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hungry travelog
美しい海。うまいメシ。豪華なホテル。アジア方面の旅の記録。
≪12月   2014年01月   02月≫
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ミャンマー、ヤンゴンから車で1時間弱のチャウタンという小さな町。
わざわざここまでやってきたのは、この水中寺院、イェレー・パヤーを訪れるためだ。
川の真ん中に建つ、船でしか行けない寺院なんて、外国人観光客でいっぱいの観光地だろうと思っていたのだが、実際に来てみたらミャンマー人ばっかり。単なる物珍しい観光地ではなく、ちゃんと信仰の対象になってる「生きた寺院」だ。

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ボート乗り場へ。ミャンマー人は屋根のないボート、外国人は屋根付きのボート、と決められている(たぶん、料金が違うので区別しやすくするため)。
ものの2〜3分で、船は寺に到着。上陸して、階段を登るとすぐに境内。狭い中に人がひしめき合う。
メインの仏塔は残念ながら修復中だが、それを差し引いても、かなり小ぢんまりした寺で、ちょっと拍子抜け。

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こちらがたぶん、ご本尊。祈りを捧げる人々で、足の踏み場もないぐらいだ。もっとも、真面目に祈る人々ばかりでもなく、写メを撮ってる人の姿もかなり目立つ。見た目では区別がつかないので分からないが、タイからの観光客が多いというので、スマホとか持ってる人はタイ人なのかも。

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このお寺の前身は、紀元前にまで遡るという。
仏歴215年というから、西洋の暦で言うと紀元前3世紀頃、時の王様がこのお寺の前身を建てた。その後、10代目の王様の時代に、スリランカの王様から仏陀の髪の毛などの贈り物を受け取った。それらはこの寺院に祀られ、この宝物が水害から護られ、この寺を維持・管理する者にはご利益があるよう、願が掛けられた。

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実際には、その王国の滅亡とともに寺も忘れ去られ、遺跡となっていた。
1909年に、このお寺の夢を見たというミャンマー人が、寺の跡を発見。それは、現在の位置、すなわち川の真ん中の中州だったという。祀られた宝物が水害から護られるように、という願掛けが効いていたかのように、このお寺の跡地だけは川底に沈まずに中州として残っていたわけだ。

1989年には、ミャンマー(当時ビルマ)で全国的な仏教遺跡修復キャンペーンが行われたそうで、それから10年がかりでこのイェレー・パヤーもコンクリートの強固な土台が造られ、建物も全面的に修復されたという。

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ヤンゴン近郊の人にとっては、ちょっとした日帰り旅行の行き先として人気があるそうで、境内では大荷物を抱えた集団が、みんなで昼飯を食っていたりする。寺の境内に弁当を持ち込んで、勝手に陣取って食い始めるというのは、なかなか日本の寺では見られない光景だが、たぶん何十年か、百年か前なら日本でもこんな感じだったのではないだろうか。

写真手前、カラフルな布を頭に巻いているのは、モン族の人たち。この寺の前身が建立された時代から、この土地に住む人々だ(中国雲南省、タイ北部、ラオスあたりのミャオ族系モン族とは名前は同じだが別民族。こっちのモン族はミャンマー中心)。

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まあさすがに川の中州なので、小さな境内は15分もあれば見終わってしまう。あんまりさっさと帰ってしまうのも勿体ないのでわざとぼんやり人の様子を見てたりするが、それでも滞在時間は30分が限界だ。
帰りはまたボートに揺られていく。乗船券は往復になっていて、往路は船の番号が決められていたようだが、復路は来た船どれに乗ってもいい。と、ガイドは言っていたのだが、ミャンマー人ガイドの彼でさえ、何人もの船頭にどの船に乗ったらいいか聞き回っていた(笑)。

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こちらがミャンマー人ガイド君。実は内勤メインで、忙しい時期だけガイドとしても登場するんだとか。でもきちんとした日本語が話せるし、彼は何よりも読み書きができる(日本語でメールのやりとりができる)のが凄い。ってこのサイトも読まれる可能性が...

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ちなみにタイのお寺も、ミャンマーのお寺も、日本で紹介されているのはほとんどがその略称で、このイェレー・パヤーも英語表記はKyaik Hmaw Ye Lai Pagodaとなっている。実は"Ya Lai"とは水中(水上)を意味するので単にイェレー・パヤーと言うと、「どの?」と返されてしまう可能性がある。
ミャンマーには6大イェレー・パヤーがあるそうで、インレー湖のやつ(ファウンドーウー・パヤー)も、もちろんその一つだそうだ。
(イェレー・パヤー関連ネタ元)


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