hungry travelog
美しい海。うまいメシ。豪華なホテル。アジア方面の旅の記録。
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ルアンパバーンの一日は、朝の托鉢を見ないと始まらない。
町全体が世界遺産に指定されているルアンパバーン。でも、フランスの影響を受けた町並がそのまま残された町、というだけだったら、世界遺産になるほど珍しいわけではない。やっぱり、お寺と町が一体となっているさま、名物となった朝の托鉢、こういうものが複合的に評価されての世界遺産入りなのだろう。

ところで、この托鉢、町の主な通りをお坊さんたちが練り歩くということ、僕の泊まるロータス・ヴィラの前を通ることもネットで調べて事前にわかっていたのだが、それが何時頃なのかがよくわからない。ネットで時間を調べても、6時頃から7時半頃までけっこう情報に幅がある。
しかたないので、絶対に見逃すことがない時間帯に起きることにする。また5時起きだ(笑)。

5時半頃まで、部屋のベランダから通りの様子を見ていたが、日の出前で真っ暗。周囲の家々も、まだ灯りは着かない。6時近くになると、家の灯りは点り始める。いてもたっても居られなくなり、町に出てみることにする。
このホテルは防犯上、中庭を通って、フロントを通らないと表に出られないのだが、そのドアには鍵がかかっている。「通りたければ遠慮なくベルを鳴らしてね」と張り紙があるので、ベルを鳴らしてみると、鳴らしたこっちがびっくりするぐらい大きな音でチャイムが鳴り響く。そして、中で何やらゴソゴソする音が。
床に布団をひいて寝ていた、パジャマ姿のスタッフが超ねぼけ顔で鍵を開けてくれた。ありゃーごめんね。

町を歩いて、近くのお寺まで行ってみる。人の気配はあるが、出てくる様子はない。通り沿いでも、まだ準備が始まっている様子はない。お坊さんにあげるための米の売り子が、ときどき声をかけてくるが、ちょっと手を横に振ればすぐに諦めてくれる。売り子がしつこくないのは、観光客としては有難い。

だいぶ空が白んできて、通り沿いに人々がゴザを敷いて準備ができた頃。
来た。最初はほんの10人ぐらいの短い列だが、最初の托鉢の行列が始まった。6時40分。

P1050988025.jpg


托鉢とは、お坊さんが信者の家などを回って最低限の食料を乞う修行のひとつ。
ルアンパバーンでは、日の出とともにあちこちのお寺から、お坊さんたちが一列になり、町を練り歩く。小さな町なので町の到るところでその姿が見られる。
住民はもちろん、観光客ももち米などをあげることができる。

P1050995019.jpg


ただ、観光客の姿を見てても面白くないから、ホテルの前から離れて、地元のおばあちゃんたちが何人か椅子を並べているところに陣取った。

そういえば開始時間の情報がよくわからなかったのは、結局托鉢は「夜が明けて、明るくなり始めた頃」に始まるので、その時間が一定ではないせいだろう。後で調べたところルアンパバーンの日の出の時刻は季節によって1時間ほど差があり、僕が居た1月はかなり遅い時間だった。夏などは6時台の早い時間帯に始まるのだろうと思う。

P1060012010.jpg


お坊さんたちは全員が丸い器を持って、そこに少しずつ米などを入れさせる。お寺に持ち帰ってから全員分を集めて、全員で公平に分けるという。偉いお坊さんはあまり自ら出てこないのか、若い僧の姿が目立つ。案外みんなスタスタと足早に歩いて行ってしまう。
人と人との、毎日の営みなのに、なんだか神秘的な感じさえするが、それは後から思い出して感じたこと。当日、この場では、ねぼけた脳がこの状況を理解するのが追いつかない。夢中でシャッターを切り、この場面を目に焼き付ける。不思議な感動は、朝飯を食う頃になって、後からやってくる。

P1060036009.jpg


お寺ごとにまとまって歩いているようで、10人から20人ぐらいの集団が通り過ぎると、少し間があって、また次の集団がくる。ただ、不慣れな観光客がいるエリアなどでは渋滞が発生して後ろの集団が追いついてしまうようで、最後のほうにはものすごい長い行列がやってきた。
列は3分以上も途切れずに続いた。



動画の最初のほうで、お坊さんのほうが逆におばあちゃんに袋入りの何かをあげていた。
僕の勝手な想像だが、観光客がヘンなものをくれちゃって、自分たちでは食えないので、地元の人に分けてあげたのではないかと思う。動画の1分20秒あたりから、カゴをもった子供たちが何人か通り過ぎる。これはおこぼれに預かろうという、まあいわば物乞い。

列は動画のあともさらに続き、長~い列の最後尾は、こんな感じでカメラを抱えた観光客が追いかけ回す。本当に最後尾の後ろを遠慮気味に歩くんならまだしも、ほとんど並んで歩いているので、お坊さんに対するリスペクトが感じられず、とても感じが悪い。見た目日本人っぽいのもいたので、ちょっと嫌な気分になった。

P1060047010.jpg


それでも、メイン通りから一本奥に入ったこの通りはまったくマシで、ホテルの多いメイン通りは観光客がフラッシュをばしばし焚いて、群がるように写真を撮っている様子を翌日見て、げんなりした。
さすがにルアンパバーンでも、托鉢の観光化は色々と問題になっているようだ。この神秘的な経験を多くの人ができるよう、お坊さんたちが安心してその日の食料を調達できるよう、願ってやまない。

ラオスは、少なくとも過去5年にわたり、日本が最大の援助国である。ルアンパバーンのお寺にも、日本の援助で学校が運営されている旨の立て看板を見かけたりした。日本人観光客が多く、欧米人に比べれば(お寺では神妙にすべきことを知っているので)はるかにマナーが良く、いい印象を持たれていると思う。
ルアンパバーンのお寺でも、きっと今、日本のために祈ってくれているだろう。

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コメント
この記事へのコメント
托鉢の見学マナーの悪さは主に欧米人に
見受けられましたね~。

フラッシュはバンバン焚くわ、追っかけまわすわで
おっしゃる通り、リスペクトが足りない行動にムカムカしましたね~。

観光客に托鉢用の供物を提供し、あとで法外なチップを要求する
おばちゃん集団も居て、げんなりです。。。

chempakaでした!
2011/03/22(火) 03:43 | URL | chempaka #-[編集]
Re: タイトルなし
chempakaさんこんばんは。
そうなんですよ。とりあえず僕はルアンパバーンでの初托鉢でそんな場面に遭遇しなかったので良かったです(翌日目撃することになりますが)。
ガイジンどもはお寺の本堂の中でも足を投げ出して仏様に向けたりしてるんで、仏様にはこうするもんだ!とこれ見よがしに正座してお辞儀したり手をあわせたりしてきました(笑)
2011/03/22(火) 23:30 | URL | hungry_kaz #-[編集]
再びお邪魔です!
>仏様にはこうするもんだ!とこれ見よがしに正座して
>お辞儀したり手をあわせたりしてきました(笑)

↑ナイスな行動です!お気持ちわかります(笑)

ちょっとは違う文化に敬意を払いやがれ!と。。。
それとも予備知識ゼロなのか??

どっちにしても異文化を判ろうとする姿勢が
彼らに感じられない!ダメダメですね!

chempakaでした!
2011/03/23(水) 00:33 | URL | chempaka #-[編集]
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