hungry travelog
美しい海。うまいメシ。豪華なホテル。アジア方面の旅の記録。
≪06月   2017年07月   08月≫
1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30  31  
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
市場を後にして、向かったのは王宮。
この「王」ってのが、ちょっと理解が難しい。インドネシア共和国には王様という身分の人はいない。マレーシアのように、各地方にスルタン(国王に相当)がいるかというと、いない。Wikipediaの解説を引用する:
インドネシアは建国以来共和制国家だが、特別な経緯からジョグジャカルタ特別州にのみスルターンが存在しており、スルターン領を認められている。ジョグジャカルタ特別州はかつてはスルターンが世襲で終身知事に就く制度であったが、旧体制崩壊後は選挙で知事が選ばれる制度となり、名目上は世襲知事制度は廃止されているが、現スルターン(ハメンクブウォノ10世)は選挙で知事に選ばれている。

インドネシア共和国として独立する際に、当時のジョクジャカルタのスルタンが積極的に協力したので、ジョクジャカルタは「特別州」の地位を与えられ、一時はインドネシアの首都にもなった。その「特別な経緯」により、今でも王族や王宮を維持できているらしい。もともとこの王家は、同じく古都である隣町のソロの王家の分家なので、ソロよりも「格下」なのだが、ソロの王家が独立当時あまり協力的でもなかったため今ではジョクジャのほうが街として立派に発展し、歴然たる差がついてしまった、らしい。

F_P1500133.jpg

ちなみにスルタン(王族)制度が公式に残っているのがマレーシア。各州にスルタンがおり、さらにその人たちが5年交代でマレーシア国全体の王様を務める。王とは「身分」であり、「機能」や「役割」ではないという頭が何となくあるだけに、全地方を公平に扱うこの制度は斬新だと思う。

さて、王宮。
タイの王宮みたいにキラキラの建物が見られるわけではない。実はここにも奥のほうに黄金の豪華な建物とかあるらしいのだが、一般公開はしていないのだとか。今も王族が実際に住んでいる現役の王宮なのだから、それは仕方ないところ。

F_P1500162.jpg

タイミングがいいと、ここで音楽の演奏が聴けるようだ。普段はただ楽器がずらーっと並んでいる。
さすが古都ジョクジャカルタは、ジャワ島と言われて思いつく文化的なものはみんなここがルーツだ。このガムラン音楽にしろ、水牛の皮を使った影絵人形にしろ、バティック柄の織物にしろ、みんなジョクジャのものらしい。

なお、ジョクジャカルタというのは、ヨクヤカルタ(平和に栄える、の意)というもともとの地名をオランダ人がオランダ語風に発音したことに由来する。だから今でもジョクジャカルタ(ジョクジャ)と呼ぶ方が一般的だが、ヨクヤカルタと敢えて呼ぶ動きもあるようだ。
確かに「ja」をジャと発音するのは世界でも英語とフランス語だけで、オランダ語やドイツ語、スペイン語など他はみなヤと発音するものらしい... と納得しかけたのだが、このケースは逆の気がする。もともとJogjakartaだったのをオランダ人がヨクヤカルタと読んでしまうなら理解できるのだが、Yogyakartaをジョクジャカルタと読むだろうか?

クドい奴だと思われるかもしれないがw、インターネット時代になってどんな情報でも簡単に見つけてコピペできてしまうからこそ、自分でいったん考えてみるというプロセスはとても重要だと思う。←偉そうに言っといて答えはわからないw

F_P1500129.jpg

よく、古都ジョクジャは、日本で言うと京都に相当する、という表現を見かける。なるほど、そう言われると、中学生か高校生ぐらいの集団がやけに多いのも納得。彼らは修学旅行生らしい。
ちょうど彼らの一団が近くを通りかかり、「こんにちはー」と日本語で声をかけていく。ちょっとした驚きで眺めていると、一旦通り過ぎた彼らが駆けて戻って来て、一緒に写真を撮らせてくれという。まるでタレント扱いw

F_P1500148.jpg

王宮の中は、派手な建物があるわけではなく、ちょっとした博物館を中心にした広い公園、ぐらいに考えたほうがいい。博物館にはバティックの織物とか王族が直接使ったものが色々あって、貴重な品々には違いないだろうが、地味なものが多い。
あまりいい写真がないのだが、敷地内にはこういう伝統的な衣装を着た人達があちこちに居る。王宮を護る守衛さんたちだ。それを職業としているわけではなく、あくまでも無給の「お務め」らしい。
背中には刀も差している。

F_P1500147.jpg

守衛さんと同様、ガイドさんも大勢いる。日本語ガイドさんもいて、けっこうちゃんとした日本語を話す。
一通り案内されて、また入り口に戻って来た。門の両脇に門番の像が建っているのは色んなところに共通の文化だが、ここのは「いい鬼」と「悪い鬼」なんだそうだ。なんで悪い鬼が王宮の門番をするのかよくわからんが。

F_P1500164.jpg

門の外にあるこの大きな建物は、たしか、もともとは裁判所だった、とガイドが言ってた気がする。
今ではガイドさんたちの休憩場所だ。
しかし門の中もそうだったが、このエメラルドグリーンを大胆に使うという色彩感覚は、あまり他では(東~東南アジアでは特に)見かけないものだ。

F_P1500167.jpg

王宮の敷地を出ると、その道沿いにはびっしりと土産物屋が並ぶ、まあ、これはどこの観光地でも同じ。
バティック物を主に売ってる店は、商品を並べただけで絵になる。

F_P1500170.jpg

にほんブログ村 旅行ブログ アジア旅行へ 人気ブログランキングへ  blogram投票ボタン
関連記事
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
Re: ジョクジャカルタの王宮(2010バリ旅行その14)
王宮に行かれたのですね!
chempakaです~。

行った事がないので興味深く拝見しました!
奥は一般公開していないのですね?
どのみち入場できても、撮影は禁止でしょうね~。

そう言えば僕も同じ経験が!(笑)

プランバナンに行った時に地方からの
修学旅行生とおぼしき子達から
一緒に写真を撮ろうとか(笑)
サインくれ~!とか(笑)

何?何?俺ってそんなに男前!?(笑)って
勘違いしそうになりましたけど、ただ外国人が
珍しいだけなんですよね~(笑)

僕もまんざらでないので、結構サイン書きましたが(笑)
だって、一人書くと僕も私もってやって来るので。。。
いい思い出です(笑)
2010/06/21(月) 00:40 | URL | chempaka #-[編集]
Re: ジョクジャカルタの王宮(2010バリ旅行その14)
chempakaさんこんばんは。
そうですか、日本人はみんなタレント状態なんですね。しかし写真はまだしもサインは笑えます。
何十年か前の日本人は、白人のことを同じような憧れで見ていたんですかね。
やっぱり旅先では自分は「見られている」んだなーと身が引き締まる思いです。仕事で海外に行くときはいつも、好むと好まざるとにかかわらず自分は日本代表として見られてしまうんだと、気をつけるようにしていましたが、遊びに出かけるときも日本人として責任ある行動をとらないといかんですよね。
2010/06/23(水) 00:43 | URL | hungrykaz #-[編集]
URL :
コメント :
パスワード :
管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
Template designed by アクセラと+αな生活

Powered by .
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。