hungry travelog
美しい海。うまいメシ。豪華なホテル。アジア方面の旅の記録。
≪09月   2017年10月   11月≫
1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30  31  
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
バガンの第二弾は、先ほどのシュエズィーゴン・パヤーからほんとに目と鼻の先。乾いた土の大地を感じる。
ヤンゴンは大都会だったし、ニャウンウーに到着してからも今のところ街から出ていないので、広大な土地が広がる大地を実感できたのは、この時が初めてだ。

当時はドライバーが何言ってるかわからず、ここが何だかわからなかったのだが(笑)、どうやらここはチャンスィッター窟院というところ。だーれもいないのに敷地には何軒か露店も出ている。遺跡のような、平屋の建物に入れと促されるが、真っ暗だ。入り口にばあちゃんが腰掛けていて、懐中電灯を貸してくれる。

シュエズィーゴン・パヤーと同じ頃、12世紀の建立というから、およそ900年も前。僧が瞑想するための建物らしい。中には仏像があったり、壁にフレスコ画が描かれていたり。
通路の奥は仕切られた小部屋になっていて、牢獄のように見えなくもない。
写真撮影禁止だというし、まあそもそも真っ暗なので、ここの写真はなし。

表に出てくると、露店の兄ちゃんが待ち構える。
別にそんなにしつこくなくて、素通りしようと思えばできるレベルだが、ここはちょっと売り物自体が興味深いので足を止めて見る。布に、色とりどりの砂を接着して描く、砂絵だ。

P1190140001.jpg


眺めていると、兄ちゃんがいろいろ説明してくるが、あまりがっついてないので、悪くない感じ。はっきりした英語をしゃべるので、ドライバーとの会話に参っていた僕には嬉しい。
聞けばこの人は単なる売り子ではなく、自ら作品をデザインし、制作するそうで、少し遠くにちゃんとした店舗も持っている、と名刺をくれた。後でわかることだが、この砂絵はバガン一帯のあちこちで売られているが、デザインはほとんどどれも同じなので、共通の下絵を使って、砂を貼り付ける手間のかかる工程はそれぞれがやっているようだ。お兄ちゃんを信用するなら、彼はそれらのネタの制作元というわけで、もしかすると僕は一発目で「当たり」の露店に巡り会えたのかもしれない。
押し売りされる風でもなく、普通に気に入ったものを1枚購入。およそ1000円で、兄ちゃんも満足気なので、もう少し頑張れば値切れたのかもしれない。

この店の兄ちゃんが、向かい側もちゃんと見て行け、と言う。どうやら、ここチャンスィッター窟院よりも状態のいいフレスコ画が残っているとのこと。正直、古ぼけた壁画にはそんなに興味はないのだが、まあせっかくのお薦めなので行ってみる。
道、というか空き地を挟んで反対側にあるのがナッ・トゥ寺院。

P1190142006.jpg


仏塔と、隣に僧院がある。さっきの兄ちゃんから「反対側に回りこんで入るんだよ」と言われていたので反対側に回ってきたが、どれが入るべき入り口なのかわからず、とりあえず仏塔の隣にある建物の階段を登ってみた。
おっと。これは、本当にお坊さんが生活する僧院だ。やけに生々しい生活感が漂う。時々、観光客に見せることを前提とした僧院があるが、ここは違って、ちょっと覗いてしまったほうがバツが悪い感じ(笑)。

P1190143007.jpg


慌てて降りていくと、おーいこっちだよ、と、さっきとは違う兄ちゃんが声をかけてくる。場所が場所なら、こんなのにホイホイついて行ってはいけないのだが、周囲百メートルに観光客は僕だけ、他にはあの露店の売り子たちと、このお寺の小僧しかいない、この田舎の緩い空気が、僕の気持ちも緩ませる。まあ結果的にはそれで正解で、兄ちゃんが壁画のあるところへ案内してくれて、色々と英語で解説までしてくれた。

P1190154008.jpg


ここまでやってくれたらガイド料を要求してくるだろうなーと思っていたら、こいつも砂絵の売り子で、砂絵を買ってくれと、仏塔の床に砂絵を広げ始める。おいおいここで広げなくても。

いつ頃からだろう。
バンコクをきっかけに東南アジアが好きになり、そのうち「観光地」と割りきって見ていたお寺に興味を持ち始め、チェンマイやルアンパバーンやミャンマー各地といった仏教の都を訪れる中で、だんだん仏教への興味が増してきた。いま日本で住んでる自宅も、日蓮に関係する大きなお寺のお膝元の街なので、なんとなく日蓮さんに護られて生きてるような気になっている(笑)。

そんなわけで、3年前の僕なら軽くあしらっていたかもしれないが、今の僕には、兄ちゃんが広げる仏教画の砂絵が、どれもこれも魅力的なのだ(笑)。
2枚買うから、と、さっきの半額にまけさせようと思ったのだが、流石にそこまでは無理で、2枚で約1500円で手を売った。さっきちょっとネットで調べたら、だいぶ細密なやつだが、日本の業者さんが1枚6500円で売ってたりした。

P1190157009.jpg


思わぬところで時間を食った。まだバガンのほんの入り口に、ようやく達したところ。さあ寺巡りに出発!


にほんブログ村 旅行ブログ 海外旅行へ 人気ブログランキングへ  blogram投票ボタン
関連記事
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
日蓮宗のお寺の近く…都内ですか?
私実家の近く(都内)にもかなり大きなお寺がありますので、
もしやお近く?!とか思っちゃいました。
お祭りも有名なところです。でも沢山ありますからね~

三枚目のお寺の中の壁画がいいなって思いました。
だいぶ朽ち果ててきて保存状態が良くないようですが、じっくりそこを見てみたくなりました。このまま残ってくれればいいのですが…
絵も見てみたいです。砂絵なんですね。
2012/02/19(日) 20:10 | URL | prego #-[編集]
おお!この寺院は見てませんでした!
きれいな壁画が残ってますね!
その辺のメジャーな寺院の壁画よりも
保存状態は良いのでは!?

僕もあちこちの寺院で売られている
土産物屋を物色し、同じように一枚だけ
砂絵を購入しましたが。。。
1枚1000円で!?買い物上手ですね!
僕は1枚20ドルで買ってしまいました!(苦笑)
仕入れなら値切り倒すのに、観光になると
いい加減です(笑)

僕も行き先々で絵か布を買って帰りますが
額とかの装丁の方が高くつくんですよねえ~(苦笑)

どんな絵を購入されたのですか?
またご紹介くださいませ~~。

chempakaでした!
2012/02/19(日) 21:01 | URL | Chempaka #-[編集]
砂絵って、
優しくてほんわかした雰囲気があるですね~。
お兄ちゃん達、ニヤけてるけど、
信仰心を砂絵に投影して、ガツガツオーラが出てないところが
いいなぁ~って思いました(笑)!!
2012/02/21(火) 21:54 | URL | キュウ親 #-[編集]
Re: タイトルなし
pregoさま こんばんは!

> 日蓮宗のお寺の近く…都内ですか?

大田区の本門寺です。
pregoさんちのご近所でしょうか?

> 三枚目のお寺の中の壁画がいいなって思いました。
> だいぶ朽ち果ててきて保存状態が良くないようですが、じっくりそこを見てみたくなりました。このまま残ってくれればいいのですが…

仏像でも同じことが言えるのですが、ビルマ人というのは、古くなったものを、そのまま有難がって使おうという感覚があまりないようで、仏像なんかピカピカの新しいやつにしちゃうんですよね。
壁画も、ビルマ人は気にせずに建物内で煮炊きしたりしたので早々に痛んでしまったそうで、今残っているのは実はその上から(攻めてきた)モンゴル人が書き残したものだ、という話もあるそうです。

> 絵も見てみたいです。砂絵なんですね。

少し立体感のある独特の質感で、なかなかいい味出してますよ。
そのうちお土産紹介としてご披露しましょう!
2012/02/21(火) 23:07 | URL | hungrykaz #-[編集]
Re: タイトルなし
Chempakaさま 毎度です。

> おお!この寺院は見てませんでした!

もともとコースには入ってなくて、砂絵屋の兄ちゃんに見てこいと言われたものですからね(笑)
一応「地球の歩き方」には欄外にちっこく載ってました(そのお陰で名前がわかった)。

> きれいな壁画が残ってますね!
> その辺のメジャーな寺院の壁画よりも
> 保存状態は良いのでは!?

そういうもんでしょうか?
まあ、あの建物の中でも特にまともに残っているあたりの写真ではあります。
僕は、ああいう絵って実はそれほど興味をそそられないので、あまり気にしてませんでした。すみません(笑)

> 僕もあちこちの寺院で売られている
> 土産物屋を物色し、同じように一枚だけ
> 砂絵を購入しましたが。。。
> 1枚1000円で!?買い物上手ですね!
> 僕は1枚20ドルで買ってしまいました!(苦笑)
> 仕入れなら値切り倒すのに、観光になると
> いい加減です(笑)

大きさで多少違うみたいですから、そのせいかも?
1000円で買ったのはA3版ぐらいのものです。その後2枚1500円で買ったのはやや小ぶりです。
別に僕も頑張って値切ったわけでもないんですが、「まー別に買わなくてもいいんだけどさ」的な態度が効いたのでしょうか(笑)

> どんな絵を購入されたのですか?
> またご紹介くださいませ~~。

はい、近々ご紹介します~
ではでは。
2012/02/22(水) 00:13 | URL | hungrykaz #-[編集]
Re: タイトルなし
キュウ親さま こんばんは!

> 砂絵って、
> 優しくてほんわかした雰囲気があるですね~。

もともとの絵のデザインが、若干マンガっぽいせいもあるかもしれませんが...
輪郭がぼやけて柔らかい雰囲気が出るのは確かでしょうね。色使いはけっこうどぎついですが。

> お兄ちゃん達、ニヤけてるけど、
> 信仰心を砂絵に投影して、ガツガツオーラが出てないところが
> いいなぁ~って思いました(笑)!!

1人目の兄ちゃんはそうですね。後のほうの兄ちゃんは単なる便乗組なので、お調子者の微笑みです。
どちらにしても、人当たりが柔らかくて、こっちも落ち着いて応対できました。
2012/02/22(水) 00:24 | URL | hungrykaz #-[編集]
URL :
コメント :
パスワード :
管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
Template designed by アクセラと+αな生活

Powered by .
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。