hungry travelog
美しい海。うまいメシ。豪華なホテル。アジア方面の旅の記録。
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Kindleを購入して最初に読んだ本。
アメリカ人の著者がイスラムについて書いたものだが、面白いのはその舞台が東南アジアだという点だ。もちろんイスラム世界における影響力の大きさから言えばサウジアラビアを擁する中東に分があるが、イスラム人口という点で考えれば東南アジアから南アジアが世界最大のイスラム地域である。
イスラムが少数派であり、それ故に問題の火種となっているフィリピンとタイ。一方でイスラム国であるマレーシアとインドネシア。そしてその両国に挟まれる、中華系の小国シンガポール。最後に、この地域でのプレゼンスが薄れる一方で、中国にその株を奪われているアメリカ。
それぞれの国をイスラムという観点で切り取って、トップの政治家から一般庶民まで、実に幅広い視点で網羅する。まずアメリカ人にもこういう視点が持てるのだという点を評価したい。また、宗教というセンシティブなテーマでありながら夢中になって読める「面白さ」がある。
タイとマレーシアの国境のタイ側になってしまったが故にマイノリティとして暮らさざるを得ないマレー系タイ人。「タイ南部のイスラム過激派」と彼らを呼んでしまいがちだが、過激派なんてのはほんの一握りであって、ほとんどの人は単に普通に平穏な生活がしたいだけ。マレーシア側に親類が住んでたりするので頻繁に国境を越えて行き来する人たち。でも、実は彼らもタイが嫌なわけではない。今の土地を離れてマレーシア側に移住したいかというと、そんなことは思ってないのだ。
カトリック国であるフィリピンにおけるイスラム教徒にしても同様。アメリカ人がアラブ人を見ればテロリストだと恐れてしまうのと同じように、我々もついつい偏見をもって近所の国の人々を見てしまっている。そんな人々の思いが、少し見えてくる。いい本だ。
amazon.comの書評でも非常に評価が高い。
15.7ドル、英語版(邦訳はまだ)。
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