hungry travelog
美しい海。うまいメシ。豪華なホテル。アジア方面の旅の記録。
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写真集が出版されました


タイトルはちょっと大げさですね... 僕も参加させていただいた「旅PHOTO」が出版されました。
もともと「100人100旅」という、100人の旅行者(本業のライターではない人)が集まって1冊の旅本を作るというプロジェクトで、これまでに何冊か刊行されていますが、今回は初のポストカードブックです。
僕の写真は以前このブログにも掲載したモルディブの紫の夕暮れ。表紙デザインを手がけた方(こちらはプロの写真家さん)にご評価いただき、本の表紙にも起用していただきました。
これがどんなに売れても僕のところには1円も入ってきませんで、全額ネパールの孤児院(たしか...)に寄付されます。皆さん安心して(?)ご購入下さい。



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前エントリの「タイの屋台図鑑」と僕の中で双璧を成すのが、「ベトナムめし楽食大図鑑」だ。
こちらは「屋台」に限らずベトナムの庶民的な食堂を中心に「朝ご飯」「昼ご飯」「おやつ」「晩ご飯」というカテゴリ分けでそれぞれの典型的な食事を紹介する。やはり圧倒的なメニュー量が壮観だ。





「タイの屋台図鑑」が、著者の情熱が高じて勢いで作っちゃいました!という勢いを感じさせるのに対し、こちらはプロの仕事ぶりを感じる。何しろ著者はベトナム料理研究家、写真はホーチミン在住のプロの写真家だ。若干、美味そうというよりは綺麗に見えてしまう写真が多いのも事実だが、この情報量の多さ、料理研究家としての裏付けの確かさ、「大図鑑」を名乗るのに相応しい出来映えだ。街の活気、食堂のにぎわいを伝える写真もほどよく配置され、かつ多すぎないのもいい感じ。

日本でもお馴染みのフォーは、さまざまなバラエティも含め12ページに渡って仔細に紹介されるが、実は現地ではフォーよりも存在感のある麺がブンだという説明がすぐに続き、我々が知っている以上にバラエティ豊かなベトナム料理の世界を教えてくれる。日本のベトナム料理屋では普通に夜でもフォーを出しているが、現地では朝か昼にしか食べないものだということも、その理由とともに教えてくれる。基本的にどの店も朝、生麺を仕込むので、それがなくなった時点で売り切れだし、仮に売れ残っていても、客のほうも鮮度の低いものをわざわざ頼んだりしないということらしい。

残念ながらこれも今では絶版になってしまっているようだ。運良く在庫のある本屋さんを探すか、中古でも、ぜひ手に入れていただきたい。

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タイの屋台図鑑(書籍紹介)
本当は旅行記以外のネタもたくさん書きたいことがあるんだけど、なかなか手が回らないというか、気が回らないというか。中でも、旅をするにあたって参考にさせてもらった本の紹介は、常々やりたいと思っていた。

このブログはhungry travelogと名付けだぐらいなので、僕は美味い物を食うことが、旅行の最大の楽しみのひとつ。旅グルメ本は世の中にたくさんあるが、食べ歩き風の、単に読み物として面白い、軽いものが大半。暇つぶしならいいが、参考書としては物足りない。やはり、このぐらい気合いの入ったものが欲しい。





いまamazonで見たら、「新品」の販売価格が出てこなかったので、どうやら絶版になってしまったようだ。中古なら買えるのでぜひ手に入れていただきたい。
リンク先のamazonのページに、内容のサンプルも載っているので見ていただきたいが、よくもまあこれだけ集めたものだ、というぐらいの「図鑑」なのだ。「タイ料理っておいしいよね!」と盛り上がった3人のお友達同士が、これらの写真を撮り集め、本にしてしまったというから、そのパワーにはまったく恐れ入る。

タイ料理のメニューがこれでもかこれでもかと、150ページにわたって紹介される。注文のしかたもコラムで紹介されていたりするが、実はこの本にはあまり実用性はなく、眺めて楽しむものだと思う。
この本を眺めていて「これが食いたい!」と思っても、それを提供してくれる屋台を見つけるのが大変だ。逆に、目の前にある屋台で売っている、コレは何だろう?と調べるにも、きれいに体系だった分類になっているわけでもないので、とっさには探しにくい。やっぱりこれは、旅の中級者、上級者が、後から眺めて、「あの時隣で食ってたのは、コレだったのか!」とかって楽しむものだと思う。

眺めているとタイに行きたくなる。そして筆者のタイ料理に対する愛情と、情熱が伝わってくる。
「図鑑」という形式をとっているが故に、拾い読みをしたり、何度も、長く付き合える素晴らしい本だ。
タイ好きは全員必携。

著者さんのサイト

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Ricelands




このブログを見に来てくれる人は、多くが東南アジア好きで、東南アジアのメシも好きだと思うので、この本は強くおすすめしたい。
日本にも東南アジアの食についての本はたくさんあるが、そのほとんどは食べ歩きモノで、料理の紹介や店の紹介など、もちろんそれはそれで見ていて楽しいし、実際の参考にもなる。しかし、テレビのグルメ番組と同じで「おいしい~」と言ってそれで終わり、みたいな。なんだか薄っぺらい気がしてしまうのも事実。
一方で、真面目に「食文化」を研究している本もあるのだが、やっぱりハードカバーの分厚いやつで、写真も白黒の小さいやつが載ってるだけの、なんだか味気ないものばかり。せっかくのおいしい料理の研究なのに、ちっともおいしそうに見えない。

この本は、両者のいいところを併せもつ。
何しろ、著者の本業は写真家(イギリス人)なので、とにかく多用される写真がどれもこれも美しい。
文章はかなり柔らかい感じでエッセイに近い感覚なのだが、西洋人らしく本の構成はしっかりしている。まず、この人はアジアの米(コメ)文化に興味をもった。なので、最初はコメを作るところから始まる。インドネシアやタイなどの田舎に赴き、たんぼやら農器具やらの写真を撮る。次にやっとご飯の話になる。色んな種類のコメや、コメ料理。その次に、おかずの話になる。しかも目の付け所が渋く、日本で言うところの漬け物とか佃煮の類とか、ああいう「何杯でもご飯が食えるちょっとしたおかず」の類が着目される。まずはスパイス。唐辛子を中心に考察した後、食材として魚やココナツなどに着目。
料理にどう使うかだけでなく、どうやって栽培し、採取するのかにも立ち入っていて、タイの猿を使ったココナツ採りとか、面白いネタでは遠慮なしに脱線気味になる(どうしても猿がココナツを採ってるところを「上」から採りたかったが、かなりの高さなので恐怖の撮影だったエピソードとか)。

中国で言うところの野味(東南アジアではカエルとか昆虫とか)に触れた後、中国や西洋などの歴史的・文化的影響に触れ、文化論的になるが、その中でもドリアンの話になると夢中になって何ページも費やしたり、全体的に著者の和み系の人となりがとてもよく伝わってくる。

内容自体、色々な発見もあるし、その語り口も面白いので、それだけでも読む価値はあると思うが、何しろ写真がいい。料理そのものだけではなく(むしろできあがった料理の写真はあまり多くない)、それを作ったり捕ったりする人々、それを売る人、調理する人、食べる人。料理として出てくるまでの舞台裏を全部見せてくれているようだ。その写真が、どれもいちいち美しい。自分も写真を撮る身として、やっぱりプロは凄いと思わされる。
久しぶりの、人に強くお勧めしたくなる本だ。

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Country Driving - A Chinese Road Trip


 中国の田舎町を、西洋人が独りでドライブして回る、という光景は、いくら経済開放が進んだとは言え、まだかなり珍しいだろう。
これは、著者のピーター・ヘッサー(アメリカ人)が実際にそれをやった記録。この人、けっこう堪能に中国語をしゃべれるようで、田舎をドライブしながら色んな人達とコミュニケーションする。それが面白い。
全体が大きく3部に分かれていて、まず第一部は、当時北京を本拠地にしていた著者が、万里の長城沿いにずっと奥のほうまで行ってみたいと思い立ち、レンタカーでひたすら奥地を目指すというもの。案外中国の田舎にはヒッチハイカーというものがいるようで、彼らを拾っては世間話をしたり、やっぱり田舎のほうにいけば役人に怪しまれたり。
第二部はそんな旅もいったん落ちついて、北京郊外の小さな村で暮らした記録。都市でもなく、観光地でもない土地なので、我々部外者にはまったく訪れる機会のない、未知の世界だ。そうは言っても日本の田舎暮らしとそんなに変わらないな、と思わされる部分もあるし、やっぱり中国ってのは広いな~北京まで2時間程度の距離なのに「格差」はこんなにあるのか、と思わされる部分もある。
第三部は、また違う土地で、こちらは工業地域。いまや世界の工場である中国で、その一端を担う「ブラジャーの部品工場」に密着。ここでは中国人たちの「商売感覚」がよくわかる。

ノンフィクションだが、基本的に描かれるのは人間模様。私たちから「見える」中国人というのは、日本へ買い物旅行に来るぐらい裕福な人や、ニュースメディアなどで取り上げられる現地でビジネスで成功した人などの「成功者」か、或いは日本の中華料理店やコンビニや工場で働いて中国の家族に仕送りしている「労働者」か、ほとんどどちらかのイメージしかないと思う。
この本に登場する「一般の人達」も、多くは戦略家で、野心家で、金と権力に弱い。でもやっぱり、私たちが日頃あまり見かける機会のない「弱さ」や「迷い」があったりする。人間なんだから当たり前なんだが、あーやっぱり中国人でもそうなのね、とちょっとほっとする。
読んで何かすごく勉強になるような類の本ではないが、エッセイとしてはかなり面白い。

この著者は既に中国関係本を2冊出しており、これで3作目。前2作も評判はいいみたいだが、僕はまだ未読。

 


なお僕はこれをaudible.comで、オーディオブックで購入。オーディオブックというのは本の内容を全部ナレーターが朗読してくれたもので、特に車社会のアメリカでは人気があるようだ。僕も通勤途中の新聞を読めないぐらい混んでる電車や、徒歩の間は、Podcastのニュースか、こういうオーディオブックを聴くようにしている。

オーディオブックで重要なのが、ナレーターの質。なんでこんな人が?という聞き取りにくい声質の人がもそもそしゃべってるのがたまにあるのだが、これは大当たり。声質が聞き取りやすいし、声色を変えて色んな人達の会話シーンを一人で表現するあたり、けっこうな演技派だ。この人の柔らかいナレーションのお陰で、この本の登場人物に対する印象がちょっと良くなってるのは間違いないだろう。
(ただ、audibleのカスタマーレビューを見ると、このナレーターが中国人風になまって英語で読み上げるところを激しく嫌う人達もいるようだ)

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