる姿を見て、微笑ましく
> 思ったものです。
足漕ぎボートとか、みんながロンジーを着てることとか、オトナの女性がみんなタナカを塗ってることとか、世界的に見れば珍しいことなんだけど、ミャンマー人にとっては普通、ってのがいいですよね~
変に韓流ドラマが流行って、半端にああいう文化が流行らないことを祈ります。
2012/06/24(日) 11:04 | URL | hungrykaz #-[編集]