hungry travelog
美しい海。うまいメシ。豪華なホテル。アジア方面の旅の記録。
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今回の旅ではミャンマー内4都市を周遊する。それぞれの街で英語ができるドライバーを雇い、都市間の飛行機の移動は自力で、というプランで一式旅行会社に手配してもらった。これに更に各都市で日本語ガイドをつけるのが王道で、更には飛行機移動も全部ガイドに一緒に行ってもらう至れり尽くせりパターンもあるようだ。
僕はヤンゴンではドライバーしか手配しなかったので、目的地に着いたら「はい、ここだよ。行ってらっしゃい」と送り出される。説明もないし、一緒に行ってもくれない。まあガイドじゃないんだから当然と言えば当然だが、若干不安だ。

まず向かったのは繁華街にあるスーレー・パヤー。パヤーというのは英語でパゴダ、日本語で仏塔。黄金の仏塔を中心に、その周囲を丸く、お供え物を売る店とかが並んでいる。ここは繁華街に近いこともあって地元の人が日常的にお祈りに来るところみたいで、たまたまだと思うがこの時間帯は外国人観光客が僕しかいなかった。ヤンゴンの街はスーレー・パヤーを中心に広がっている、みたいな書きぶりをガイド本とかで見かけた覚えがあるが、すぐ南にはヤンゴン川という大河が流れていて対岸は別の街なので、ここはヤンゴンの南端というのが正しい。

外国人のみ、入り口で声をかけられて入場料とカメラ撮影料を払う。アメリカから経済制裁を受けてるくせにこういうところでは米ドル払い、ってのは笑っていいのか、笑ってる場合じゃないのか。
足を踏み入れると、ものすごくガン見される。ここは観光地じゃないぞ、お祈りの場だぞ、という空気が強く漂う。

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これが中心にある仏塔。青空に映えてまぶしい金色は、もちろん本物の金箔を張ったもの。頂上までは46メートル。ヤンゴンの街の中心であり、言い伝えではその歴史は2000年以上。観光客向けというよりも、地元の人たちがお祈りに来る、実務的な色の強いパヤーだ。

スーレー・パヤーの「スーレー」とは聖髪の意味。ヤンゴンには、仏陀の聖髪を納めているとされるパヤーが複数あり、これもそのひとつ。言い伝えでは、ビルマ人の商人がインドで仏陀(本人!)から8本の聖髪をもらい、それを持ち帰って祀った、という。なのでここの起源はお釈迦様がまだ存命中だった2500年前、ということらしい。
日本での一般論では、仏陀とは「悟りを開いた人」のことで、必ずしもお釈迦様という個人を指すわけではないので、「仏陀」と「釈迦」を巧みに言い換えることで歴史と権威があるように見せかけているのではないか、と意地悪な解釈をすることも可能。ただ、軽く調べてみると上座部仏教では仏陀=釈迦と解釈されている風でもある。この辺はよく理解もせずに適当なことを書くのは避けるとして、まあ少なくとも、言い伝えでは、2500年の歴史を誇るパヤーである。

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中央の大きな仏塔を中心に、その周囲を360度ぐるっと歩いて回れる構造になっている。時計回りに3周すると良い、というのは仏教に共通のお祈りのスタイルのようだ。
お寺の敷地内はもちろん土足厳禁。入り口で履き物を脱ぐ。タイでは靴下ぐらいは許されていたと思うのだが、ミャンマーは靴下もダメ。お寺の境内って言ったってこうやってほぼ屋外と同じことなので、ちょっと覚悟が必要だ。ヤンゴンみたいな都会ならまだしも、田舎に行くと石ころや木の枝が転がってたりする。でも、なんだか、裸足で外を歩くのって楽しい。足の裏を通して、この土地とつながってる気がしてくる。すごく突飛なことを言い出すようだが、「俺は生きてるんだ」と感じる瞬間さえあった。寺巡りばかりして自然に悟りを開いてしまったのだろうか(笑)。
ま、そんなわけで、ミャンマー観光ではサンダル履き必須だ。街行く人全員がそうなので、キレイなホテルでも遠慮せずにサンダルでOK。

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この派手な飾り屋根が境内に4カ所ある。これが、パヤーへの4カ所の入り口。東西南北それぞれに入り口がある、というのがミャンマーのパヤーの一般的なスタイルのようだ。いちばん上の写真が、この屋根の下の様子。
4カ所それぞれ仏像が置かれ、人々がお祈りしている。屋根にも小さな仏様が刻まれていたり、ものすごい緻密な装飾なのだが、屋根の飾りを仰ぎ見たりしてるような人は誰もいない。

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仏像の前にはほとんど必ず寄進箱があり、たいていお札が大量に入っている。というかミャンマーの通貨には硬貨はないので全部お札なのは当然としても、けっこうな高額紙幣もちらほら。これは寺側のヤラセではなく(笑)、本当にミャンマーの人達の信仰の厚さを表しているのだと思う。
あとで他のパヤーに行って思ったが、高校生ぐらいの若者たちが連れだって、あるいは若い夫婦が小さい子供を連れて、楽しそうにパヤーに来ている。これって何だろう、と思う。我々に比べて娯楽が少なく、他に行くところもない、と言ってしまえばそれまでかもしれないが、だからと言ってわざわざ暇つぶしに寺に行くこともあるまい。やっぱりこれは幼い頃から体に染みついている信仰心なのだろう。

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ここで真後ろを振り向くと、こうやって外とつながっている。こういう出入り口が4カ所あるので、自分がどこから来たか(=どこに自分のサンダルが置いてあるか、どこでドライバーが待ってるか)を覚えておかないとやっかいだ。が、4カ所それぞれにそんなに目立った特徴があるわけでもないので、3周もぐるぐる回った後だとかなり難しい。
両脇には商店が並ぶが、ここのパヤーは、仏様にお供えする花とか、実用的なものを売る店ばかりだった。

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平面図で見ると構造がわかりやすいだろうな、と試しにgoogleマップで見てみたら、ちゃんと構造がわかる程度までアップにできた。


大きな地図で見る


たぶん日中の暑い時間帯だからだろう、人はあまり多くない。繁華街にあるパヤーだけに、夕方は仕事帰りに立ち寄る人とかが多いのだろうと思う。
すぐ外側はバスやら車やらがばんばん走る喧騒の中、この空間だけは静かな時間が流れる。もっとも、経済がどんどん発展して交通量があまりにも増えてきたら、ちょっとした社会問題になるかもしれない。

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ミャンマーの典型的なお寺の姿、ヤンゴンみたいな都会に住む人々の信仰の姿を垣間見る、という意味で、ミャンマー観光の最初に訪れるにはいいところだ。これから訪れる数々のインパクトの強いお寺・仏塔に比べるとあまり特徴がないので、そういう意味でも、やっぱり最初に来るのがいい気がする。

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