hungry travelog
美しい海。うまいメシ。豪華なホテル。アジア方面の旅の記録。
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2011年12月から2012年1月にかけてのミャンマー旅行記のインデックスです。

《旅立ち〜ヤンゴン》
第1話 ミャンマーへの旅。まずはKLへ
第2話 ついにミャンマー入国。幸先よい笑顔の出迎え
第3話 ヤンゴンの街を歩く
第4話 2500年前の仏塔は、今でも現役で祈りの場
第5話 ヤンゴンの市場でつきまとってきた兄ちゃんは、実はイイ奴だった
第6話 5000個のダイヤで飾られたミャンマー仏教の至宝
第7話 夕暮れのシュエダゴーン・パヤーにて 信仰を考える
第8話 闇に輝く黄金の大仏塔
第9話 色白の艶めかしい仏様
第10話 ヤンゴンのスーパーマーケットへ。そして絶品エビトマトカレー



《バガン》
第11話 朝4時起き+3時間ディレイの疲れも吹っ飛ぶバガンの青空
第12話 太陽を浴びて輝く黄金の天使
第13話 砂絵売りと、バガンの緩い空気
第14話 土産物屋の姉ちゃんがガイドする 美しきティーローミンロー寺院
第15話 元・政府の迎賓館に泊り、おかず14品のミャンマー式ランチを食う!
第16話 馬車でバガンの遺跡めぐり
第17話 仏塔の上から 世界を見渡す
第18話 バガン遺跡の夕暮れと モヒンガーで始まる朝
第19話 バガンの朝焼けの中、古都マンダレーへ



《マンダレー近郊》
第20話 穏やかな時が流れる 僧院の朝
第21話 1500人の僧が集う 僧院の朝食風景
第22話 160年前の木造の橋は今も現役
第23話 マンダレーの仏像工房 大理石の塊が「仏様」になる瞬間?
第24話 仏教の都マンダレーの最高峰のお寺は案外庶民派
第25話 初めて感動するほど美味いミャンマー料理に出会ったマンダレー
第26話 マンダレーの仏教大学と体育館のような寺院
第27話 マンダレーの木彫りの天使の美しさに心奪われる
第28話 729基の白い仏塔と、静けさと僕
第29話 マンダレーヒルの緑の鏡のお寺
第30話 ミャンマーワインと歌と踊りで ゆく年くる年
第31話 さらば古都マンダレー。高原のリゾート、インレー湖へ。

《インレー湖》
第32話 壁の小さな仏様たちと、木造僧院の少年僧
第33話 インレー湖にて まずは湖畔のリゾートホテルへ
第34話 ホテル・インレー・リゾートの湖畔のヴィラ
第35話 インレー湖の片足操舵法と 湖上の暮らし
第36話 インレー湖で育った魚とトマトを食い、世界平和を考える
第37話 僧侶にとって最高級の袈裟は、蓮の糸で織られる
第38話 青きインレー湖を行く
第39話 金箔を貼られすぎてダンゴになってしまった仏様
第40話 猫の芸が売りの色モノ寺院。実は見どころは仏像
第41話 鏡のような湖に暮らす人々
第42話 巨大レストランでモヒンガーの朝食
第43話 絵葉書にしたい景色@インレー湖
第44話 さらば鏡の湖。インレー湖からヤンゴンへ





《ヤンゴン〜帰国》
第45話 70メートルの艷やかな巨大寝釈迦@ヤンゴン
第46話 神の鳥が浮かぶカンドーヂー湖で和む
第47話 黄金の密室で坊さんから金をもらう
第48話 ヤンゴン川の風に吹かれて バナナ好きのイケメン神様
第49話 夕暮れのヤンゴン川 「名店」での晩飯
第50話 言葉を失う美しさ 夜のシュエタゴーン・パヤー
第51話 ミャンマー最後の数時間 サヴォイ・ホテルでの静かな朝食
第52話 ピカピカでガラガラのヤンゴン空港から さらばミャンマー


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ヤンゴン空港は、ぴかぴかだ。しかし最近のニュースでは、急拡大する需要にここでは堪え切れないので、新空港という話が既に出ている。確かに、真新しくピカピカだが、規模は地方の小空港並なので何とかしたほうがいいとは思うが、マンダレーのようにヤケクソになって遠いところに巨大空港を作るのはやめて欲しい。

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チェックインしたら、上のフロアが搭乗ゲート。その時通る壁の一面に描かれるのが、例の鳥の形をした船。
ミャンマービールのラベルや、カンドーヂー湖に浮かぶのを見た、あれだ。
この絵がいつか、企業広告に描き換えられてしまわないことを、願う。

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2階の売店が並び、待合客がいるべきエリア。ってわざと閑散としてる部分を写したんだけど、この時は本当に大丈夫か?と思うぐらい閑散としていた。
もうひとつ特筆すべきは、この徹底したピカピカ具合だ。このターミナル自体は2007年に建てられたばかりなので、綺麗で当たり前といえば当たり前だが、それでも、ワックスかけたてみたいなツルツルピカピカした様子は凄い。国の威信?ミャンマー人が真面目?単にヒマ? いろいろ考えられる。

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土産物屋は、店舗を構えずに、こうやってカウンターだけがずらっと並ぶ。当然ながら市中より割高で、倍ぐらいの値段がついてる感じがした。

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免税店。上の段がミャンマーワイン。白は飲まなかったけど、赤はフルーティーで、けっこう美味い。渋み・苦味よりも甘みが前に出ているのも、アジアのワインっぽくていいと思う。
その下の段は「そば焼酎」とダゴンビール。「そば焼酎」のほうが、実は奥が深い。
ミャンマー北部、タイ・ラオスと国境を接するあたりはゴールデン・トライアングルを呼ばれ、ケシを栽培する一大麻薬生産地として名を馳せた。しかしタイは特に取締を強化して麻薬ビジネスを撲滅させていった結果、その生産地はミャンマーが中心となっている。
色んな立場の人に色んな事情があるにせよ、なんで村人がケシなんか栽培するのかというと、そもそも気温が低く、痩せた土地では他に育つものがない、という事情がある。そこで登場したのが、代わりにソバを育てるというプロジェクト。昔から日本では米が作れない土地ではアワ・ヒエ・ソバを育ててきたように、ソバならこの土地でも育つ。そして、日本の焼酎の技術を活かして、そば焼酎を作っている。最初は日本のODAで、いまは複数の業者が手がけているようだ。ここでも日本のODAが「いいこと」をしていてくれて、しかも1996年に始まったというそれが今でも事業として続いていて、本当に誇らしい。
なおミャンマーのそば焼酎は、日本でも普通に買える
忘れるところだった、棚のいちばん下の段は、マンダレー名産のラム酒。

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こちらが、ミャンマー航空以外はみーんなで共用のビジネスクラスラウンジ。VISAやAMEXは今はそもそもミャンマーに進出していないので、カード会社ラウンジはない。

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中は... がら〜ん。
ずっと奥のほうに居るのは、制服を着た軍人さん。
最初このラウンジに入ったら、係さえもおらず、この軍人さんだけがいた。僕がどうしたものかと、入り口の辺に突っ立ってたら、軍人さんが近寄ってきて、僕の航空券を見て、「いいよ、入りなさい」的に誘導してくれた。

見ていたら彼は彼で単に一人の乗客としてここに居たみたいで、僕の相手をしてくれる必要なんてなかったのだが。
一方で「少数民族との戦闘に明け暮れ」、「民衆の自由を弾圧し」、「スーチーさんを長年に渡り監禁」してきたミャンマー軍。一方で、いち旅行者に、いらぬ世話を焼いてくれる軍人。組織としては国際的に非難されるべき存在かもしれないが、その一人一人までが悪人なわけじゃない。当たり前だ。
別に軍の味方をするとか、そういうことじゃなくて、改めて、外国人と接するときに相手に与えるイメージって大事なんだと痛感した。人間ってほんと単純で、もしこの時僕がこの軍人から高圧的な態度をとられてたら、「ミャンマーの民衆は心優しい被抑圧者で、軍人はそれを食い物にする悪い奴ら」というステレオタイプを強めていたことだろう。

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往路同様、マレーシア航空でKLへ。
ANAも直行便を飛ばし始めるし、これからどんどん様相は変わっていくのだろうが、今のところはヤンゴンからの飛行機の行き先はやはりバンコクが多い。シンガポールがその半分、さらにその半分がクアラルンプールという感じ。英語版Wikipediaを見てその感覚がだいたい合ってるのはわかったが、意外にも次はホーチミンやハノイではなく、昆明だった(日本からミャンマーのパッケージツアーには、けっこうベトナム経由のがある)。
短いフライトだが昼飯の時間なので、それなりのメシが出る。

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マレーシア上空。KLに近づくにつれ、規則正しく植えられたヤシ林が一面に広がる。

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KL空港到着。成田と同様、多くの便はサテライト側で離発着するので、電車に乗って移動しないといけないのだが、なぜかここのはそんなに混んでないので、あまりストレスを感じたことがない。というか、成田空港であの電車に向かうときの、みんなで争って先に辿り着こうとする空気、あれがたまらなく嫌だ。そして満員電車に乗って、着いたら着いたで入国審査場へ、またみんなで先を競う。ああ、日本に帰って来ちゃったんだな、と一気に現実に引き戻される。

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KLでの乗り換え時間がだいぶあるので、要らぬところまでぶらぶら。
ターミナルビルの中央に植物園があるのは知っていたが、今回初めて足を踏み入れてみた。...暑い。ここは建物の外だし、風が通り抜けないので、水場があったり、緑が多い、なんてのじゃカバーしきれない。とにかく暑いので2分で退散。

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で、結局やってきたマレーシア航空ラウンジ。
ここはすごい。フラッグシップ・キャリアの地元空港ラウンジというのはかくあるべし、という気合が感じられる。ただ広いだけじゃなく、席の置き方もゆったりしてる。飲み物も食い物も豊富で、安っぽいもので済ませようという手抜きが一切ない。

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コーヒーは、マシンでセルフサービス、なんてケチなことはしない。カウンターに行って注文すると、お兄ちゃんが運んできてくれる。スタバよりサービスがいい。

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サンドイッチだってぺらぺらのハムとチーズとかではなく、エビなんか挟んじゃったりする。
...が、残念ながら、旅の疲れに食当たり的なものが加わり、この時は体調がすこぶる悪く、充分に堪能できず。とくに酒をまったく飲まなかった(飲む気にならなかった)のは、惜しかった。

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長いような、あっという間だったような待ち時間が過ぎ、搭乗。
隣に座ったのは、なかなか気のいいマレーシア人のお兄ちゃんで、日本にビジネスに行くというので、色々日本人のことを聞きたがっていたのだが、僕のほうが調子が悪く、あまりちゃんと相手をしてやれなかった。すまん。
まあそうは言っても夜行便なので、もともとあんまりおしゃべりを楽しむような状況ではない。

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これでミャンマーの旅はおしまい。
なんだか幕切れはぐったりしてしまったが、初めての地を存分に堪能できた、いい旅だった。あまりにも気に入ってしまったのでっkの4ヶ月後に、立て続けにミャンマーに行ってしまったが、それはそれで楽しめた。本当に安全で、人が優しくて、素朴ないい国なので、少なくとも軍事政権うんぬんから連想して「危険な国」だという認識は、改めてもらえたらと思う。


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夜のシュエダゴーン・パヤーを堪能し、真っ暗な道をサヴォイ・ホテルへ戻る。行きよりも街の灯りが減っているので、ほんとにヤバいぐらい真っ暗で、どこが道路なのかを確かめるために、何度も立ち止まって車のヘッドライトを待った。幸いにして、へんな不良がたむろしてる的な怖い目には全く遭わず。ほんとに油断させてくれる国だ。

ホテルへ戻って、手持ち無沙汰にぱらぱらと電話帳をめくる。いくらやることがないからって何も電話帳を見なくてもいいと我ながら思うが(笑)、実は完全に無駄なことをしているわけでもなく、コラム的なページを探していた。そしたらちゃんと有益な情報が。ヤンゴンには1100軒ぐらいのレストランがあるが、そのうち圧倒的多数、787軒が中華で、104軒がミャンマー料理なんだそうだ。
たしかに、こっちでメシを食う時にガイドやドライバーは必ず「チャイニーズとミャンマーとどっちがいい?」と尋ねてきたものだ。西側のお隣、インドは16件しかなくて、日本料理の15軒とほぼ同じ程度。良きにつけ悪しきにつけ、食の世界での中国の存在感は、圧倒的だ。フレンチが2軒、イタリアンが1軒というのも素朴でいいじゃないか。元イギリス植民地だというのにイギリスがゼロってのは、いかにもイギリスらしいじゃないか(笑)。

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翌朝。
朝食は、フロントの脇の階段を上がって、狭いながらも小洒落たレストランで。
見晴らしのいい窓際の席に座ったのだが、朝日が半端じゃなく暑い。これは参った。
席に座ってしまうと見えないが、少し位置を変えて立ち上がると、ここからシュエダゴーン・パヤーの仏塔も見える。

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正直、食い物はあまり印象に残っていない。たしか、洋風のメニューが多かったので、なんだつまんないのーと思った気がする。僕の趣味とあわないというだけで、非常にマトモな食事だった気がする。が、残した写真からもあまりやる気が伝わって来ず、テーブルの小物とかばっかり写してる(笑)。

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ほどよく使い込まれた、それでいてくたびれすぎていない、年季の入った建物。心地良い。

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共用エリアのベランダに出られる。ベランダには何もないが、ホテルのほぼ全景が見られる。いわゆるコロニアル建築というほどの個性的な建物ではないが、瀟洒で上品だ。

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反対側に回ると、中庭のプールが見える。
午前中はすっかり建物の影に隠れてしまうようだ。

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ホテルの目の前の通り。数百メートル散歩してみたが、高級レストランやホテルなどが数軒あったぐらいで、あとは基本的に住宅街なのか、面白くない。片側3車線の立派な道路はひっきりなしに車が通っているが、スイスイ流れている。なんだか万事がちょっと素っ気ないというか、親しみを感じにくい界隈だ。あんまりにぎやかな繁華街とかはいやだ、という場合はいいかもしれない。

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サヴォイ・ホテルに戻って、こちらが正面玄関。小規模ながらもちゃんとドアマンが常駐する。
ホテルのロゴは、よく見ると「A」の文字が黄金の仏塔になっている。さすが。

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そして、いよいよ迎えがやってきて、ミャンマーを去る時がきた。
僕のヤンゴンのドライバー。仲良くなって、最後には兄弟ということになった。僕も彼ほどではないが頭を丸めているので、周囲の人が2人並んだ後ろ姿を見ると「おいおい兄弟かよ」と思うらしい。一度は信号待ちしていたら、隣を一旦通り過ぎたタクシーがバックしてきて、ドライバーに何やら話しかけている。笑ってるのでイチャモンつけられてるわけではなさそうだが、何?と聞いたら、「お前ら兄弟か?」と言われた、らしい(笑)。実はそんなことが、その一回だけじゃなかったということもあり、我々兄弟の絆は深まった。

さらば兄弟、さらばミャンマー。また近いうちに必ず来よう。
(結局この4ヶ月後に再訪するが、兄弟には先約が入っていたので会えず)

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ヤンゴン最後の夜。
泊まっているサヴォイ・ホテルから晩飯を食った店まで徒歩5分。そこからさらに徒歩15分で、シュエダゴーン・パヤーに着いた。幸い、山の上にある高さ100メートルの仏塔が見えるので道に迷うことはないが、しかしお寺の周囲は公園だったりして、夜は町の灯りもなく、車の通行もなく、本当に真っ暗なので、そういう意味ではちょっと怖い。本当に暗くて、どこが道路だか見えないので、車が来るまでそのまま立ち止まって待つ、なんてこともあった(笑)

そんなこんなで参道入り口に到着。本来は東西南北4方向に入り口があるので、もっと近い入口もあるはずなのだが、夜は開いてないのか、単に僕が見つけられなかっただけなのか、けっこう回り道をしてきた。

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さすがに数日前の夕方に来たときよりもだいぶ時間が遅いので、人も少ないし、参道の店もほとんど閉まっている。
が、階段を登り切ると、相変わらずのまばゆい世界が待っていた。

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ひとつひとつの仏堂がこれだけ立派で見応えがあるのに、これが境内に何十もある。やっぱりこのお寺は別格だ。

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そして中央に、闇の中に浮かび上がる黄金の仏塔。
これ、僕が今までに見た中で、いちばん神秘的な光景だったかもしれない。単にビジュアルだけじゃなく、その場の空気とかもぜんぶ含めて。

言葉を失うほどの圧倒的な迫力に、しばしたたずむ。本当はそこに座って、しばらくぼーっと仏塔を眺めてたかったんだけど、さっき雨が降ったからまだところどころ床が濡れてるんだよねえ。

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仏塔のふもとで、四方向それぞれを向いて建つ祈祷堂。ここが、ひときわ黄金の輝きが強く、参拝客も多い。
時間は夜9時頃。朝型の社会なので、僕らの感覚で言えば、11時ぐらいに相当するのかと思う。

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前にも書いたが、中心の仏塔のふもとにぴったりくっついて一周すると、430メートルあまり。そこからだいぶ離れた位置を、ふらふら寄り道しながら歩くと、やっぱり距離は1キロ近く、時間も20分か25分ぐらいかかる。
仏塔を時計回りに3周するのが正式なお参りの仕方らしいのだが、いやいや時間がかかる。
しだいに参拝客も減ってきたが、まだまだ熱心にお祈りしている人たちがいる。

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もちろんピカピカのネオンも健在。
入り口に妖しく光るネオン。建物の中で僕を待ち構えるのは、露わな白い肌。いや、別にヘンなとこじゃないですよ。

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慣れると、こうやって仏像の周りを光り物で飾るのは、それはそれで有難い感じが伝わるようになってきたが(笑)、建物の屋根の飾りは、やっぱりどうしてもクリスマスに見えてしまう。

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中心から離れていくと人はまばらになるが、端っこの方もちゃんとライトアップされている。
ロンジーを着ていない、イマドキのお姉ちゃんがスタスタっとこの仏像にまっすぐ向かってきて、さっとお祈りを済ませてまたスタスタと帰っていった。毎日こうして通っているんだろうと思わせる、テキパキした動きだった。
境内にいったい何体あるのかわからない仏像にはそれぞれに謂れがあり、御利益が違うんだろう。

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こちら、電飾で飾られていない仏様たち。実はこのお寺では、こういう方が少ない。
日本人は、やっぱり仏像ってのは渋くなきゃね、という人が多いと思うので、落ち着くだろう。
これもキンキラすぎて落ち着かないという場合は、

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このお寺で唯一?一角にある木の仏像たち。
仏堂というよりは、この仏像を置くための特別な建物みたいなところに入れられていて、ここだけ博物館か美術館みたいな雰囲気だ。

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インドでタージ・マハルに行った時、帰りに出口の門をくぐる時、振り向いてタージ・マハルを見ながら出れば、もう一度来ることができる、というジンクスがあると聞いた。なので勝手に応用編で、ここでも最後に、大仏塔を振り返っておいた。
さらばヤンゴン。素晴らしい旅だった。

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ヤンゴンの旅の終盤。ボータタウン・パヤーを出る。人通りが多く、すごく賑わってる感がある。見渡す限り、外国人は僕だけだ。

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実はこのお寺はヤンゴン川の船着場のすぐ横にあったので、人の往来が多かった、ということらしい。
ヤンゴンにはオフィススペースやビジネスマン用のホテル・住居が全然足りなくて、そこに今みたいなミャンマーブームが起きちゃってるので賃料が高騰していて、いまやオフィスビルはバンコク以上の家賃。普通のアパートを事務所にするケースも多いそうだ。そんなこともあり、一般庶民は遠くからヤンゴンへ通わざるを得ない。多くの人は、ここで船に乗って、ヤンゴン川の向こうから通ってくるそうだ。マンハッタンとニュージャージーみたいな関係だ。

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この頃にはドライバーの兄ちゃんともだいぶ仲良くなっていたので、ちょっと船着場まで行ってみる?と誘われ、ぷらぷら行ってみる。まあ、何があるわけでもないw
鉄筋のものすごい頑丈そうな骨組みなのに、床はくたびれた木製の、アンバランスな橋。でもミャンマーで数日を過ごした後なので、違和感を感じるのはむしろ鉄のほうに対してだ。

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一応、事前に旅行会社からもらっていたスケジュールではこのあと中華街を歩く、というコースになっているのだが、この後小雨が降りだしたのと、別に中華街なんて見なくてもいいやという感じだったので、車ですーっと通り抜けてもらい、スーパーマーケットに連れてってくれとリクエスト。
ミャンマーでも高所得層・中間層が少しずつ増えてきていて、店舗を拡大中の高級スーパー、シティマート。
1階にファストフード店とかが並び、2階がスーパーと、ちょっとしたショッピングモール風のつくり。

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2階に上がったらすぐにCD屋があったので、ふらふらと吸い寄せられてだいぶ時間をつぶして出てきて、スーパーのほうに行ったら、ドライバーの兄ちゃんが「なんだよーどこにも居ないから心配したよー」とか言って手に何かを持って自分も買い物してた。
ここで無事に土産物の購入も完了。明るくてきれいで、にぎわってて、何でも揃ってるけど、逆にミャンマーらしさがあまり感じられない、やや面白みに欠けるスーパーだ。箱に入ったお菓子とかは、圧倒的にタイ物が多い。高級スーパーだからか、中国製品はほとんど目にしなかった。
ちなみにスーパーの中というのは同業他社対策なのか、たいてい撮影禁止で、別に怒られるというほどではないが、見つかると注意される。ここでも途中で警備員に声をかけられ、撮影を断念。

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店を出たらすっかり暗くなってたので、ホテルへ送ってもらう。途中、ドライバーがここの店はうまいよ、と晩飯の候補を教えてくれる。スーパーで色々買い込んでたので、いったんホテルの部屋に戻って荷物を置き、メシを食いに町へ繰り出す。と言っても、このサヴォイ・ホテルの近辺はどちらかというと住宅街で、あまり店が豊富にあるわけではない。兄ちゃんが教えてくれた店にまず行ってみたら、タイ料理屋だった。まあ、タイはお隣なので当然ミャンマーにはタイ料理屋も多い。
店から覗いて、店員にミャンマー料理も食えるか?と尋ねたら、ないと言う。あっそ、じゃあいいやと出ようとしたら、その店員が一緒に店の外に出てきて、あそこの交差点を渡った右側にミャンマー料理の店があるよ、と教えてくれた。この感覚。別にチップ目当てとかいうんではなく、ごく自然な振る舞いとして、わざわざ他店を教えてくれる。これがミャンマーの心地よさだ。

行ってみると、こんな店構え、さっきのタイ料理屋がバー風の立派な店構えだったのに比べると、入るのにちょっと勇気がいる。実際、足を踏み入れると、一瞬、全員の視線を浴びる。が、よく見るとすみっこでガイジンが汗をだらだらかきながらミャンマービールを飲んでたりして、それなりに外国人慣れしてると思われる。やけに何人もいる店員のお姉ちゃんたちが「あんたが応対しなさいよ」とか譲り合って(押し付け合って)、ちょっと英語が得意っぽい子が声をかけてくる。

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まあ、英語で応対していただかなくても、こっちは料理が並んでるところを覗きにいって、指さして注文するだけ。どうもミャンマー料理の店というのはメニューがないのが普通のようだ。

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席に戻ると、こうやって自動的に定食になる。
もっともっとたくさんおかずが出てくる店もあるが、ここではメインのビーフカレー以外は、野菜と卵炒め、生野菜、スープ、ごはんだけ。まあ、充分だけど。
自分の普段の食い方で、まずはスープを飲む。それからメインに手をつける。のだが、スープの量が少なくなってくると、店員が勝手に継ぎ足してくれる。ごはんはもちろん、メインのカレーでさえ、おかわりを出してくれる。なので、どれか一品がきれいになくなるということがない。わんこそば状態で、自分で明確にストップをかけないと、いつの間にか限界まで食ってしまうことになるw この定食にミャンマービールをつけて、300円弱ぐらいだったか。ビールってのは案外国よって値段の差が少ないものなので、メシ代としては150円ぐらいかな。
ちなみに、後でわかったんだが、この店は「地球の歩き方」にも、ビルマ料理の名店として紹介されていた。まあ正直、「名店」を期待して行くほどのところではないかなーと思う。ローカル気分は味わえるし、味も悪くなかったけど。

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はじめからテーブルには置いてあるんだけど、食後に店員がフタを空けて差し出してくれるのが、このラペットゥ。前も書いたが、ナッツ類と混ぜて食べる、発酵したお茶っ葉だ。少し酸味と苦味があって、油っこいので、これだけだときついが、ぽりぽりした食感のナッツ類やゴマなんかと混ぜると、実にうまい。ほんとはご飯にかけて食いたいところだが、もう腹にそんな余裕はない。

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さあ、ミャンマーでの最後の夜。
いつもならここでホテルに帰って部屋でビールでも飲むところだが、なんたってここはシュエタゴーン・パヤーの徒歩圏内。あの荘厳な夜の寺を、最後に見にいこう。


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