hungry travelog
美しい海。うまいメシ。豪華なホテル。アジア方面の旅の記録。
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8月6日付ほか Wall Street Journal Weekend版2面より
"Arbitrage"

(これは新聞記事の翻訳や要約ではなく、記事を部分的に引用しながら自分が思うことを書いたものです)

Wall Street Journalの週末版(金曜日発行)にはArbitrageというコーナーがある。アービトラージとは「同じ価値をもつ商品の価格差を利用して利ザヤを稼ぐ取引き」のことで、おもに金融で使われる言葉。例えば、うまくやると、日本円100万円をドルに換えて、その全額をユーロに換えて、その全額をまた日本円に換える、という「右から左に流す」だけでもうかってしまったりする(こともある)。

金融系の新聞ならではの表現ではあるが、このWeekend版のコーナーはもうちょっと息を抜いて、同じ商品が世界各地でいくらで売られているかを比較するもの。
例えば、7月30日版で取り上げていたのは、エルメスのスカーフ。
日頃から欲しがっている人なら感覚的にわかっているかもしれないが、世界でいちばん高いのは東京。安いのはパリ。ヨーロッパ内とニューヨークでは(ドルに換算して)514ドルから577ドルとあまり差がないが、マニラ654ドル、バンコク745ドル、東京861ドル。東京が圧倒的に高い。

じゃあ日本製品なら東京が安いだろ、と思うと、そうでもない。たまたま今週のWeekend版ではヤマハのピアノ「C3グランドピアノ」が比較されている。
世界でいちばん安いのは、マニラ。20,578ドル。次が香港で、その次が東京だが、価格差はだいぶついて25,252ドル。もしかすると東南アジアで生産してるから物流コストがかからなくてマニラでは安いのでは?と単純に考えてしまうと、まったくそんなことはないことが分かる。小売りの世界というのは本当に複雑怪奇である。
シンガポール 27,290ドル
パリ 29,508ドル
上海 29,522ドル
バンコク 30,822ドル
ロンドン 33,848ドル
ジャカルタ 39,531ドル
クアラルンプール 40,766ドル
ニューヨーク 41,544ドル
シドニー 46,326ドル
ということで、今回はいちばん高いのはオーストラリアのシドニー。マニラのゆうに倍以上だ。シンガポールとKLの間で1万ドル以上の差があるってのもマレーシア人に「シンガポールまで買いに行ったほうがいいよ」と教えてあげたくなる。
どういう流通の仕組みになっていて中間業者がどれだけ儲けてるかとか、国によって贅沢品としてすごい関税をかけてるとか(たぶんイスラム国のマレーシアとインドネシアはこれがあるのでは)、色んな条件が重なっての結果なので、単純にはわからないところが面白い。


(写真はハーゲンダッツのサイトから引用)


で、ようやく今回の本題は、ハーゲンダッツのアイスクリーム。ハーゲンダッツの直営店で、店頭で食べるコーン入りのアイス1個の値段。さっきのピアノの例とは逆転し、世界でいちばんお得なのはジャカルタだ。
ジャカルタ 3.14ドル
ニューヨーク 3.79ドル
マニラ 3.87ドル
東京 3.98ドル(340円)
クアラルンプール 4.10ドル
バンコク 4.20ドル
ロンドン 4.30ドル
シンガポール 4.95ドル
パリ 5.15ドル
上海 5.31ドル
ブリュッセル 5.55ドル
これまた、単純に分析できる結果ではないが(特にヨーロッパ諸都市の価格差の説明は難しい)、アジアの各都市については単純に物価が安い順に並んでる気はする。東京だけは例外で。いま相当円高が進んでいるのでここの位置に並んでいるが、仮に1ドル=110円だとすると、3.09ドルということでジャカルタより更に安く、東京が世界最安ということになる!全然実感がなかったが実は日本ってハーゲンダッツが安いんですね~。

このArbitrageコーナーで取り上げられるのは、世界のどこでも買えるものであり、かつ、読者がみんなその存在を知らないと面白くないので、どうしても有名ブランド品になる。そうなると、ほとんどいつも「いちばん高い」側に並んでいるのが上海だ。生活必需品はまだ東京よりも安いから、そこでなんとかバランスが取れているのかもしれないが、とにかく輸入品、贅沢品の値段の高さは圧倒的なようだ。

ただ値段を並べただけで、何の解説もないのだが、これを見て「なぜだろう」と考えるのはけっこう面白くて、毎週楽しみにしているコーナーだ。
Wall Street JournalのWeb版WSJ.comでも過去4週間分だけは見られるようになっているが、新聞版のように一覧で出てくれないので、ちょっと比較では見づらい。

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