hungry travelog
美しい海。うまいメシ。豪華なホテル。アジア方面の旅の記録。
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ニャウンウーの町を離れ、オールドバガン、いわゆるバガンっぽいエリアへと向かう。
さていきなりで恐縮だが、3箇所目の訪問地となるこの仏塔、名前がわからない。何しろドライバーとは意思疎通不能だから、何かしら言ってはいたが、こっちは理解してないし名前を覚えてるはずもない。観光ガイドの写真と照らし合わせて見ても、ちょっと見当たらない。あまり有名なとこではなさそうだ。

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ただ、全体的に荒涼としたイメージのバガンだが、ここは花で飾られていて、ちょっと異色の華やかさがある。
物売りもおらず、他には一組しか観光客のいない、静かな空間だ。

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さあ、いよいよここからが本番。オールドバガン地区の入り口にあるティーローミンロー寺院が、バガンの4箇所目の訪問地。無数に立つ仏塔の中でもひときわ大きい、バガンを代表する寺院のひとつだ。
日本では鎌倉時代の初期にあたる1215年の建立というのは驚きだが、これでも、11~12世紀の寺院が多いバガンでは、比較的新しいものだ。

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建物自体は、800年前からそのままの姿で建っているのだろうが、こういうレリーフとか仏像は修復されていると見えて、きれいだ。この辺がミャンマーらしい。

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仏塔の中は、四面それぞれに黄金の仏像。
建物は「遺跡」と呼んでいいが、中の仏像は現役である。ミャンマー人の信者はちゃんと地面に座り、地面に頭をつけてお祈りしたり、仏像に金箔を貼りつけたりして、熱心にお祈りしている。

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ここの仏像は4体とも顔つきが違うが、どれもちょっと独特で面白い。これとか、ちょっと知人に似ている。
体の肉付きがよく、胸なんか逆三角形だ。仏像というのはもっとスラッとしてるか、あるいはポテッと丸っこいか、どちらかという印象があり、なんか筋肉質でガタイのいい仏像ってちょっとイメージと違うぞ?と思ったのだが、前日にヤンゴンでさんざん見ていた仏像は、どれもこれも服を着ていたので体付きがわからなかったことに気づいた(この仏像も裸なわけではなく服は着ているのだが)。

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ここは有名寺院なので、庭には土産物の売り子がたくさんいて、声をかけてくる。半分ぐらいの売り子は、コンニチハとか簡単な日本語ぐらいなら知っている。中には、どこでどう習ったのか、ベラベラと日本語をしゃべる奴もいる。君はもっと他に適職があるのではないか?と思うのだが。

僕がぷらぷら歩いていると、そういう売り子が歩調をあわせて一緒に歩き、勝手にガイドを始める。「上に登るでしょ?」と言われ、おお、登れるのか?と初めて知るが、あったり前じゃん、もちろん登るよという風に答える。すると、こっちだよ、と仏塔から離れる方に連れて行かれる。あれ?ひと気のないとこに連れていかれて恐喝か?誘拐か?とか思ってしまうのも、まだミャンマーに慣れていないうちは仕方ない。残念ながら、世界には、そうして警戒しなければいけない場所があるのも事実だ。

連れて行かれたのは、ティーローミンロー寺院の裏手50メートルぐらいのところにある、名もない(であろう)建物。中は薄暗く、やけに天井が低く角度が急な階段なんか、ほとんど真っ暗なのだが、これを登る。

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すると、ぱーっと視界が開ける。
この建物の屋上は、とんがった仏塔型ではなく、普通のビルのように平らだ。高さは3階建てのビルの屋上ぐらいの感じ。バガンは平地だし、仏塔以外には建物がなく、おそらく乾燥しているからだろう、高い木もないので、360度、はるかに見渡せる。
これがティーローミンロー寺院の全容。きれいな寺院だ。
こうやって見るとティーローミンロー寺院も2階建てだということがわかる。2階にも仏像が飾られているそうだが、観光客は1階にしか入ることはできない。

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他の方角に目を向ける。これが、「バガンらしい」光景。
乾燥した土地。半分は農地、半分は荒地。見渡す限り、果てしなくそんな土地が広がる。そして、無数の仏塔。
11世紀から13世紀、バガン王国の時代には何万という寺院・仏塔があったそうだ。国の情熱をあまりにも仏塔作りに傾けすぎてしまったために国力が低下し、そこをモンゴルに襲来され、国が滅びたという。
現在残る仏塔は3000余り。

ちなみにバガンはアンコールワット、ボロブドゥールと並ぶ世界三大仏教遺跡らしいが、範囲の広さや見所の多さではバガンがいちばん凄い気がする。
ところで、よく、バガンが世界遺産だと書いてるサイトがあるが、それは嘘で、ミャンマーには世界遺産は2012年2月時点でいっこもない。世界遺産として認定され、登録される前に、各国が推薦リストをユネスコに提出する。Tentative Listというが、それ自体はミャンマーは提出しているので、いわゆる「制裁」で、今まで認めてもらえていないのかもしれない。もちろんTentative Listにはバガンは載っているので、最近の情勢を考えれば、そろそろ登録されるのかもしれない。(参考)

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さて、こちらが勝手に案内してくれたお姉ちゃん。ガイド料をとるわけではなく、自分の土産物屋で何か買い物してくれ、と言う。ミャンマー各地を旅して、やはり観光客比率の高いバガンがいちばん客引きも激しかったが、それでもインドやインドネシアのように、とにかくしつこく食い下がって「安いから」とか「俺には家族がいるから」とかいう理不尽な理由で買ってくれ買ってくれという輩はいない。サービスを提供するから(或いはもう既に提供したから)、その対価として買ってくれ、という、なかなか理に叶ったことを言うのだ(笑)。欧米人なんか、こう言われたらイチコロかもしれない。

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このお姉ちゃんは日本語が上手で、かなり勉強したのは間違いないだろうし、彼女がいなければ「上に登る」ところなんか発見しようがなかったので、何点かお買い上げ。バガンではある程度割りきって、こうやって即席現地ガイドを使う観光も面白いかもしれない。
買った土産物の一つに、大東亜戦争時代、日本軍がビルマで発行した「軍票」があった。戦時中に軍が臨時で発行した「お金」だ。なんか、けっこう保存状態もいいし、どうせ偽物だろ?と思いつつ、面白半分で買っておいた。後で調べると、当時よほど乱発したのだろう、今でもあまり価値の高いものではないらしく、日本国内のコレクターズショップでも数百円で買えるようだ。まあ、そう聞けば逆にこれは本物なのかな、と安心(笑)。


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