hungry travelog
美しい海。うまいメシ。豪華なホテル。アジア方面の旅の記録。
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マンダレーの仏教大学の隣にあるのが、シュウェナンドー僧院。
ここまで見てきたミャンマーの仏教関連の施設といえばとにかく金ピカの派手なところばかりだが、ここはまったく趣が違う。というか、ミャンマーにある有名な寺院・僧院で、こんなに渋いところは他にないだろう。

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もともとは王宮の一部で、当時のミンドン王のお気に入りの建物だったそうで、王が亡くなったのもこの建物の中だった。次のティーボー王が1880年代にここに移設し、王の瞑想の場として使い、その後は僧院として使われた。ミンドン王の時代の木造建築で、唯一現存するものだそうだ。
もともと僧院として建てられたわけではないので、僧院という名前だけど、中は普通のお寺みたいな感じ。
扉から差し込んでくる光以外は、中に光源がないので、昼間でも薄暗い。

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ここも、内部は金ピカなのだが、薄暗いせいで金がいい感じに渋みを帯びて見える。

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しかし、ここの見どころは、渋い内部ではなく、その外壁から屋根全体を覆う、見事なレリーフだ。
遠目に見ると、単に、びっしりと細かく彫刻が施されてるように見えるだけなのだが...

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ここの凄さは、ひとつひとつの木彫りの彫像の出来が見事な点だ。

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実はマンダレーへ向かうエア・マンダレーの機内誌で紹介されていたのが、下の写真の、天使のレリーフ。この柔らかい、優しい表情にすっかり惚れてしまい、マンダレーのドライバーにその写真を指さして、ここに連れて行ってくれ!と頼んだ。もっとも、ここには始めから来る予定になってたみたいだが(笑)。

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もちろんこんなに状態のいい像は、後から造られたもの。壁にびっしりと並ぶレリーフの中には明らかに年月を経てすり減っているものも少なくないが、あまりにも傷んだものは、こうして新しいものに取り替えられていくのだろう。たとえボロくなってもオリジナルの形のまま残すのがヨーロッパ的な価値観だと思うが、ミャンマー人はそんなことは気にしない。なぜならこれは飾り物ではなく、祈りの場だから。仏様や神様が傷んでいたら、それを治す。当たり前の行為だ。

屋根がまた凄い。
ようく見ないと単にトゲトゲに見えるのだが...

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その一本一本の「トゲ」は、実は仏さまの形に彫られている。

P1190998007.jpg


隣の佛教大学の学生だという2人。観光客に片っ端から英語で声をかけている。別にヘンな意図があるわけではなく、純粋に話がしたいのだろう。閉じた世界で暮らす彼らにとっては、世界各地からやってくる観光客との会話は、「外の世界」に触れる貴重な機会に違いない。

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あまりの見事な造形に呆気にとられ、写真を撮りまくり、いったいどれだけの時間を過ごしたかわからないぐらいここに長居した。


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コメント
この記事へのコメント
>たとえボロくなってもオリジナルの形のまま残すのが
>ヨーロッパ的な価値観だと思うが、

後でつくられた木彫りもあるとはいえ、
やがて朽ち果ててしまう木に、渾身の彫刻を施す...、
このあたりが...どちらが良いか悪いかではなくて、
石と木、根本的な思考規範の違いですかねぇ~。
変わらない事がいいのか、流転することがいいのか(笑)!?
・・・本当に、凄まじい程の見事な造形ですね!!!

全然ハナシは変わりますが、
最後の画像、お坊さんって質素な生活してても、
なぜか筋肉ムキムキで...これも修業の賜物なんですかねぇぇ!?
2012/05/19(土) 20:03 | URL | キュウ親 #-[編集]
Re: タイトルなし
キュウ親さま こんにちは!

> 後でつくられた木彫りもあるとはいえ、
> やがて朽ち果ててしまう木に、渾身の彫刻を施す...、
> このあたりが...どちらが良いか悪いかではなくて、
> 石と木、根本的な思考規範の違いですかねぇ~。

そうですね。ここなんて雨風にさらされる完全な吹きさらしですから、すぐに傷んでしまうと思うんですが、信仰ってのはそういうもんじゃないですよね。仏教だけじゃなく、他の宗教でも、部外者から見たら「何もそんなことにそんなに一生懸命にならなくても...」と思ってしまうことがあるものです。

> 変わらない事がいいのか、流転することがいいのか(笑)!?
> ・・・本当に、凄まじい程の見事な造形ですね!!!

と思っていただけて良かったです。僕がひと目で惚れた天使ですから(笑)

> 全然ハナシは変わりますが、
> 最後の画像、お坊さんって質素な生活してても、
> なぜか筋肉ムキムキで...これも修業の賜物なんですかねぇぇ!?

ミャンマーでは男子は一生に一度は出家する。その代わり短ければ2週間程度でもいいそうなので、なんちゃって坊主がたくさんいるのも事実。こいつらは、実はその類かもしれません(笑)
本当の坊さんだとすると、余計なものを食わずに節度のある生活をしてるから、引き締まった体にはなるでしょうね。僧院なんかもたくさん見てきましたが、筋トレしてる姿は見かけませんでした(笑)
2012/05/20(日) 17:20 | URL | hungrykaz #-[編集]
こんばんわ!やっと見られました…うちのPCとっても調子が悪いのか、メモリーが足りないのか、Kazさんのblogが見られなくって~!!
やっと今素晴らしいお寺が!
前に見た金ぴかとは全然違いますね。
色はシックな趣ですが、装飾が素晴らしいですね!
木造ということで、なんか人の御寺と通じるものが…kazさんが長居してしまったのもなんだかわかる気がします。
2012/05/20(日) 20:39 | URL | prego #-[編集]
Re: タイトルなし
pregoさま こんばんは!

> こんばんわ!やっと見られました…うちのPCとっても調子が悪いのか、メモリーが足りないのか、Kazさんのblogが見られなくって~!!

むむ、どこかの国の政府に目をつけられてアクセスをブロックされてるのでしょうか(笑)

> やっと今素晴らしいお寺が!
> 前に見た金ぴかとは全然違いますね。

なんか、ここも、もともとは外装も金だったらしいんですけどね。それはそれでスゴい気がしますが。

> 色はシックな趣ですが、装飾が素晴らしいですね!
> 木造ということで、なんか人の御寺と通じるものが…kazさんが長居してしまったのもなんだかわかる気がします。

人の御寺 → 日本のお寺?
人の御寺 というものがあるのかと思ってググっちゃいました(笑)
タイでも、基本金ピカのお寺ばかりの中、たまーに木造の渋いお寺に出会うと妙に安心しますが、まあそれが我々日本人のお寺観ですよね。
2012/05/21(月) 21:44 | URL | hungrykaz #-[編集]
>人の御寺 → 日本のお寺?
>人の御寺 というものがあるのかと思ってググっちゃいました(笑)

あはは、失礼しました!
その通り、「日本」のお寺です。
私も自分で間違っておいて、なんだっけ?って想ってしまいました~
2012/05/22(火) 21:49 | URL | prego #-[編集]
これは見事なレリーフの洪水ですね!
素晴らしい!こういうの僕大好きです!

やはりチーク材なんでしょうか?
彫が見事!透かし彫りも、トゲトゲも
よく残ってますね!

金ぴかの寺院もいいですが、そこは我々日本人。
素朴な風合いに侘び寂びを感じ、感動します。

ここは絶対に行こうっと!

chempakaでした!
2012/05/29(火) 00:32 | URL | Chempaka #-[編集]
Re: タイトルなし
Chempakaさま 毎度!

> これは見事なレリーフの洪水ですね!
> 素晴らしい!こういうの僕大好きです!

でしょ?でしょ?

> やはりチーク材なんでしょうか?

チーク材が彫刻に向いているのかはわかりませんが、もっと浅い色だった気がします。

> 彫が見事!透かし彫りも、トゲトゲも
> よく残ってますね!
> 金ぴかの寺院もいいですが、そこは我々日本人。
> 素朴な風合いに侘び寂びを感じ、感動します。

マンダレーは比較的雨が少ないですが、しかし雨季にはここがどんなことになってしまうのか心配です(笑)
この僧院全体を覆う建物をつくって風雨を防ぐぐらいの保護活動をすれば、世界遺産にも認めてもらえますかね?

> ここは絶対に行こうっと!

行って下さい。
ゴールデンウィークにマンダレーに3泊したときの様子をご紹介できるのはいったいいつのことになるやらわかりませんが、本当にこの周囲にはたくさん見どころがあって、楽しい町です。
2012/05/29(火) 22:11 | URL | hungrykaz #-[編集]
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マンダレーの仏教大学の隣にあるのが、シュウェナンドー僧院。ここまで見てきたミャンマーの仏教関連の施設といえばとにかく金ピカの派手なところばかりだが、ここはまったく趣が違う。というか、ミャンマーにある有名な寺院・僧院で、こんなに渋いところは他にないだろう...
2012/05/19(土) 03:15 | まとめwoネタ速neo
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