hungry travelog
美しい海。うまいメシ。豪華なホテル。アジア方面の旅の記録。
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マンダレーで次にやってきたのは、クドードォ・パヤー。
別名「世界一大きな本」という別名の寺院である。「寺」の別名が「本」、というのも妙な感じがするが...

入り口は鏡がキラキラの門。この重厚な木の扉とか細か~い装飾がびっしりで、普通に考えればスゴいのだが、もう色んなスゴい物を見過ぎて感覚が麻痺していて、完全に素通り(笑)。その重厚な門を抜けると、風通しのいい参道。ミャンマーの有名寺院では参道の両側には店が並んでることが多いので、こうして何もない参道は、ずいぶんスッキリしてるように見える。

P1200040013.jpg


ところが、何もないように見えた参道は、横を見ると、こんな風にびっしりと白い仏塔が建ち並んでいた。
この仏塔のひとつひとつの中に、仏教の経典を刻んだ石版が納められている。こんな仏塔が寺全体で729基(石版が729枚)あり、全部あわせると、仏陀が一生の間に説いた経文すべて、およそ400ページ×40冊分のボリュームがあるらしい。これが、「世界一大きな本」と呼ばれる所以。
時のミンドン王の命で集められた2400人の僧が日夜突貫工事で大理石に経文を刻み、6ヶ月で729枚の石版が完成したそうだ。

P1200044014.jpg


奥には、普通のお寺と同じように黄金の仏塔がある。
しかしここは街からちょっと離れてるせいか、地元の人がほとんどいない。というか観光客もいないので、誰もいない。こーんなに立派なのに、なんだかもったいない感じがする。

P1200053018.jpg


黄金のパヤーの周囲、東西南北に仏様を飾るのも、他のミャンマーのお寺と同じ。仏様の後ろの後光がネオンで光るのも同じ。

P1200062019.jpg


このお寺のミニチュア模型があった。これを見ると、構造がわかりやすい。右のほうに伸びてる緑の帯が、さっき通ってきた参道(の屋根)。中央に黄金の仏塔があって、周囲を729基の白い仏塔が埋め尽くす。
それにしても、よくもまあこんなヤケクソのような造りを思いつくもんである。
ここが建設されたのは、マンダレーに遷都された1857年。既に第一次・第二次英緬戦争を経て、ビルマがイギリスにどんどん領土を侵食されていた時期だ。わずか30年ほど後には完全にイギリスに侵略され、植民地となってしまうことを思えば、こんな時期にここに国力と大金を費やしてしまったのがまずかったように、傍からは思える。もっとも、それだけ必死の思いで、救いを求めて建てたのかもしれない。

P1200049016.jpg


あ、やっとお祈りしてる地元の人を発見。
仏壇の両脇のガラスケースは、賽銭箱。ミャンマーのお寺ではこれが典型的な賽銭箱。ヤラセなのか信心深い人が多いのか、それなりの高額紙幣もチラホラ。なおミャンマーには硬貨はないので、ぜんぶお札だ。

P1200048015.jpg


さすがにこの光景は同業者にも珍しいようで、写真を撮る坊さん。

P1200089001.jpg


坊さんが立ち去った後、同じ場所から、同じ写真を撮ってみる(笑)。
白い仏塔の上の金色の部分は金属製の飾りで、いい音のする鈴がついている。時折吹く風に、ちりんちりんと上品な音が響く。人がいないお寺は、やっぱり心が安まる。

P1200080018.jpg


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コメント
この記事へのコメント
729基の仏塔群、圧巻ですね~!
模型が既に...デカイですものね~(笑)!!
仏陀が一生の間に説いた経文の全部、
石に彫るのもすごいけど、
仏陀の教えの量も...すごいのですねぇ!!

英国に植民地化され、
戦後も軍事政権の時代もあり....、
でも、この時の王様と2400人の僧侶の努力と信仰が、
この寺院となって残り、
これからきっと、21世紀のミャンマーを見守ってくれると、
・・・そう思いたいで~す!
2012/05/22(火) 17:28 | URL | キュウ親 #-[編集]
Re: タイトルなし
キュウ親さま こんばんは!

> 729基の仏塔群、圧巻ですね~!
> 模型が既に...デカイですものね~(笑)!!

そう、この模型を造るのが大変だっただろうな~と思いました。

> 仏陀が一生の間に説いた経文の全部、
> 石に彫るのもすごいけど、
> 仏陀の教えの量も...すごいのですねぇ!!

何しろ石に彫るので、途中で一文字間違えたら、全部始めからやり直しらしいんですよね... 当然と言えば当然ですが。
それにしても、確かに、仏陀の教えの量の多さ!半端じゃないですね。言われて気づきました。

> 英国に植民地化され、
> 戦後も軍事政権の時代もあり....、
> でも、この時の王様と2400人の僧侶の努力と信仰が、
> この寺院となって残り、
> これからきっと、21世紀のミャンマーを見守ってくれると、
> ・・・そう思いたいで~す!

今後どっちの方向に進むにせよ、大きな変化の時代を迎えることは間違いないですよね。
急激な外国文化の流入に負けず、自分達の文化や歴史に誇りをもち、護っていってくれるよう、願ってやみません。
アメリカなんて、「対ミャンマー経済制裁解除」という聞こえのいいニュースだけが伝わってきますが、実はアメリカ製品のミャンマー向け輸出、アメリカ企業のミャンマー進出を認めただけで、その逆、つまりミャンマー製品のアメリカ輸出は認めてないらしいです。それって結局アメリカ企業を肥やすための政策でしかなくて、こんなことが「制裁解除」なんていう肯定的なトーンで報じられてしまうのが、今の世の中の現実。イランほど極端にやってしまうと敵を作っちゃうだろうけど、ほどほどにしたたかに、生き延びて欲しいです。
2012/05/22(火) 21:48 | URL | hungrykaz #-[編集]
こんばんは!
このクドードォ・パヤー、
私は期待しないで、
まー某歩き方に載ってるし、
とりあえず行っておこー!
って感じで訪れたのですが、
無数の白い仏塔と青い空のコントラストがとてもキレイで、
印象に残った場所でした。

ミャンマー全体に言えることですが、
ここでも数多くの現地の方が日常の祈りを捧げていて、
他の国の観光地!って感じじゃない日常感がミャンマーという感じでした。

これも観光客が増えていくと変わってしまうんでしょうか…。
私の見た、私の好きなミャンマーらしさが残って欲しいものです。

では失礼します♪
2012/05/27(日) 21:07 | URL | ぽっつ #-[編集]
Re: こんばんは!
ぽっつさま こんばんは。

> このクドードォ・パヤー、
> 私は期待しないで、
> まー某歩き方に載ってるし、
> とりあえず行っておこー!
> って感じで訪れたのですが、
> 無数の白い仏塔と青い空のコントラストがとてもキレイで、
> 印象に残った場所でした。

白い仏塔がびっしりなのは圧巻ですよね。まあ、若干薄汚れているのが、それはそれで味があると感じられるかどうかですが。そう考えると、屋外の吹きさらしの中、あれだけ巨大なのにピカピカのキラキラに保たれているタージ・マハールってのは本当に奇跡なんだと、改めて思えてきました。

> ミャンマー全体に言えることですが、
> ここでも数多くの現地の方が日常の祈りを捧げていて、
> 他の国の観光地!って感じじゃない日常感がミャンマーという感じでした。

ほんとにそうですね。観光地ではなく、祈りの場としての、いわば「現役」のお寺ってのは、やっぱり有難味を感じます。

> これも観光客が増えていくと変わってしまうんでしょうか…。
> 私の見た、私の好きなミャンマーらしさが残って欲しいものです。

残念ながらそれは旅行者の言い分であって、ミャンマーはどんどん変わっていってしまうのでしょうね。
それで失われてしまうものもあるけど、相対的には、彼らにとってそれが良いことだと思うので、我々は見守るしかないのでしょうね。
2012/05/28(月) 22:48 | URL | hungrykaz #-[編集]
シャン州のカクー遺跡も良く似た感じでしたが
ここの仏塔群も圧巻ですねえ~~!

チリンチリンと音を立てて静かに佇む仏塔。。。
幻想的ですねえ。。。ずっと目を閉じて聞いて
いたいです。

無心にひたすら仏塔を作り続けた人々のパワー。
信仰心溢れる今のミャンマーの人々にも通じる
基本中の基本のような気質を強く感じます。

やっぱりミャンマーっていいなあ~

chempakaでした!
2012/05/29(火) 00:41 | URL | Chempaka #-[編集]
Re: タイトルなし
> シャン州のカクー遺跡も良く似た感じでしたが
> ここの仏塔群も圧巻ですねえ~~!

あ、カクー行かれたんですね。行きたいです。
ただ、ここは700以上もあるという仏塔のうち、見やすいエリアにあるのは100基かそこらだと思うので、カクーのほうが凄いのではないかと勝手に想像しています。

> チリンチリンと音を立てて静かに佇む仏塔。。。
> 幻想的ですねえ。。。ずっと目を閉じて聞いて
> いたいです。

タイのお寺の屋根にもついてますよね。
実はこないだの旅行で、お寺の参道にある仏具屋で、この風鈴(?)を買ってきたのです!へへへ。

> 無心にひたすら仏塔を作り続けた人々のパワー。
> 信仰心溢れる今のミャンマーの人々にも通じる
> 基本中の基本のような気質を強く感じます。
> やっぱりミャンマーっていいなあ~

ですよね。
イジワルなガイジンが書いてる本ではよく、外国人に開放してる「外向け」のエリアはミャンマーのごく一部であって、それだけでミャンマーの本当の姿を見たと思っちゃいけない的なことを書いていますが、まあそれもある程度真実だとしても、僕らが見た人々の姿が、虚構の姿だとも思えませんよね。
2012/05/29(火) 22:16 | URL | hungrykaz #-[編集]
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マンダレーで次にやってきたのは、クドードォ・パヤー。別名「世界一大きな本」という別名の寺院である。「寺」の別名が「本」、というのも妙な感じがするが...入り口は鏡がキラキラの門。この重厚な木の扉とか細か~い装飾がびっしりで、普通に考えればスゴいのだが、も?...
2012/05/22(火) 03:52 | まとめwoネタ速neo
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