hungry travelog
美しい海。うまいメシ。豪華なホテル。アジア方面の旅の記録。
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ドイステープ山を下りて、やって来たのはワット・スアン・ドーク。
スアン・ドークというのは花園という意味だそうで、季節によっては境内に花が咲き誇るそうだが、今回は花はあまり見かけなかった。その代わり、花のように可憐に立ち並ぶのが、白い仏塔。

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広大な敷地の一角に立ち並ぶ、非常に緻密に造られた仏塔たち。
これらは、ランナー王朝の王族たちのお墓。
かつてこの地に栄えたハリプンチャイ王朝は、まだ国としての機能が十分に成熟しておらず、仏教のほうが国王よりも強い立場にあった。これを武力で併合したランナー王朝は、王を仏教よりも上に位置づけようとした。そのためには、飛びっ切り偉いお坊さんを連れてきてこの地のお坊さんをみんな従わせ、実は裏でその偉いお坊さんは王朝に従う、という構図を作ることで、支配を固めた。その飛びっ切り偉いお坊さんというのが、スコータイから招聘された長老スマナという人で、ここワット・スアン・ドークの住職となった。それが1383年。当時チェンマイには8400人の僧侶がいたという。

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事前にガイドブックで写真を見ていた中では、いちばん惹かれていたこのお寺。期待通り、実に繊細で美しい。
立ち並ぶ仏塔は高さ5メートルかそのぐらい。真っ白なだけに汚れも目立つが、かえって陰影がはっきりして、写真写りはいい(笑)。
かつての王家と言っても現在のタイの王様であるラーマ9世とはまったくつながりがないので(そもそも国が違う)、あまりお参りする人もいないようで、全然人の姿を見かけない。後で行く本堂は人で溢れていたのとは対照的だ。

いちばん奥にある一際大きな仏塔だけは別格で、これは仏舎利(釈迦の遺灰)が収められるとされ、黄金に塗られている。言い伝えでは、収められている遺灰は自然に2つの塊に割れたため、一つはこの寺に収め、もう一つは王室の白い象の背に乗せ、その象が立ち止まった場所に祀ることになった。その象はドイステープ山を登り、ようやく立ち止まり、そのまま死んでしまったところが、ドイステープ山の頂上。で、そこに造られたお寺が、今朝訪れていたワット・プラタート・ドイステープなのだという。

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隣にある本堂に入る。入ってみるまでは、このお寺は白い塔が立ち並ぶ墓地がメインの売り物なんだろうと思っていたが、実は参拝客は専らこっち(だけ)を目当てに来ていた。
この本堂の圧倒的な広さ。日本も含めて、今まで見てきたどのお寺の本堂よりも広いのではないかと思えたが、ちょっと正確な大きさがわからない。「チェンマイのお寺では最大で、タイでも有数の大きさ」ぐらいの適当な記述しか探せなかった(ワット・スアン・ドークの公式サイトまでは見つけ出せたのだが、全部タイ語だ...)。

まあ、とにかく圧巻だ。100メートルはゆうにあろうという奥行きもさることながら、20メートルぐらいあると思われる天井の高さ。ざっと学校の体育館2つ分という感じ。
いちばん奥に巨大な仏像があるが、遠すぎて霞んでいる(笑)

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元旦なので参拝客も多く、色々と飾り付けもされている。
本堂の中央あたりは椅子が並べられ、その上には糸が張り巡らされ、何やらたくさんぶら下がっている。

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ぶら下がっているのは、こんなもの。なんと、現金である。
20バーツ紙幣を5枚、ビニールのケースに収めたもの。信者がこれを買って、願掛けしてぶら下げていく模様。タイの一般人にとって100バーツ(300円)と言えば、ざっくり感覚的に言えば日本人にとっての1000円ぐらいだと思うので(給与水準で単純比較すればもっと高い)、「お賽銭」としては相当な額だ。それを、こんなにも無防備に...
それにしても現ナマを仏様にお供えするという発想は、何だか逞しい気がする。中国系タイ人の発想だろうか。

ガードマンみたいのがいるわけでもないので、その気になれば簡単に強盗できてしまうと思うが、そういう事件が起きている風でもないのは、やっぱりお寺でそんなことをしたら罰が当たるという、信仰心による自然な抑止力なのだろう。僕は宗教というものに凄く警戒していて、意図的に距離を保った接し方をしているが、そういう信仰ならアリかな、と思う。

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コメント
この記事へのコメント
このお寺、ぜんぜん知りませんでした。
チェンマイといえば、ワット・ドイステープ!ってぐらしか知らないので・・・

白いたくさんの仏塔も美しくて素晴らしいですが、大きな仏像とその本堂(?)ものスゴいですね。
なんか建物の大きさが全然ピンとこない(すいません)。
ただ、ものすごく大きいんだろーな、というのは判りますが・・・
こんなお寺もあったんですねー

100バーツ札の釣るし・・・
お札のマライや、タンブンバーンとかで作るお札の木とかとは、また違った印象ですね。
まぁ、これもタンブンの1つなんでしょうが。
しかも、この量は圧倒されます。
同じこと書いちゃいますが、こんなお寺もあったんですねー
2011/01/31(月) 01:31 | URL | プライサニー #HfMzn2gY[編集]
Re: タイトルなし
ワット・スアン・ドークは、墓地に立つ白い仏塔の繊細な美しさあり、「何でもあり」の本堂あり、楽しかったです。楽しめたという意味ではドイステープ以上だったと僕は思います。まあ、観光目当てではなく、本当にお祈りに来ている地元の人たちが多かったから、余計にそう感じたのかもしれません。

現金の吊るしには、なんか、笑っちゃいましたね。ある意味合理的。テキトーなようでいて、実はラクをするという点では計算高い人達ですからねえ。
2011/01/31(月) 23:10 | URL | hungry_kaz #-[編集]
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