hungry travelog
美しい海。うまいメシ。豪華なホテル。アジア方面の旅の記録。
≪09月   2013年10月   11月≫
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世界遺産の聖都キャンディ、朝の仏歯寺へ。昨晩と同じように仏歯寺の中にもう一度入っても良かったんだけど、その向かい側に広がる、仏塔などが点在するエリアも気になっていた。
実際にはこれは仏歯寺と隣り合った敷地内にあるが、ナータ・デーワーラヤと、マハ・ヴィシュヌ・デーワーラヤという別の寺院だった。
まずはナータ・デーワーラヤ。敷地内に入ると、すっくと立ち上がったじいさんが近寄ってくる。物静かな感じながら有無を言わせぬ力強さで、勝手にガイドを始める。実際の所ここはガイドをしてもらわないと何がなにやらわからないので、まあ助かるといえば助かる。

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ひとつひとつの建物は小さいが、中身は興味深い。
極彩色に彩られた壁の前で横たわる寝釈迦に向かって手を合わせているのは、真っ青な頭のシヴァ神(たぶん)。でもこのヒンドゥの神様は、仏教の坊さんの袈裟みたいな服を着ている。仏教とヒンドゥが渾然と溶け合った、スリランカ独特の世界だ。
ガイドのじいさんは「ヒンドゥゴッド」とか、言葉少なに、渋く説明する。本職のガイドにしては渋すぎるが、今のところ正体がわからないのでこれで良しとするw

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道を一本はさんで向かい側にあるのがマハ・ヴィシュヌ・デーワーラヤだ。名前にヴィシュヌと付くぐらいなので、こちらはよりヒンドゥ色が強い。建物の外観こそ、あのヒンドゥ寺院に独特のゴテゴテした飾りではなく、仏教寺院に見えるが、入り口部分の装飾はいかにもヒンドゥだ。

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中に祀られるのは真っ青なヴィシュヌ神。ではここにお祈りに来ているのはヒンズー教徒かと言うと、そんなことはない。仏歯寺帰りの、白い衣装を着た仏教徒達が、普通に神様にお祈りしている。
前も書いたが、仏様に手をあわせ、すぐ隣の神社で手をあわせ、時にはキリストの神様にも祈ってみたりする日本人なら、このごちゃまぜぶりも理解できるだろう。

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屋根では猿たちがくつろぐ。
日本では人間の生活エリアで見かけるのはレアなことだが、スリランカでは本当によく猿を見かけた。向こうも人間慣れしていて、いちいちお互いに気にかけない。
猿を追い払うため?に誰かが爆竹を鳴らしていたようだったが、これに物静かなじいちゃんガイドが大激怒。おお、そんな声も出せるのかい、というぐらいの声で叱りつけていた。これまた渋い。

このふもとにある小屋で、お祈りをしてもらった。
ガイドのじいちゃんに名前は何だと聞かれ、僕らが答えると、すこし訛りを加えて祈禱師?に伝える。すると、一度聞いただけなのに、長いお経の中で、それを間違えずに2回織り込みながら唱えてくれた。さすがプロ。
そもそも有難いことだし、いたく感心したので500ルピー(約400円)寄進してきたら、じいちゃんガイドはいかにも感心して「ほほう、500ルピーかね、いいね」みたいにニヤリ。渋い。

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こちらは寺院の向かいにある洋風の建物で、今は何かの資料館のようだ。ヤシの木に洋館という風景は、いかにもアジアらしい。じいちゃんガイドはここでおしまい。スリランカ・ルピーの小銭がなかったのでドルでチップを払おうとしたら「じゃ3ドルくれ」と言われた。まあ安いもんだが、ルピーだったらいくらだったのか気になる。

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寺の門のところでサンダルを脱いで脇に置いといたのだが、それが無くなっている。結局は仏歯寺のスリランカ人用受付のほうに預けられていたのだが、サンダルがなくなったと声をかけた兄ちゃんに1割ぐらいしか英語が通じなくて、ちょっと焦ってしまった。
散歩を終えてクイーンズ・ホテルへ戻る。正面がホテル。脇では仏歯寺への参拝客用に花を売る屋台。朝のプージャーが終わって、今は商売も一段落してるところ。

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今日は早くもキャンディを後にして、文化三角地帯と呼ばれる歴史地区へ向かう。数十キロの範囲に散らばる古代都市の中にシーギリヤ、アヌラーダプラ、ポロンナルワ、ダンブッラと4つもの世界遺産がひしめく、アジアでは希な世界遺産集中地帯だ。


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