hungry travelog
美しい海。うまいメシ。豪華なホテル。アジア方面の旅の記録。
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A Malysian Journey by Rehman Rashid


クアラルンプールの空港でマレーシア土産に、できるだけ地元でしか買えなさそうな本を探した。
歴史に関する本はそこそこ種類があって、なんとなくこれを選んだ。Rehman Rashidというマレーシア人による、マレーシア近代史。彼自身が生きた時代を、政治を中心に振り返るのが半分と、海外暮らしが長い彼が久しぶりにマレーシアに帰ってきて、国内をあちこち旅したエッセイが半分。歴史と個人的なエッセイが1章ずつ交互に登場するので、慣れるまでは不思議な感じなのだが、慣れてくるとこの絶妙のバランス間隔のすごさが分かってくる。躍動感が、歴史の生々しさが伝わってくる。
マレーシアは、マレー人優遇政策を進めつつ、中国系ともインド系ともとりあえずは巧く共存している国、だと漠然と思っていた。インドネシアでテロがあったすぐ後にクアラルンプールに行った時、ホテルの駐車場に入るにあたって警備員が形式的に車のチェックとかしていたが、ガイドは「マレーシアではテロなんてないですよ(笑)インドネシアじゃあるまいし」と本気で笑っていた。すっかりお互いの民族が溶け込んでるわけではないにしても、民族間のテンションも特に高いわけではないんだろうと思っていた。
マレー人であり、見た目はインド系に間違われることもある、という著者の話を読むにつけ、自分の認識の甘さを反省させられる。やっぱりマレー人優遇政策なんていう偏った政策を進める以上、当然にして社会にはひずみが生まれる。一人一人の人たちは、決して違う民族を本気で憎んだりなんかはしてないんだけど、政治が、民族同士を対立させる方向へと導く。
また、クアラルンプールはもちろん、ジョホールバルや東海岸のクアラ・トレンガヌ、更にサラワク州やサバ州といった「僻地」についても満遍なく網羅して、マレーシアの更なる多様性を教えてくれる。
語り口は柔らかく、読みやすいが、内容はかなり深い。表面的な観光だけでなくマレーシアという国をきちんと理解しようという思いがある人なら読んでみてもいいだろう。
実はアメリカのamazon.comで購入可能。私はクアラルンプールの空港内の書店で、59.90リンギットで買った。
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