hungry travelog
美しい海。うまいメシ。豪華なホテル。アジア方面の旅の記録。
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8月7日付 International Herald Tribune 2面より
"Wait list raises 'hajj mafia' fears"

(これは新聞記事の翻訳や要約ではなく、記事を部分的に引用しながら自分が思うことを書いたものです)

(写真は米国サウジアラビア大使館サイトから引用)

先日はマレーシアのイスラムに関する記事を書いたけど、今度はインドネシア。
ご承知の通りインドネシアというのは人口で言えば世界最大のイスラム国。
なので、実は、毎年メッカへの巡礼の旅(hajjと言う)に参加するのもインドネシア人がいちばん多く、ほぼ1割を占めるらしい。メッカへの巡礼の旅というのは、イスラム教徒なら一生に一度は果たすべきだとされるが、いつでも誰でも行けるものでは決してない。まず、イスラム教徒じゃないとダメというのは大前提。我々が観光でひょいと覗くなんてことは断じてできない。
さらに、国によって違うかもしれないが、少なくともインドネシアの場合は政府がコントロールしており、希望する者は政府に登録すると順番待ちリストに載る。1年間に訪問が許されるのは約20万人のところ、現在このリストにはなんと120万人が登録されており、むこう6年間分の予約が埋まっているそうだ。

これだけ需要が高いと、必ず悪だくみをする輩が出てくる。
政府が主催するメッカ巡礼の旅の今年の1人あたり参加費用は3342ドル。30万円越えとなると我々日本人にとっても高めのツアーという感覚であり、インドネシアにおいては相当な高額だ(民間が主催するツアーもあるが、更に何倍も高い)。まず順番待ちリストに登録する時点で2500ドルを前払いしなければならず、政府は現在24億ドルあまりの預かり金を管理しているが、このお金の「使い込み」疑惑が起きている。記事のタイトルでいうhajj mafiaというのが、その汚職の裏で暗躍すると思われる者たち(今はまだ調査段階であり、明らかにされていない)。
その使い込みのせいで、旅行費用が無駄に高く設定されているというのだ。実際のところ隣国マレーシアのほうが費用は安く、かつサービスもいいらしい。
3000ドル以上という費用はとても庶民には捻出できず、就労ビザでなんとかサウジアラビアに入国し、メッカに忍び込む「もぐり」も、実は全巡礼者の3割ぐらいは居るというのがサウジアラビア政府の見解だとか(それでも2000ドル以上はかかるとのこと)。

しかし「イスラム教徒なら一生に一度は巡礼に行くべき」とか言いつつ2億人以上の人口を抱えるインドネシアから年20万人しか巡礼に行けないとなれば、ニーズが高騰するのは当然の成り行きだ。
我々は日頃気にすることもないが、けっこう深刻な問題であり、考えようによっては、ものすごいビジネスチャンスである。

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