hungry travelog
美しい海。うまいメシ。豪華なホテル。アジア方面の旅の記録。
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ランパーンのワット・プラケオ・ドーンタオにて。
ビルマ式の仏堂に近づくと、内部の装飾がこれまた、ものすごく細かい。壁も天井も柱も、びっちりと繊細な細工で覆われる。基本は赤と金という派手な色深いだが、だいぶ色あせているので、どぎつい感じはない。
仏像の雰囲気も他のお寺とちょっと違うが、これもミャンマーのマンダレー様式なんだそうだ。

P1040794002.jpg


天井の装飾の一部をアップで撮ってみた。
緑や青の部分はガラス細工だそうだ。材料がなんであれ、気の遠くなるぐらい緻密な作業の集大成だ。

P1040793001.jpg


仏堂の裏には、白い象。
これが、伝説に残る象だ。バンコクの王宮(エメラルド寺院ことワット・プラケオ)に現在は祀られているエメラルド仏が、かつてここに安置されていた。
チェンライで発見されたエメラルド仏を、王都チェンマイに運ぶ途中。運んでいた象が、このランパーンの地で動かなくなってしまった。仕方なく王は別の象を送るが、それも同じくランパーンで歩みを止めてしまう。三頭目の象までもが同じ行動をとるに至り、王は仏像がランパーンに留まることを許した。この像が、その象。
こうしてエメラルド仏はこのお寺で30年余りを過ごす。ちなみにエメラルド仏はその後無事チェンマイに運ばれるが、王家の世継ぎ問題などのゴタゴタの中で、ラオスの当時の首都ルアンパバーンへと移される。さらにラオスの遷都によりヴィエンチャンに移り、ラオスに200年余り留まるが、その後現在のタイ王室の直系であるラマ一世がヴィエンチャンを占領、エメラルド仏をタイ側に「持ち帰った」(タイ人の言い分)。
バンコク都の正式名称は「クルンテープ・マハナコーン(以下略)」と世界一長い首都名なのは有名だが、その一節に「エメラルド仏が座します侵すべからざるインドラ神の都」とあり、都市名の一部にまでなっている大事な仏像なのだ。

なお、今回よく調べるまで、僕は前回書いた「スシャダ伝説」で西瓜の中から出てきた碧玉で作った仏像と、この「エメラルド仏」をごっちゃにしていたのだが、どうやらこれは別物のようだ。

P1040819001.jpg


仏塔の裏側、どう見ても裏門のような位置なのだが、やけに立派なナーガ/龍の飾りがある。
門の外にも何があるわけでもなく、なんでこんなところにこんなものを?と思ったのだが、よく見るとちょっと離れたところにお寺がある。「スシャダ伝説」の女性を祀った、ワット・スシャダだ。この道が、両方のお寺をつなぐ、いわば参道なのだろう。

P1040817004.jpg


連結部分をアップ。こうやって何重にも龍(蛇?)から龍が生まれるようにして、つながっている。

P1040818005.jpg


境内の一角には、役目を終えたナーガ像が寂しく飾られる。さっきの入り口の龍/蛇はかなり新しい感じだったから、最近まではこっちのナーガが現役だったのだろう。

P1040807003.jpg


たくさん見所があるわけでもないが、仏堂の美しさは圧倒的だ。ランパーンの町とともに、このお寺は一見の価値があると思う。観光客が少ないおかげで、好きなだけゆっくり過ごせるのもいい。

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コメント
この記事へのコメント
参考になります!
こんにちは、hungrykazさん。

それにしても、この寺院は本当に見所満載で、楽しめますねぇ!
天井の装飾も、繊細で、美しい!

次は、タイだと思っているので、とても参考になります!
2011/01/20(木) 13:51 | URL | にゃあ #-[編集]
Re: 参考になります!
にゃあさんこんばんは。
参考になると嬉しいですが、いきなりランパーンというのはちょっとマニアックな気がします(笑)。見どころと言えばお寺ですから、お子さんにはちょっと酷でしょう...
この後更新するチェンマイか、或いは過去記事のバンコクをご参考にしていただくのがよろしいかと。
2011/01/20(木) 20:54 | URL | hungry_kaz #-[編集]
細やかな細工が美しいですね
前回、今回のエントリーで・・・
もしランパーンに行く機会があったら、このお寺はぜひとも行ってみたいなぁ~
なんて思いましたw
細やかな細工も、煌びやかなナーガや仏塔も、スゴく惹かれました。

それから・・・
白いゾウといえば王様のゾウですよね。
アユタヤ時代の映画なんかでは、「敗戦の代償に白いゾウを何頭よこせ」だとか出てきたりしますが、こんな伝説もあったんですねー

前回のコメントにも書きましたが・・・
興味深いお話が拝見できるから、いつも更新が楽しみなんですよ~
2011/01/21(金) 01:22 | URL | プライサニー #HfMzn2gY[編集]
プライサニーさん こんにちは。
ありがたいお言葉をありがとうございます。

そう、白い象は王様の象らしいですね。この前に立ち寄った象センターでもそういう説明を受け、実際に「白い」象の写真も見ましたが、他の象よりは確かに色白だけど、白ってのはちょっと... という感じでした。こういうところにもタイ人の色白信仰が(笑)
2011/01/22(土) 10:15 | URL | hungry_kaz #-[編集]
なるほど・・・ これも色白信仰なんですねw
この「白いゾウ」と、肌の色は白い方が良いというタイ人の考え方・・・
結びつけて考えたことはありませんでした(笑)
なろほどですねぇ~
2011/01/22(土) 15:44 | URL | プライサニー #HfMzn2gY[編集]
Re: なるほど・・・ これも色白信仰なんですねw
プライサニーさん、こんにちは。
いや、というのはですね、同じお寺の境内にあった「スシャダ伝説」を表した人形、あれもお坊さんもスシャダさんも、肌が真っ白なんですよ。なんか作り物っぽくて違和感あるな~と思ったんですが、やっぱりタイ人って白い肌が大好きなんだろうな、という結論に自分の中で至ったわけです。
で、仏塔の裏のほうに行ったら今度は白い象が。ほら、またきた!って感じでした(笑)
2011/01/22(土) 16:15 | URL | hungry_kaz #-[編集]
なるほど・・・
そういう流れがあったんですねぇ~
スジャタ伝説の像は、『ビルマ様式だからあの色合いなんだろーなー』なんて思いながら見ていました。
テレビなんかで見るビルマの仏像も、白というか薄い肌色というかそんな感じの色合いが使ってあって、衣装もあんな感じだったよーな気がしたものですから・・・

この週末は続々更新してありますね。
今から読むのが楽しみです
2011/01/23(日) 14:57 | URL | プライサニー #HfMzn2gY[編集]
プライサニーさんこんばんは。
なるほど。僕はビルマ文化についてはよくわかってないんですがそういう見方もできるんですね。タイ人の白肌崇拝は、白人優遇(日本人は後回し)という発想にもつながっているところが気に入らないです(笑)

そうですね、このところ頑張って更新してます。
なぜなら、来月早々に次の旅に出るのです!だからそれまでに更新を終えないと、また中途半端な状態で中断することになる!(笑)と危機感をもっております。
2011/01/24(月) 21:08 | URL | hungry_kaz #-[編集]
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2011/01/28(金) 17:59 | | #[編集]
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