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hungry travelog
美しい海。うまいメシ。豪華なホテル。アジア方面の旅の記録。
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2010年9月号 National Geographic P.27より
"Crawly Cuisine / Eat The Beetles"

(これは新聞記事の翻訳や要約ではなく、記事を部分的に引用しながら自分が思うことを書いたものです)

中国は人口が頭打ちで、高齢化社会に入っていくが、インドを筆頭に南アジアや、アフリカはまだまだどんどん人口が増え続ける。地球上の耕地面積は限られているので、食料不足となることが予測される。
これ自体はもう長年言われ続けていることだが、その対策として国連食料農業機関(FAO)が、昆虫を食料にすることを推奨しているとのこと。単に栄養価が高いというだけでなく、養殖に必要な土地も狭くて済むため、生産農家にとっても魅力的なのだという。
タガメは、脂肪分が多く栄養価が高い。バッタはタンパク質が豊富。アリは炭水化物、コオロギはカルシウムや鉄分が豊富。


(画像はNational Geographicのサイトから引用)

このブログを読んでくれる東南アジア好きな人たちは、タイ東北部ではタガメ(メンダー)やアリやバッタを食うことはご存知だろう。日本にもイナゴを佃煮にして食う文化はあるし、虫を食料とすることは、少なくとも知識としては知っているだろう。

虫に対する抵抗感が強いのは欧米で、ナショジオの記事も「我々もこのテーマを真面目に考えないといけない。これからは、スープにハエが入ってきたとしても、それはシェフが好意で入れたのかもしれない」などという昆虫学者の冗談めかした発言で締めているので、別段本気で考えてるわけでもないようだ。逆に言うと、ナショジオでさえ冗談半分で記事を書いてしまう程度なのか、と私自身は危機感を強めた気がする。

日本でも、虫を食うことへの抵抗感は強い。テレビの旅番組でも、タイやオーストラリアではレポーターが虫を食わされて大騒ぎするのはお約束だ。私も別に自分から進んで食いたいとは思わないが、他人が食うものにとやかく口を出すつもりもない。
生魚を食うのは野蛮だ原始的だと揶揄されていた日本食だって、ニューヨークになくてはならないトレンディな健康食となり、今や地方のスーパーにまで寿司コーナーがある。クジラについてはむしろ反対論が強まっているような気もするが、これは「抵抗感」の種類が違う(韓国やベトナムで犬を食うことへの反対論と同じ)ので、ここでは別物としておく。と、「気持ち悪いから」とか「ゲテモノだから」という理由で食を否定する傾向は、全世界的に少しづつ無くなる方向に進んでいるのではないかと思う。旅行者が増えたり、ネットの普及や、ジャーナリストではない一般人(ブロガー)の情報発信が増えたおかげで、少なくとも「偏見のない情報」に接する事ができるようになった時代の変化は大きい。
好き/嫌いはそれとは別の話で、虫が嫌いな人は嫌いなままでいればいい。しかし、東南アジアだけでなく世界各地に昆虫を食う文化があり、一方で食料危機に向けた対策が必要なこの状況で、ナショジオがいかにも西欧人的な視点で、「FAOが虫を食えってさ(笑)」的なトーンの記事を書いたことは、とても残念だ。

ところで、アフリカでバッタの被害で農作物が全部やられたとか、エチゼンクラゲやらオニヒトデの大量発生とかいうニュースを聞くたびに、そいつらを食料として活用できないのか?と思っていた。
しかしちょっと調べてみたらバッタの場合は群れがどんどん移動してしまうから、食料源にできるとしてもその日数は限られてしまうのが現実のようだ(アメリカの事例では、幅160キロ、長さ500キロに及ぶ数百億匹の群れでも、いち地点は6時間で通過していってしまうらしい)。ヒトデは何とか有効活用できないものなのか?

実際に昆虫を食った経験者のお話ということで、少し古い記事だが、ブログ「アジアの路地から」からご紹介

同じテーマで同じ図表を使ってるのに本文が全然違う記事がナショナルジオグラフィックのWeb版のほうにあったのであわせて紹介しておく。

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コメント
この記事へのコメント
Re: 食料難対策には、栄養価の高い昆虫を
hungrykazさんのおっしゃる通り
世界的な耕地面積の減少、新興国の人口増加が
食料危機の現実味を感じさせますね~。

昆虫を食べる文化はアジアでは結構ポピュラーで
日本でもありますもんね。

ただ。。。僕も昆虫を食べろ!と言われると
少なからず抵抗がありますね~(笑)

タイでよく見るタガメなんかも『墨』の
味がするらしいですし、昆虫ではなく
いわゆる幼虫系の虫もそのビジュアルから
パクッと食べるのも容易でないです(笑)

砕いてビスケットにするとか
ハンバーグみたいにしてくれるとか
調理面での工夫を期待したいですね~(笑)

でもそう遠くない未来に備えて心づもりは
しておこうと思うchempakaでした!
2010/09/20(月) 12:10 | URL | Chempaka #-[編集]
Re: 食料難対策には、栄養価の高い昆虫を
Chempakaさんこんばんは。
そうですね、ハンバーグならいいかも(笑)
色々記事を見ている中で、メキシコでは何かの虫をソースの原料に使っているそうで、そういう使い方なら原型を意識せずに済むからいいですね。
昔、うちのばあちゃんがイナゴの佃煮を食ってるのを見て、僕はそれほど違和感なくひとつつまんでみようとしたんだけど、親にそれとなく止められたような記憶があります。その辺の世代を境目に、日本の食虫文化(?)も廃れていく... かと思いきや、近いうちにまた必要に迫られて復活するんですかね?
2010/09/20(月) 22:42 | URL | hungry_kaz #-[編集]
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